ドケルバン症(腱鞘炎)

手首の腱鞘炎の痛みに顔をしかめ、腕を押さえている女性のイラスト。手首から痛みを表す黄色いマークが出ている。

  • 親指を動かすと痛む
  • 手首に腫れと痛み
  • 親指を曲げると辛い
  • 物を握ると激痛
  • 手首の腱が炎症
鍼灸整骨院ひまわりグループ 代表施術者 堀江茂樹

この記事は以下の専門家が監修しています

堀江 茂樹

柔道整復師・鍼灸師
鍼灸整骨院ひまわりグループ 代表施術者
スポーツ&ウェルビーイング推進協会 代表理事

「産後、赤ちゃんを抱っこするたびに、手首の親指側に激痛が走る…」

「スマホを長時間使っていると、親指の付け根がズキズキと痛む…」

「瓶の蓋を開ける、タオルを絞るといった動作で、手首に力が入らない…」

横須賀市で、このような親指の付け根から手首にかけての痛みに悩まされてはいませんか?

その症状は、親指を動かす腱と、腱を包むトンネル(腱鞘)がこすれて炎症を起こす**「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」**かもしれません。

特に産後の女性や、手や指をよく使うお仕事の方に多発するのが特徴です。

ご安心ください。

その痛みは、痛む部分の炎症を抑え、腕全体の使い方を見直すことで、根本からの改善が期待できます。

このページでは、ドケルバン病のメカニズムと、当院の専門的な改善アプローチを分かりやすく解説します。

ドケルバン病とは?原因とかんたんセルフチェック

腱鞘炎のセルフチェック方法(フィンケルシュタインテスト)を示す手の画像。「腱鞘炎」という黒い文字と、「ライフプラス 鍼灸整骨院ひまわり」のロゴが記載されている。

親指を中に入れてこぶしを握り、手首を小指側に曲げた時に強い痛みが出ませんか?それは腱鞘炎(ドケルバン病)のサインかもしれません。無理に行わないでください。

私たちの親指は、2本の腱(短母指伸筋腱・長母指外転筋腱)によって、伸ばしたり広げたりする動きが可能になっています。

これらの腱は、手首の親指側にある**「腱鞘(けんしょう)」**というトンネルの中を通っています。

🤔なぜ炎症が起きるのか?(主な原因)

ドケルバン病は、親指の使いすぎによって、腱と腱鞘が何度もこすれ合い、摩擦によって炎症(腱鞘炎)が起きた状態です。

腱鞘が腫れてトンネルが狭くなることで、腱の動きがスムーズでなくなり、さらに摩擦が強まって痛みが増す、という悪循環に陥ります。

👶産後のホルモンバランスの変化と育児

産後はホルモンの影響で腱や関節が緩みやすくなります。その状態で、赤ちゃんの頭を支えるなど、慣れない手の使い方を繰り返すことで発症しやすくなります。

📱手や指を酷使する仕事・趣味

パソコンやスマホの長時間操作、美容師、料理人、楽器の演奏、スポーツ(テニスなど)が原因となることもあります。

かんたんセルフチェック(フィンケルシュタインテスト)

ご自身でドケルバン病の可能性をチェックできる、簡単なテストがあります。

  1. 痛い方の手の親指を、他の4本の指で包むように握り、こぶしを作ります。
  2. 手首を、ゆっくりと小指側に曲げます。

この時、手首の親指側に鋭い痛みが出たり、痛みが強くなったりすれば、ドケルバン病の可能性が高いです。(※痛みが強い場合は無理に行わないでください)

