鵞足炎


- 階段を降りると膝が痛む
- 膝の内側に違和感を感じる
- 走ると膝に鋭い痛みが走る
- 立ち上がるときに膝が痛む
- 膝の内側が腫れている感じがする
「ランニングやスポーツをすると、膝の内側、お皿の下あたりが痛む…」
「階段の上り下りや、椅子から立ち上がる時に、膝の内側に鋭い痛みが走る…」
「安静にしていれば治るかと思ったけど、なかなか痛みが引かない…」
横須賀市で、このような膝の内側の痛みに悩まされてはいませんか?
もし痛む場所が「膝のお皿の少し下、内側のスネの上あたり」であれば、それは「鵞足炎(がそくえん)」の可能性が非常に高いです。
鵞足炎は、単に膝を使いすぎただけでなく、身体の歪みや使い方に根本的な原因が隠れていることが多く、放置すると痛みが長引き、スポーツ活動に大きな支障をきたします。
ご安心ください。
その痛みは、痛む場所だけでなく、身体全体のバランスを整えることで、根本からの改善が期待できます。
このページでは、鵞足炎のメカニズムと、再発させないための専門的なアプローチを分かりやすく解説します。
鵞足炎(膝内側の痛み・階段・スポーツでの違和感)
- 鵞足炎は膝のお皿の少し下、脛骨内側にある縫工筋・薄筋・半腱様筋の腱と滑液包の過剰な摩擦で炎症を起こす状態です。動作時の使い過ぎや身体のバランスの乱れが引き金になります。
- 当院では炎症の早期鎮静 → 筋肉の柔軟性改善(ハムストリングス・内側筋群など) → 骨盤や膝・足のアライメント調整 → 正しいフォームや歩行・ランニング指導によって再発予防を重視します。
- 危険サイン:膝を伸ばせない・痛みが激しく歩行できない・膝内側に強い腫れ・熱感・夜間痛が続く・しびれ・脱力を伴う場合は医療機関で検査が必要です。
- 評価で靱帯損傷や軟骨障害・関節変形が疑われる場合は、当院から連携医療機関への紹介状を準備いたします。
- セルフケアとしてはアイシング・圧迫・休息・適切なシューズやインソールの使用・柔軟ストレッチ・荷重調整が有効です。痛みの段階に応じて無理をしないように行いましょう。
最終更新日:2025-09-19
鵞足炎とは?その原因と症状
膝の内側には、太ももから伸びてくる3つの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)の腱が、スネの骨(脛骨)に付着している部分があります。
この3本の腱が集まった形が、ガチョウの足(Goose’s foot)のように見えることから、「鵞足(がそく)」と呼ばれています。
鵞足炎とは、この鵞足と骨との間で、クッションの役割を果たす「滑液包」や、腱そのものが炎症を起こし、痛みを生じている状態です。
なぜ炎症が起きるのか?(主な原因)
鵞足部には、膝の曲げ伸ばしや、膝から下を内側にひねる動作のたびに、摩擦によるストレスがかかります。
以下のような要因が重なると、このストレスが過剰になり、炎症を引き起こします。
- オーバーユース(使いすぎ):ランニングやサッカー、水泳の平泳ぎなど、膝の曲げ伸ばしを繰り返すスポーツ。
- 柔軟性の低下:特に太ももの裏(ハムストリングス)や内側の筋肉が硬い。
- 不適切なフォーム:膝が内側に入るようなランニングフォーム(ニーイン)。
- 骨格の問題:X脚や、骨盤の歪み、扁平足など。
- 急な運動強度の増加や、合わないシューズの着用。
特徴的な症状
主な症状は、膝のお皿から5cmほど下、スネの内側に生じる痛みです。
初期は運動後に痛む程度ですが、悪化すると安静時にも痛んだり、夜間に痛んだりすることもあります。
熱感や腫れを伴うこともあります。
痛むのは膝でも、本当の原因は「膝の外」にあり

