ストレートネック
- 常に肩こり首こりがある
- 頭痛がある
- 背中が丸まっている
- 眼精疲労がある
- 手のしびれが出ている
ストレートネックとは、本来後弯していなければならない首の骨がまっすぐになってしまっている状態のことを言います。
肩こりや頭痛、眼精疲労、姿勢不良などにつながってきます。
ストレートネックになってしまう原因
長時間同じ姿勢をしていたり、インナーマッスル低下による姿勢不良などにより、腰椎前弯、胸椎後弯、頚椎前弯の自然なS字カーブができなくなり、胸椎の一番上(胸椎1番)が前に倒れこむことで起きます。
頭部は、ボーリングの玉くらいの重さがあり、その重さを常に首の後ろから筋肉が引っ張ることで筋緊張が起き、血流が悪くなって筋肉が凝り固まってしまいます。
習慣的に悪い姿勢をしてしまっている、枕の高さが高い、気づかないうちにスマホを長時間姿勢不良のまま使用しているなどといった、普段からの生活習慣的に悪化させていることが考えられます。
ストレートネックによって起こる症状
頚椎症
首の筋肉が過緊張を続けることで頚椎に負担をかけ続け、骨を変形させてしまうことで炎症や痛み、腕や手のしびれなどを引き起こしてしまいます。
首自体の痛みとともに肩こりも一緒に出てきてしまいます。
頚肩腕症候群
名前の通り首、肩、腕にかけて痛みやしびれが出てきてしまう疾患です。首の周りには、たくさんの神経や血管が走っているため、頚椎の変形による圧迫や、筋緊張などによって筋圧迫などで起こります。
胸郭出口症候群
ストレートネックになるということは姿勢不良が根本的にあるため、胸郭出口(腕の付け根)部分の神経や血管が圧迫されることによる腕や手の痛みやしびれが出てきます。
頭痛
首の後ろの筋肉に負担がかかり続けるために、緊張型頭痛を伴う方が多くいらっしゃいます。
また、混合型頭痛になっている方も多く見受けられます。
詳しくは頭痛ページにて説明があります。
運動能力の低下
ストレートネックになり、筋緊張が強く起こると首の可動域が狭くなってきます(首が動かしずらい)。
人間は、体を動かす際には、首から動くことがほとんどです。
例えば、寝返りをするときに、寝返る方向を向いてから体が寝返ります。
高齢者の方でもともと首が動かしづらいひとは、寝返る際に少しづつしかできません。
首の動きが制限されるまたは動かしづらい人は運動パフォーマンスが低下してしまう恐れがあります。
また、ケガにつながってしまうこともありますので注意が必要です。
ストレートネックの改善・予防法
姿勢不良の改善
ストレートネックになってしまう多くの原因の一つとして姿勢不良があります。
姿勢不良は、体の土台である骨盤の傾きなどが影響してきます。
骨盤が前傾または後傾してしまうことで背骨が自然なS字カーブをできなくなり負担を生じ姿勢不良となってしまいます。
骨盤の傾きは、インナーマッスルの低下やアウターマッスルの過緊張が影響します。適切な施術やストレッチ、インナーマッスルトレーニング、運動療法などで回復してきます。
当院では、施術と一緒にインナーマッスルトレーニングお勧めしています。
施術でよくなった体を維持する目的にも使用いたします。