2024年07月12日
仙腸関節痛について
序章
はじめに
仙腸関節痛は、腰やお尻の痛みの一因となる病気です。この痛みは日常生活に大きな影響を与えることがあり、正しい理解と管理が重要です。仙腸関節痛について詳しく解説し、その影響、原因、診断、治療法についてご紹介します。
仙腸関節とは
仙腸関節の構造と役割
仙腸関節は、骨盤の中にある関節で、仙骨(背骨の下部)と腸骨(骨盤の両側の骨)をつなぐ部分です。この関節は、体重を分散し、歩いたり走ったりする際の衝撃を吸収する重要な役割を果たします。まるで自転車のサドルが体重を支え、安定させるようなものです。
仙腸関節の重要性
仙腸関節は体のバランスを保つために非常に重要です。この関節が正常に機能しないと、腰や下肢に痛みが生じることがあります。例えば、自転車のサドルが壊れていると、乗るときに不安定になり、体に負担がかかるような状態を想像してください。
仙腸関節痛とは
仙腸関節痛の概要
仙腸関節痛とは、仙腸関節の周辺に生じる痛みです。この痛みは、腰痛やお尻の痛み、脚の痛みなどとして現れることがあります。例えば、長時間座った後に立ち上がるときに腰が痛む場合、それが仙腸関節痛の症状かもしれません。
原因とリスクファクター
仙腸関節痛の原因は多岐にわたります。例えば、妊娠や出産、重いものを持ち上げること、長時間の座位などが原因となることがあります。また、スポーツ選手や運動不足の人もリスクが高いです。イメージとしては、過剰な負担をかけ続けると壊れる機械のように、仙腸関節も過剰なストレスで痛みが生じるのです。
仙腸関節痛の診断
診断方法
仙腸関節痛の診断は、医師による問診や身体検査、そして画像診断(MRIやレントゲン)によって行われます。問診では、痛みの部位や症状の詳細を確認し、身体検査では関節の動きをチェックします。画像診断は、仙腸関節の状態を詳細に見るために使います。
診断のポイント
他の腰痛との鑑別が重要です。仙腸関節痛は、腰椎の問題や筋肉の痛みと間違えられることが多いですが、正確な診断が治療の鍵となります。
仙腸関節痛の治療
保存療法
仙腸関節痛の治療にはいくつかの方法があります。まず、保存療法として理学療法があります。これは、ストレッチや筋力トレーニングを行うことで関節の安定性を高めます。装具療法としては、骨盤ベルトを使用して関節をサポートします。
薬物療法
鎮痛薬や抗炎症薬を使用することで、痛みや炎症を抑えることができます。これは、痛みがひどい場合や急性期の症状緩和に効果的です。
介入療法
関節注射や手術が必要な場合もあります。関節注射は、関節内に薬を直接注入して炎症を抑える方法です。手術は、保存療法や薬物療法が効果がない場合に検討されます。
セルフケアと予防
日常生活での注意点やエクササイズ、ストレッチも重要です。例えば、重いものを持ち上げる際は腰を使わずに脚の力を使う、座る時間を減らすなどの工夫が必要です。
仙腸関節痛と生活
日常生活への影響
仙腸関節痛は、動作や姿勢に大きな影響を与えます。例えば、立ち上がるときや歩くときに痛みが生じることがあります。このような痛みは、生活の質を低下させることがありますが、適切な管理と治療で改善が期待できます。
患者の体験談
実際の患者さんの体験談を紹介します。ある患者さんは、長時間の座位で痛みがひどくなり、立ち上がるときに強い痛みを感じていました。しかし、理学療法と適切なエクササイズを続けることで、痛みが軽減し、日常生活が改善されました。
まとめ
総括
仙腸関節痛について理解を深めることで、適切な治療と管理が可能になります。早期の診断と治療が痛みの軽減に役立ちます。
2024年02月23日
慢性腰痛の多様性
腰痛は多くの人にとって身近な問題であり、その中でも慢性腰痛は特に深刻な課題です。
この記事では、慢性腰痛の様々な種類、原因、管理方法、そして生活スタイルの影響について詳しく探ります。
慢性腰痛の種類
腰痛には急性と慢性の2つの主要な種類があります。
急性腰痛は急激に現れ、通常は数週間以内に改善することが期待されます。
一方、慢性腰痛は長期間にわたり、数か月またはそれ以上の症状が持続します。
慢性腰痛には特定の原因がない非特異的な腰痛、神経根症状を伴う腰痛、および脊椎疾患に関連する腰痛などが含まれます。
