前十字靱帯損傷

  • 膝の不安定感が続く
  • スポーツ中の激しい痛み
  • 階段の昇降が辛い
  • 膝がガクッと崩れる
  • 歩行時の膝の違和感

「ジャンプの着地で、膝がガクッと崩れ落ち、中で『ブチッ』という音を感じた…」

「急な方向転換で、膝が変な方向に曲がってしまい、激痛と腫れで動けない…」

「病院で『前十字靭帯(ACL)損傷』と診断され、手術が必要と言われた。競技復帰できるか不安だ…」

横須賀市で、このような膝の大ケガに遭い、絶望的な気持ちになっているアスリートの方はいませんか?

前十字靭帯(ACL)損傷は、スポーツ選手にとって最も深刻なケガの一つです。

そして、手術の成功はもちろん、その後のリハビリテーションの質が、あなたの未来を大きく左右します。

どうか、諦めないでください。

正しい知識を持ち、計画的で専門的なリハビリテーションを最後までやり遂げることで、再び高いレベルで競技に復帰することは十分に可能です。

このページでは、ACL損傷の正しい知識と、私たちがあなたの完全復帰までをどうサポートするかを解説します。

要点(30秒でわかる)

  • 前十字靭帯損傷は、ジャンプ着地や方向転換、急停止で膝が内側に入りながらねじれることで起こり、腫れ(血腫)と不安定感が出やすい。
  • まずは腫れの管理と保護(相対的安静、圧迫、挙上、必要時の装具)、痛みゼロ〜微痛の範囲での可動・筋機能の回復を行い、日常生活→ジョグ→方向転換へ段階的に復帰する。
  • 膝崩れ(ギビングウェイ)が繰り返す、著明な腫れや可動制限、ロッキング感、歩行困難、二週間以上改善が乏しい等は医療機関で評価(必要時は当院で紹介状を作成)。半月板損傷の併存にも注意。

最終更新日:

前十字靭帯(ACL)損傷とは?膝の安定を司る「主柱」のケガ

 

前十字靭帯(ACL)は、膝関節の中心にあり、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぐ、非常に強靭な靭帯です。

主な役割は、すねの骨が、太ももの骨に対して前に飛び出さないように制御することです。

急なストップや方向転換、ジャンプの着地といった、膝に大きな負担がかかる動きの際に、関節の安定性を保つ「主柱」の役割を担っています。

💥なぜ損傷するのか?(受傷メカニズム)

ACL損傷の約70%は、相手との接触がない「非接触型」で発生します。

ジャンプの着地や、急な方向転換の際に、膝が内側に入り、つま先が外側を向く「ニーイン・トゥーアウト」という肢位で、靭帯が許容量を超えるストレスに耐えきれず断裂します。

バスケットボール、サッカー、バレーボール、スキーなどのスポーツで特に多く見られます。

特徴的な症状
  • 断裂した瞬間の「ブチッ」「ゴリッ」という断裂音(ポップ音)。
  • 受傷直後から、関節内に出血がたまり、膝が大きく腫れ上がる。
  • 膝がガクガクと不安定になる「膝崩れ」現象。
  • 激しい痛みで、歩行が困難になる。

なぜ手術が必要?そして、なぜリハビリが最も重要なのか?

