上腕二頭筋腱損傷
- 腕を上げると痛みが出る
- 腕を後ろに回したときに痛みが出る
- 肘を曲げると痛みが出る
- 反対側の肩に触れようとすると痛みが出る
- 肩の前面に痛みがある
- 腕を上げる際での痛みを軽減したい、無くしたい。
- 毎朝の髪をセットする際に、棚から物をとる際などでの動作痛をとりたい。
- 重量物を持ったりするお仕事で、なるべく早く腕が上がられる、肘が曲げられるようにしたい。
このような悩みをお持ちのかたは、是非一度ご相談ください。
上腕二頭筋腱損傷の病態・症状
上腕二頭筋は、橈骨粗面(前腕の肘に近いところ)から始まって、途中で2つに分かれる筋肉です。
上腕二頭筋腱損傷は2つに分かれた筋肉のうちの長頭腱が損傷することが多いです。
長頭腱は橈骨粗面から始まり、結節間溝というくぼみを通り、関節上結節に付着しています。
くぼみの結節間溝と上腕二頭筋長頭腱が摩擦を起こし痛みを出現させます。腕を上げたり、肘を曲げたり、上腕二頭筋を使う動作によって痛みが出現します。
上腕二頭筋腱損傷の原因
上腕二頭筋長頭腱が走行する結節間溝部に繰り返しの外力が加わることで炎症が発生します。
原因としては、猫背姿勢があげられます。
猫背姿勢のままで腕の上げ下げをすることで、上腕二頭筋腱が基本姿勢時よりも引き延ばされ炎症します。
通常、二頭筋腱を走行する結節間溝は上腕の横の位置にありますが、猫背の場合前に位置してストレスが掛かることも痛みの原因になります。
当院では、患者様の症状に合わせての施術や、猫背矯正プログラムなどの施術を提案させていただいています。
上腕二頭筋腱損傷の予防法
猫背を改善しましょう。
猫背姿勢とは、肩甲骨が外に開き、上腕が内側にまるまる状態のことです。
猫背でいることで、上腕二頭筋腱が基本は腕の横側を走行しているのに対して、前側に位置が移動してしまいます。
前側の位置のままでいると、腕の上げ下げにより結節間溝部で引き延ばされ負荷が掛かり炎症が起きます。
猫背姿勢は二頭筋腱損傷だけで無く肩こり、腰痛などさまざまな部位で炎症が出る可能性が高くなるため、正す必要、予防が大事です。