慢性腰痛の主な原因
慢性腰痛の原因は多岐にわたり、脊椎の異常、筋肉や靭帯の損傷、神経の圧迫などが関与することがあります。
生活スタイルの影響も大きく、肥満、運動不足、不健康な食事が腰痛のリスクを増加させる可能性があります。
生活スタイルと慢性腰痛
生活スタイルが慢性腰痛に与える影響は大きいです。
特に、運動不足は腰痛のリスクを高める要因となります。
健康な食事、適度な運動、姿勢の注意、そしてストレス管理が慢性腰痛の予防や管理に役立ちます。
慢性腰痛の管理方法
慢性腰痛の管理には以下の方法が役立ちます:
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正しい姿勢の維持: 良い姿勢を保つことは腰痛の予防に役立ちます。座るときや立つときに注意しましょう。
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適切な運動: 腰部を強化する運動やストレッチを行い、筋肉をサポートしましょう。
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生活習慣の見直し: 運動不足、不健康な食事、および姿勢の問題が腰痛を悪化させることがあります。健康な生活習慣を実践しましょう。
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専門家のアドバイス: 慢性腰痛の場合、専門家の診断と治療が重要です。ひまわりの鍼灸整骨院では、個別の治療プランを提供し、患者様の症状に合わせたアプローチを行います。
まとめ
慢性腰痛は多様な要因によって引き起こされ、その管理には個別のアプローチが必要です。
生活スタイルの見直しや専門家のアドバイスを受けることで、慢性腰痛に対処し、健康な日常生活を取り戻しましょう。
2023年05月27日
腰痛は多くの人が経験する身体の不調の一つです。
しかし、適切な施術を受けないまま腰痛を放置すると、慢性的な痛みや障害を引き起こす可能性があります。
そこで、整骨院代表がおすすめする、腰痛施術についての3つのポイントをご紹介します。
1.早期の施術が大切
腰痛が出た時には、早めの施術が大切です。
腰痛は慢性化する可能性があるため、放置すると治療が難しくなってしまいます。
また、自己流での対処や、薬に頼るだけの対処方法では、根本的な解決につながらないことが多いため、早期に整骨院での施術を受けることをおすすめします。
2.個人差に合わせた施術を
腰痛には、様々な原因があります。
そのため、同じ症状でも個人によって施術方法は異なります。
整骨院での施術では、患者さんの症状や体質、生活習慣に合わせた施術を行うことが大切です。
施術方法は、マッサージや骨格矯正、運動療法などがありますが、患者さんに合った最適な施術方法を選ぶことで、より効果的な治療が可能となります。
3.日常生活の改善も重要
腰痛の改善には、日常生活の改善も欠かせません。
姿勢の改善や、適切な運動、ストレッチ、食生活の改善など、様々な面での改善が必要です。
整骨院では、治療だけでなく、日常生活におけるアドバイスや改善方法も提供しています。
自己流で対処するよりも、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な改善が期待できます。
まとめ
以上が、腰痛施術に関する代表が伝えたい3つのことです。
腰痛に悩む方は、まずは整骨院での施術を受け、日常生活での改善にも取り組むことで、腰痛を改善し健康的な生活を送ることができます。
2022年12月7日
超簡単 腰痛体操
鍼灸整骨院ひまわりでは、痛めてしまわれた腰を施術していきますが、ご自宅で過ごされる時間のが長いためセルフケアを勧めています。
ただし、痛みが強い場合や適応としない運動がある場合もございますのでスタッフまでお尋ねください。
今回紹介する腰痛体操は、とても簡単で隙間時間でできますので朝起きたときや、就寝前などに行ってもよいかもしれません。
一回覚えてしまえば、簡単にできますので是非トライしてみてください!!
2022年11月30日
腰痛とインナーマッスルの関係!
