グロインペイン症候群
- 股関節の痛みが続く
- 走ると鼠径部が痛む
- 股関節の動きが悪い
- 長時間座ると痛みが出る
- 太ももの付け根が痛む

キックやダッシュ時に股関節の痛みが続く場合、「グロインペイン症候群」の可能性があります。サッカー選手に多く見られます。
グロインペイン症候群はサッカー選手に多くみられ「キック動作時に下腹部に力を入れると痛む」「ピッチで走っていると股関節に痛みを感じる」などの症状が出て、運動時股関節周囲に過度な負荷が掛かることで痛みが生じます。
グロインペイン症候群の概要と原因
🟡1. グロインペイン症候群とは
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)は、鼠径部(股関節の前側あたり)や太ももの内側に痛みが現れる状態です。特にスポーツ選手に多く見られ、症状が進行すると運動パフォーマンスの低下や日常生活への支障をきたすこともあります。
主な症状は以下の通りです。

長距離ランナーに多い「グロインペイン症候群」。股関節や内ももの痛みは、早めのケアが重要です。
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鼠径部や内ももの痛み
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股関節の動きの制限
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違和感や重だるさ(特に運動中)
これらの症状は、運動の最中や運動後に強く現れる傾向があります。
🟡2. 原因とよくある発症スポーツ
グロインペイン症候群の原因はさまざまですが、以下が代表的です。
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過度な運動負荷
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フォームの乱れ
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筋肉のアンバランス
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急激な運動量の増加
特に注意が必要なのが、サッカーや陸上競技の選手です。これらの競技では、以下のような動きが多く、股関節周辺に大きな負担がかかります。
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サッカー:キックや方向転換、急停止動作
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陸上競技:ランニング時の股関節の振り出しや着地衝撃
たとえば、サッカー選手が何度もキックするうちに股関節の可動域が制限され、痛みが慢性化するケースも珍しくありません。結果として、プレーの質が落ちるだけでなく、普段の生活にも支障をきたすようになります。
🟡3. 鍼灸整骨院ひまわりの対応と治療法
鍼灸整骨院ひまわりでは、患者様一人ひとりの症状に応じたオーダーメイドの施術プランをご提案しています。
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初期段階の痛みには、ハイボルテージ療法やストレッチを用いた緩和治療
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サッカーでの繰り返しのキックやターンは、鼠径部の痛みを引き起こす原因になります。
慢性化している症状には、鍼治療や筋力トレーニング、股関節の可動域改善プログラムを組み合わせた施術
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必要に応じて、提携の整形外科で精密検査を行い、正確な診断をサポート
原因を見極めたうえで、「動けるカラダ」への回復を全力でサポートいたします。痛みの再発を防ぐために、セルフケア指導や姿勢改善のアドバイスも行っておりますので、安心してご相談ください。
グロインペイン症候群の治療法とリハビリ

グロインペイン症候群では、股関節や骨盤の動きに左右差や制限があることが多く、専門的な評価が重要です。
🔶痛みが強いときはまず安静を
グロインペイン症候群の治療では、まず安静にすることが最優先です。
痛みが強い時期に無理に動かすと、炎症が悪化し回復が遅れる恐れがあります。
患部をしっかり休ませることで、自然治癒を促すことが重要です。
🔶症状が落ち着いたら段階的なアプローチを
痛みが軽減してきたら、鍼灸治療、物理療法、ストレッチ、筋力トレーニングを組み合わせたアプローチに移行します。
鍼灸整骨院ひまわりでは、患者様の症状や身体の状態に合わせて個別の治療プランを立て、痛みの根本原因にアプローチします。
🔶鍼灸治療で血流と炎症に対応
治療法の中でも特に効果的なのが鍼灸治療です。
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鍼を用いて、鼠径部の筋肉や腱に直接刺激を与えることで、血流を促進し、炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。
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さらに、灸による温熱療法を併用することで、筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果も高めることができます。
🔶物理療法で治癒をサポート
当院では、物理療法も症状改善の一環として取り入れています。
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電気療法:患部に微弱な電流を流し、神経の興奮を鎮めて痛みを軽減します。
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超音波療法:深部の筋肉や腱に超音波を照射することで、細胞の修復や血流改善をサポートします。
🔶ストレッチと筋力トレーニングで再発予防
再発防止の観点からも、運動療法は欠かせません。
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ストレッチでは柔軟性を高めて股関節の可動域を広げます。
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筋力トレーニングでは、股関節を支える筋肉のバランスを整えることで、再発のリスクを軽減します。
当院では、経験豊富なスタッフが、患者様の状態に合わせた無理のない運動指導を行い、リハビリテーションを安全かつ効果的に進めます。
🔶必要に応じて整形外科と連携
症状が長引いたり重症化している場合には、提携の整形外科で精密検査を実施します。
MRIやレントゲンによる正確な診断をもとに、必要であれば手術を含む医療機関での治療への橋渡しも行います。
🔶再発しにくい体づくりをサポート
鍼灸整骨院ひまわりでは、痛みの緩和だけでなく、再発しにくい身体づくりを目指した総合的な治療を行っています。
症状の改善と再発予防の両面から、患者様の生活の質向上を全力でサポートいたします。
セルフケアと予防法
🔶日常生活でのセルフケアが予防の鍵
グロインペイン症候群の予防には、日常生活の中での適切なセルフケアが非常に重要です。
痛みを感じたときは、無理をせず、しっかりと休息をとることが大切です。
また、適度な運動と休息のバランスを意識することで、再発を防ぐことにもつながります。
特に過度な運動は股関節に負担をかけるため、運動量を調整し、運動後には筋肉や関節の疲労を回復させることが必要です。
🔶正しい姿勢と動作を心がける
日常生活では、正しい姿勢を保つことも重要な予防法のひとつです。
猫背や反り腰などの姿勢の乱れは、股関節に不必要な負担をかけ、痛みを悪化させる原因となります。
特に、長時間同じ姿勢を続けることは避け、こまめに体を動かす習慣を取り入れることが効果的です。
🔶ストレッチとエクササイズで柔軟性と筋力を高める
筋肉の柔軟性と筋力のバランスを整えることも、グロインペイン症候群の予防には欠かせません。
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ストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、股関節周辺の筋肉や腱への負担を軽減できます。
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**エクササイズ(筋力トレーニング)**では、股関節を安定させるための筋力をつけることができ、再発防止につながります。
▼ 具体的なストレッチ例
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仰向けに寝て片膝を胸に引き寄せるストレッチ
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座って足を広げて前屈するストレッチ
これらは股関節周辺の筋肉をやさしく伸ばし、可動域を広げるのに効果的です。
▼ 具体的な筋力トレーニング例
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スクワット
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ランジ
これらのトレーニングは、股関節や骨盤周囲の筋肉を強化し、動作時の安定性を高めます。
🔶鍼灸整骨院ひまわりによるセルフケア指導
鍼灸整骨院ひまわりでは、患者様一人ひとりの生活習慣・体の状態・運動レベルに応じたセル フケアプランをご提案しています。

グロインペイン症候群の炎症や筋緊張に対して、即効性の高い電気施術を使用しています。
専門スタッフが、ストレッチ・トレーニング方法を丁寧に指導し、自宅でも実践できる内容をお伝えしています。
また、必要に応じて提携の整形外科での精密検査を行い、症状の進行度に応じた最適な治療体制を整えています。
私たちは、再発を防ぐための正しい知識と日常的な工夫こそが、痛みのない生活への第一歩であると考えています。