膝の内側の痛み、「鵞足炎」でお悩みではありませんか?鍼灸整骨院ひまわりで、専門的な施術を受けて、痛みを改善しましょう。
鵞足炎の施術で、痛む膝の内側だけをマッサージしたり、湿布を貼ったりしても、なかなか改善しないケースが多くあります。
なぜなら、それは対症療法に過ぎず、根本的な原因にアプローチできていないからです。
膝の痛みを引き起こす「骨盤の歪み」
鵞足炎になる方の多くに、骨盤の歪みや、股関節の動きの悪さが見られます。
例えば、骨盤が前に倒れる「反り腰」の状態だと、太ももの前の筋肉が過剰に働き、後ろ側の筋肉(ハムストリングス)が硬くなります。
このハムストリングスの硬さが、鵞足部へのストレスを増大させ、炎症を引き起こすのです。
また、骨盤の左右の歪みは、股関節や膝関節のねじれを生み、これもまた鵞足部に負担をかける大きな原因となります。
つまり、あなたの膝の痛みは、身体の土台である骨盤の歪みが引き起こしている可能性が非常に高いのです。
【注意】自己判断のストレッチは危険な場合も
インターネットで調べたストレッチを自己流で行うと、かえって炎症を悪化させてしまうことがあります。
特に痛みが強い時期は、まず炎症を抑えることが最優先です。
専門家による正確な評価のもと、あなたの身体の状態に合った適切なケアを受けることが、早期回復への一番の近道です。
痛みの除去から根本原因の改善まで。ひまわり式 鵞足炎アプローチ

格闘技やサッカーなどで膝の内側に痛みを感じる場合、それは「鵞足炎」かもしれません。「スポーツ傷害」は早期のケアが大切です。横須賀市の鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。
鍼灸整骨院ひまわりでは、膝の痛みの緩和はもちろん、その根本原因である身体の歪みまで整えることで、痛みの再発を防ぎ、安心してスポーツを楽しめる身体づくりを目指します。
鵞足炎改善の3ステップ
鵞足炎に関するよくあるご質問
- Q1: ランニングを休まないと治りませんか?
- A1: 痛みが強い急性期には、運動を休んで炎症を抑えることが最優先です。しかし、ただ休むだけでは根本解決にはなりません。痛みが落ち着いたら、原因となっているフォームや身体の歪みを改善しながら、段階的に運動を再開していくことが重要です。
- Q2: サポーターはした方が良いですか?
- A2: 痛みの補助や、保温による血行促進には有効な場合があります。しかし、サポーターに頼りすぎると、膝を支える筋肉が弱ってしまう可能性もあります。当院では、必要に応じて効果的なテーピングなども行いますので、ご相談ください。
- Q3: 施術に健康保険は使えますか?
- A3: はい。「練習中に痛めた」など、はっきりした原因のある急性のケガであれば、健康保険の適用となります。慢性的な痛みの場合は自費施術となりますが、最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、豊富な施術経験に基づき監修しています。)
横須賀市で、治らない膝の内側の痛みにお悩みなら
その痛み、諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、あなたが再び全力でスポーツや趣味を楽しめるよう、全力でサポートします。
鍼灸整骨院ひまわりへ、ぜひ一度ご相談ください。
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根岸院: 046-854-7352
衣笠院: 0120-207-577
似た症状
外反ストレスで膝内側が痛む。不安定感や腫れを伴い鵞足炎と混同しやすい。
お皿の下がズキッ。伸ばし切りや膝立ちで増悪し、走跳動作で悪化しやすい。
跳躍やダッシュで前膝部痛。大腿四頭筋の硬さやフォーム不良が背景に。
成長期の脛骨粗面が隆起し痛む。太もも前の硬さや過負荷が共通要因。
参考情報(一次情報)
※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療は症状と検査所見に基づき、担当者や医療機関の判断を優先してください。危険サインがある場合は速やかに医療機関をご受診ください。
- American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS). Pes Anserine Bursitis and Tendinopathy — causes and treatment. OrthoInfo. https://orthoinfo.aaos.org/en/diseases–conditions/pes-anserine-bursitis-and-tendinopathy/
- NHS. Pes anserinus bursitis — symptoms, causes and treatment. https://www.nhs.uk/conditions/pes-anserinus-bursitis/
- StatPearls. Pes Anserine Bursitis. NCBI Bookshelf. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK557526/






