支える筋肉で姿勢を正す
インナーマッスルとは・・・・
良く耳にするワードだと思いますが、インナーマッスルとは身体の奥にある「支える筋肉」のことを指します。
体を支える筋肉繊維は、インナーマッスル
身体を動かす筋肉繊維は、アウターマッスル
とよんでいます。
腰痛が起こる原因の一つとして、インナーマッスルの減退があげられます。
腰を支える筋肉が、傷んでしまったり弱ったりすることで、アウターマッスルに負担がかかり痛めてしまったり、骨に負荷が掛かりヘルニア、腰椎分離すべり症、負担がかかり続けることで、変形性腰椎症などを発症することが考えられます。
簡単に言うと、インナーマッスルを鍛えれば良いのです。
ただ、インナーマッスルを鍛えることは難しく時間が掛かります。
ジムに行って、ウエイトトレーニングをするのはアウターマッスルを鍛えています。
インナーマッスルを鍛えるのは、ヨガや太極拳、ラジオ体操など動きながら大きく筋肉を伸ばすことで効果が出る事がわかっています。
筋肉が引っ張られることで刺激され鍛えるインナーマッスルはストレッチ的な要素の運動で効果が出ますので、股関節回りや腰回りのストレッチをすることでインナーに刺激が入り強くなり腰痛から遠ざかっていきます。
鍼灸整骨院ひまわりでは、インナーマッスルトレーニングの一つとして、楽トレを推奨しています。
複合高周波を利用し、インナーマッスルを鍛えるものなのですが、この話は別でご紹介します。
2022年11月24日
腰痛と仙腸関節について
座っているときの痛みは仙腸関節痛かも!!
仙腸関節とは、骨盤にある仙骨と腸骨を関節している部分を言います。
上半身の重さは、背骨を通じ仙骨へと下に荷重がかかります。
歩いている際に、足の裏から伝わってくる衝撃は、足関節→膝関節→股関節→仙腸関節というように伝わり上に向かっての力が働いています。
ですので、この仙腸関節は常に上下の剪断力が加わっている場所になります。
家の中を、裸足で歩いていると腰が痛くなったり、硬い靴やヒールなどを履いたときにだけ腰に痛みが出てしまう方は仙腸関節の痛みの可能性が高いです。
仙腸関節は、膝を抱え込むような動きで負担が増大します。
しゃがんでいるとだんだんと痛みが出てくるというのも仙腸関節の痛みの可能性が高いです。
仙腸関節の痛みがあることで、仙腸関節の骨盤内には神経が走っていますので、座骨神経痛になることも良くあります。
腰に痛みがあるというのは、他の腰痛と変わらないのですが、腰椎又は腰椎周囲の神経、筋肉の痛みではなく、骨盤の痛みなので施術法が変わってきます。
腰の施術を受けてもなかなか痛みが改善しない方は、仙腸関節の痛み(骨盤の痛み)を疑っても良いかもしれません。
2022年11月22日
立ち上がった時の腰痛
立ち上がる時の腰痛は腸腰筋が関係!?
座っている状態から、立ち上がったときに腰に痛みが出るというのは、腰椎から骨盤内を通って股関節に付着している腸腰筋が傷ついて縮んでいることがほとんどです。
腸腰筋とは、インナーマッスルの一つで上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉です。
腸腰筋は、腰骨から股関節(足の付け根)に付着している大腰筋と、骨盤内から足の付け根に付着している腸骨筋を合わせたものを言います。
どちらも、同じような作用をします。
背中を丸くした姿勢をとったり、座っているときに骨盤を後ろ側に倒してしまわれたり、腰を反らしすぎないということを意識しなければいけません。
人間の基本姿勢で、腰に負担のかからない状態は、膝90度、股関節90度となっています。
座っているとき、寝ているときはこの姿勢が一番安静な形となります。
椅子に座る際は、膝の高さもしくは膝より高い椅子で、座面が硬いものに、膝90度、股関節90度をキープして座ることが望ましいです。
寝る際には、仰向けは避け、横向きになりこれも膝90度、股関節90度の状態で足の間に大きなものを挟んで頂くというのが基本となります。
腸腰筋が一番楽な状態を造り出すことも大切です。
2022年10月29日
ギックリ腰と腸腰筋の関係性!!
腸腰筋は攣ってしまうもの!?
腰の一番奥にある腸腰筋という筋肉は、足を持ち上げたり股関節を屈曲させたりする筋肉です。
上半身と下半身をつないでいる唯一の筋肉で、腰痛にとても深く関わっています。
腸腰筋は弱くなってしまうと攣りやすくなってしまします。
腸腰筋が攣ってしまうとどうなるのか?
腸腰筋の起始、停止部は、腰椎と股関節となりますので、攣ってしまうと短くなるので腰椎と股関節が近づきます。
簡単に言うと、「前屈み」になってしまいます。
ギックリ腰の人って「前屈み」になっていますとね。
腸腰筋は足を持ち上げる筋肉でもあるので、足も持ち上がらなくなります。
簡単に言うと、歩くと痛いのです。
歩幅が出なくなります。
鍼灸整骨院ひまわりでは、腸腰筋への施術アプローチとしていくつかの施術法を持っています。安心してご相談下さい。