なぜ治りにくい?痛みの本当の原因は「手首の外」に

腱鞘炎のため手首にサポーターを装着し、パソコンのマウスを操作している手の画像。「腱鞘炎」という文字と、「ライフプラス 鍼灸整骨院ひまわり」のロゴが入っている。

パソコンのマウス操作による腱鞘炎の痛みに対し、サポーターは手首の負担を軽減し、症状を一時的に和らげる効果が期待できます。

ドケルバン病は、サポーターや湿布で安静にしていても、生活や仕事で手を使わざるを得ず、なかなか治りにくいのが特徴です。

そして、痛みの根本原因は、実は炎症を起こしている手首の外側にあることが多いのです。

💪原因は「前腕の筋肉」の硬さ

親指を動かす腱は、前腕(肘から手首までの部分)の筋肉につながっています。

手や指を使いすぎると、この前腕の筋肉が過度に緊張し、常に硬くこわばった状態になります。

筋肉が硬くなると、その先につながる腱も常に引っ張られ、腱鞘との摩擦が強くなってしまいます。

つまり、痛む手首だけでなく、この前腕の筋肉の緊張を根本から取り除かない限り、いくら手首を休ませても、またすぐに痛みはぶり返してしまうのです。

痛みの悪循環を断ち切る。ひまわり式のドケルバン病アプローチ

手首に白い湿布を貼っている画像。手首からは痛みを表現するピンクとオレンジの稲妻のようなマークが出ており、腱鞘炎などの痛みを表現している。

手首の急な痛みや腫れには、炎症を抑える湿布が有効な場合があります。しかし、それは一時的な対処法であり、痛みの根本原因を解決するものではありません。

鍼灸整骨院ひまわりでは、手首の炎症を抑えるだけでなく、その根本原因である前腕の筋肉の緊張までアプローチすることで、痛みの早期改善と再発予防を目指します。

ドケルバン病改善の3ステップ


急性期の炎症と痛みの鎮静

まずはつらい痛みを抑えるため、特殊電気施術器「ひまわり式ハイボルテージ」で、炎症を起こしている腱鞘に直接アプローチします。

高い鎮痛効果と消炎効果で、迅速に痛みを和らげます。


前腕の筋肉の緊張緩和

痛みの根本原因である、硬くなった前腕の筋肉を、専門的な「手技療法」「鍼灸施術」で丁寧に緩めていきます。

これにより、腱にかかる牽引ストレスを軽減させ、腱鞘との摩擦を減らします。


テーピングと生活指導による再発予防

症状に応じて、テーピングで親指と手首の動きを適切にサポートし、腱鞘への負担を軽減します。

また、育児や仕事での、手首に負担のかからない身体の使い方をアドバイスし、再発しないための身体づくりをサポートします。


ドケルバン病に関するよくあるご質問

Q1: 産後なのですが、赤ちゃんを連れて行っても大丈夫ですか?
A1: はい、もちろんです。当院は、お子様連れのママさんも大歓迎です。ベビーカーのまま院内にお入りいただけますし、手の空いているスタッフがお子様のお相手をさせていただくことも可能ですので、安心してご来院ください。
Q2: 注射をしましたが、また痛くなってきました…
A2: 注射は、強い炎症を抑えるのに非常に有効な場合があります。しかし、痛みの原因である「前腕の筋肉の硬さ」や「手の使い方」が改善されていないと、薬の効果が切れると痛みが再発してしまいます。当院の施術と並行することで、より根本的な改善が期待できます。
Q3: 施術に健康保険は使えますか?
A3: はい。「育児で痛めた」「仕事で使いすぎて痛くなった」など、はっきりした原因のあるケガであれば、健康保険の適用となります。ご来院の際は、保険証をお持ちください。

(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、豊富な施術経験に基づき監修しています。)

横須賀市で、つらい親指・手首の腱鞘炎にお悩みなら

「そのうち治る」と我慢せず、専門家にご相談ください。

私たちは、あなたが痛みなく、育児や仕事に集中できる毎日を取り戻すお手伝いをします。

鍼灸整骨院ひまわりへ、ぜひ一度ご相談ください。

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  • 「体が楽に」 横須賀市 40代 女性

    予約制になってから
    今まで以上に体が楽になりました。
    先生とスタッフの方々の対応も100点満点です◎(笑)
    これからもずっとずーっとお世話になります。
    よろしくお願いします。。。☆

    ※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

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