前十字靭帯(ACL)損傷は、他の靭帯損傷とは異なる、非常に厄介な特性を持っています。

⚠️ACLは、一度切れると自然には治らない

膝の内側側副靭帯(MCL)などは血流が豊富なため、自然治癒が期待できます。

しかし、ACLは関節の中にあり、血流が乏しいため、一度完全に断裂してしまうと、自然につながることはありません。

そのため、スポーツへの完全復帰を目指す多くのアスリートにとって、自分の腱などを移植して靭帯を再建する「再建手術」が第一選択となります。

💡手術の成功=競技復帰、ではない

最高の執刀医による手術が成功したとしても、それは競技復帰へのスタートラインに立ったに過ぎません。

手術で再建した靭帯は、あくまで「新しい材料」であり、それを「自分のもの」として機能させるための、長く地道なリハビリテーションが、その後の選手生命を決定づけます。

筋力、可動域、そして何より、脳からの指令通りに膝をコントロールする「神経機能」を回復させること。

これこそが、リハビリの本当の目的なのです。

当院では、提携する医療機関と密に連携を取りながら、手術前から手術後まで、あなたのリハビリを全面的にサポートします。

競技復帰までを支える、ひまわり式のACLリハビリテーション

水色のスクラブを着用した男性施術者が、親指を立てて笑顔で立っている。左側には「ライフプラス 鍼灸整骨院 ひまわり」のロゴ。

前十字靱帯損傷の施術も、ライフプラス 鍼灸整骨院ひまわりにお任せください。確かな知識と技術で、患者様の回復を力強くサポートします。

ACLの再建手術後、競技復帰までには一般的に8ヶ月〜1年を要します。

当院では、医師のプロトコルに基づき、各時期に応じた最適なリハビリプログラムを提供します。

ACLリハビリテーションの4フェーズ

術前・術後急性期:炎症の管理

手術前は、腫れを抑え、関節の可動域を確保することで、術後の回復をスムーズにします。

術後は、アイシングやひまわり式ハイボルテージで痛みと腫れをコントロールします。

回復期:可動域と筋力の回復

手技療法で硬くなった関節や筋肉の動きを改善し、完全な可動域を取り戻します。

同時に、弱ってしまった太ももやお尻の筋力を、段階的に強化していきます。

競技復帰準備期:神経筋機能の再教育

リハビリで最も重要な時期です。バランストレーニングなどを通じて、脳からの指令通りに膝を正確にコントロールする能力(固有受容覚)を再教育します。

トムソンテーブルによる骨格矯正で、膝に負担のかからない身体全体のバランスも整えます。

完全競技復帰

ランニング、ジャンプ、カッティングなど、各競技に特有の動作を繰り返し行い、パフォーマンスを向上させ、再受傷への不安を払拭した上で、完全な競技復帰を目指します。


前十字靭帯(ACL)損傷に関するよくあるご質問

Q1: 手術をしないと、スポーツはもうできませんか?
A1: サッカーやバスケなど、急な方向転換やジャンプを伴う競技への完全復帰は、手術をしないと難しいのが現実です。しかし、ランニングや水泳など、直線的な動きが中心のスポーツであれば、リハビリで筋力を強化することで、手術をせずに楽しめる場合もあります。あなたの目標に合わせて、最適なプランをご提案します。
Q2: リハビリは、いつから始めれば良いですか?
A2: 手術が決まったら、手術前から始める「術前リハビリ」が非常に重要です。術前の膝の状態が良いほど、術後の回復がスムーズになります。術後は、執刀医の許可が出次第、できるだけ早い段階(通常は術後1〜2週)から開始します。
Q3: 施術に健康保険は使えますか?
A3: はい、ACL損傷は明確な「ケガ」ですので、術前・術後のリハビリテーションには健康保険が適用されます。ご来院の際は、保険証をお持ちください。

(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、豊富な施術経験に基づき監修しています。)

横須賀市で、前十字靭帯損傷後のリハビリにお悩みなら

その不安を、希望に変えましょう。

私たちは、あなたが再び最高の笑顔でフィールドに立つ日まで、理学療法士とも連携し、全力でサポートします。

鍼灸整骨院ひまわりへ、ぜひ一度ご相談ください。

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根岸院: 046-854-7352

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参考情報(一次情報)

  1. 日本整形外科学会:膝の靭帯損傷(一般向け情報)
  2. AAOS OrthoInfo:ACL Injuries(患者向け)
  3. NHS:ACL injury(症状・治療・復帰の目安)
  4. British Journal of Sports Medicine:ACL再建と保存療法に関するレビュー(学術)
  5. NHS(リハガイドPDF):ACL rehabilitation guide

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療は症状と検査所見に基づき、担当者や医療機関の判断を優先してください。危険サインがある場合は速やかに医療機関をご受診ください。

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執筆者のご紹介

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

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横須賀で20年近く、医師・弁護士も推薦する「ひまわり」代表の想い

痛みの先に、人生そのものを見つめる。それが、私たちの原点です。
私がこの道を志した原点には、若い頃に起こした大きな交通事故の経験があります。自らの未熟さで相手の方に大怪我を負わせてしまった自責の念、そしてリハビリに付き添わせていただく中で目の当たりにした、心と身体の回復を支える医療の尊さ。この経験こそが、「痛みだけでなく、患者様の人生そのものに寄り添う」という、現在の鍼灸整骨院ひまわりの理念の礎です。

その想いが実を結び、今では交通事故案件に詳しい弁護士の先生からも「交通事故による怪我、特にむち打ち等への専門性が高く、被害者の心に寄り添った丁寧なカウンセリングを実践されている」とのお言葉を頂戴するまでになりました。

科学的根拠に基づくアプローチで、つらい症状の根本改善を目指します。
柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得後、整形外科や接骨院にて10年以上にわたる臨床経験を積み、平成20年にここ北久里浜の地で「鍼灸整骨院ひまわり」を開業いたしました。

当院では、その場しのぎのマッサージではなく、痛みの根本原因の改善を目指します。そのために、医師からも「エビデンス(科学的根拠)に基づいており、安心して推薦できる」と評価をいただいている独自の「ひまわり式ハイボルテージ施術」や、身体に負担をかけない「トムソンテーブル」による安全な骨格矯正など、科学的根拠に基づいたアプローチを重視しています。
お一人おひとりの症状に合わせた最適な施術で、皆様を長年の苦しみから解放するお手伝いをいたします。

地域のウェルビーイング(心身の健康)を支える存在として。
施術者として皆様の不調に向き合うだけでなく、現在は一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会の代表理事として、スポーツを通じて地域の皆様が心身ともに豊かな生活を送れる社会づくりにも尽力しています。

この活動は、単に怪我を治すだけでなく、怪我をしない身体づくり、そして生涯にわたる健康(ウェルビーイング)をサポートするという、当院の目指す姿そのものです。スポーツを愛好する学生さんから、健康寿命を延ばしたいと願うご高齢の方まで、すべての世代の皆様の「なりたい姿」を応援します。

  • 株式会社ライフプラス代表取締役
  • 一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整復師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
jsbm会員 柔道整復師免許 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師修了証書 柔道整復師証書 はり師免許証 きゅう師免許証 柔道整復師免許証

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  • 「スポーツ後スッキリ」前十字靱帯|横須賀市・鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院

    横須賀市の鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院で前十字靱帯損傷に対する評価と保存療法。膝の腫れや可動域を確認し、関節調整と電気施術、筋力・安定性トレで復帰を支援する院内写真。

    ご来院と心強いお声をありがとうございます。“スポーツ後に来ると身体スッキリ!”との実感、嬉しく拝見しました。前十字靱帯損傷では、膝の腫れや可動域低下に加え、太ももの筋力低下や体幹の不安定さが残りやすく、動作時のねじれが痛みを誘発しやすいと考えられます。鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院では、膝周りの炎症ケアと関節の動きの調整に加え、四頭筋とハムストリングの再教育、股関節と体幹の安定化トレ、必要に応じたテーピングまで一人ひとりに合わせてご案内しています。経過に応じてメニューを更新しますので、練習量や痛みの変化は遠慮なくお知らせください。継続フォローは鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院で承ります。ご予約・ご相談はお電話またはLINEからどうぞ。

    ※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。

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