膝内側側副靱帯損傷

屋外で迷彩柄のショートパンツを履いた人物が、片方の膝を両手で強く抑えている。膝に痛みを感じている様子。

  • 膝の内側の痛み
  • しゃがむと痛い
  • 膝が腫れている
  • 歩くときにも痛む
  • 膝の内側に出血した後のようなものがある
鍼灸整骨院ひまわりグループ 代表施術者 堀江茂樹

この記事は以下の専門家が監修しています

堀江 茂樹

柔道整復師・鍼灸師
鍼灸整骨院ひまわりグループ 代表施術者
スポーツ&ウェルビーイング推進協会 代表理事

「サッカーで、膝の外側からタックルを受けて痛めた…」

「スキーで転倒した際、膝が内側に入るような形になった…」

「膝の内側が痛くて、歩くとグラグラするような不安定感がある…」

横須賀市で、このような膝の内側の痛みにお悩みのアスリートの方はいませんか?

その症状は、膝の靭帯損傷の中でも特に発生頻度が高い**「膝内側側副靭帯(MCL)損傷」**かもしれません。

MCL損傷は、前十字靭帯(ACL)損傷ほど重症なイメージはないかもしれません。

しかし、初期の対応を誤ると、膝の不安定感という厄介な後遺症を残し、将来の半月板損傷や変形性膝関節症のリスクを高める、決して侮れないケガなのです。

ご安心ください。

適切な処置と計画的なリハビリを行えば、後遺症なく、再び安心してプレーできる膝を取り戻すことが可能です。

このページでは、MCL損傷の正しい知識と、完全復帰までの専門的なアプローチを解説します。

MCL損傷とは?原因と重症度

人体の膝の骨のイラストで、膝の内側が赤く光り、痛みを表す星形のマークが描かれている。右下には「鍼灸整骨院 ひまわり」のロゴ。

膝の内側に激しい痛みを感じたら、それは「膝内側側副靭帯損傷」かもしれません。放置せず、鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。

MCL(膝内側側副靭帯)は、膝の内側にあり、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぐ、幅の広い強靭な靭帯です。

膝が内側へ「くの字」に曲がるのを防ぎ、膝の横方向への安定性を保つ、重要な役割を担っています。

💥なぜ損傷するのか?(受傷メカニズム)

MCL損傷は、膝の外側から内側へ向かう強い力**「外反力(がいはんりょく)」**が、強制的に加わることで発生します。

  • コンタクトプレー:サッカーやラグビーなどで、膝の外側に相手選手のタックルを受けた時。
  • ノンコンタクトプレー:スキーでエッジが引っかかって膝がねじれたり、ジャンプの着地で膝が内側に入ったり(ニーイン)した時。

損傷の重症度分類

MCL損傷は、靭帯の損傷度合いによって3段階に分類されます。

Ⅰ度(軽症)

靭帯の微細な損傷。押したときの痛み(圧痛)はあるが、不安定感(グラつき)はほとんどない。

Ⅱ度(中等症)

靭帯の部分断裂。明らかな痛みと腫れがあり、膝を動かすと不安定感を感じる。

Ⅲ度(重症)

靭帯の完全断裂。著しい痛みと腫れ、明らかな不安定感がある。ACL損傷などを合併している可能性もあり、必ず整形外科での精密検査が必要です。

「安静にしていれば治る」の落とし穴

膝周りに複数の電極パッドが装着され、電気施術が行われている様子。

膝内側側副靭帯損傷による膝の痛みには、ひまわり式ハイボルテージ施術が効果的です。深部の組織にアプローチし、痛みの緩和と回復をサポートします。

MCLは、比較的血流が豊富なため、適切な環境を整えれば、手術をしなくても治癒する能力が高い靭帯です。

しかし、そこに大きな落とし穴があります。

⚠️最も危険な「伸びたまま治癒」のリスク

損傷した靭帯を、適切な固定をせずに放置してしまうと、靭帯が伸びて緩んだ状態のまま、治ってしまうことがあります。

一度伸びきった輪ゴムが元に戻らないように、緩んで治った靭帯は、膝の安定性を保つ能力を失ってしまいます。

これが、慢性的な膝の不安定感や、再発のしやすさ、そして半月板や前十字靭帯といった他の組織への二次的な損傷を引き起こす、最悪のシナリオです。

💡後遺症を残さないための鍵

後遺症を残さず、元の強靭な靭帯として治癒させるためには、2つのことが不可欠です。

  1. 受傷直後に、損傷の程度に合わせた**適切な固定**を行い、靭帯が緩まない環境を作ること。
  2. 回復段階に合わせて、**計画的なリハビリテーション**を行い、膝の機能と安定性を再構築すること。

自己判断での安静や、早すぎる復帰は、絶対に避けなければなりません。

完全復帰を目指す。ひまわり式のMCL損傷リハビリテーション

階段を降りる途中で膝を抑え、痛みに顔をゆがめている人物。下部には「鍼灸整骨院 ひまわり」のロゴ。

階段の昇り降りで膝の内側に痛みを感じたら、「膝内側側副靭帯損傷」かもしれません。鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。

鍼灸整骨院ひまわりでは、痛みの除去から、再発しない身体づくり、そして完全な競技復帰まで、科学的根拠に基づいたプログラムでトータルサポートします。

MCL損傷 改善の3フェーズ


急性期:炎症の抑制と、適切な固定

RICE処置を徹底し、特殊電気施術器「ひまわり式ハイボルテージ」で痛みと腫れを強力に抑制します。

そして最も重要な、損傷度合いに合わせたサポーターやテーピングによる適切な固定を行い、靭帯が緩んで治るのを防ぎます。


回復期:関節可動域の回復と、周辺組織のケア

痛みが落ち着いたら、関節が固まらないように、安全な範囲で可動域を広げるリハビリを開始します。

専門的な「手技療法」「鍼灸施術」で、膝をかばうことで硬くなった、お尻や太ももの筋肉を緩めます。


復帰期:筋力強化と、身体全体のバランス調整

膝の安定性を高めるため、太ももやお尻の筋力トレーニングを行います。

さらに、膝に負担をかける根本原因である身体の歪みを、トムソンテーブルを用いた痛みのない「骨格矯正」で整え、再発しない身体の土台を作ります。


MCL損傷に関するよくあるご質問

Q1: どのくらいで治りますか?
A1: 損傷の程度によりますが、軽症(Ⅰ度)で2~4週間、中等症(Ⅱ度)では6~8週間程度が、競技復帰までの一般的な目安となります。Ⅲ度の場合は、医師の診断に基づき、より慎重な計画が必要です。
Q2: 手術は必要ですか?
A2: ほとんどのMCL単独損傷(Ⅰ度、Ⅱ度)は、適切な固定とリハビリテーションによって、手術をせずに治癒します。手術が検討されるのは、重度のⅢ度損傷や、ACL(前十字靭帯)など他の靭帯損傷を合併している場合が主です。当院では、整形外科と密に連携を取りながら、最善の選択をサポートします。
Q3: 施術に健康保険は使えますか?
A3: はい、MCL損傷は明確な「ケガ」ですので、健康保険の適用となります。ご来院の際は、保険証をお持ちください。

(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、豊富な施術経験に基づき監修しています。)

横須賀市で、膝の内側の痛み・MCL損傷にお悩みなら

「ただの捻挫」と自己判断することが、選手生命を縮める一番のリスクです。

私たちは、あなたが最高のコンディションで、再びフィールドに立てるよう全力でサポートします。

鍼灸整骨院ひまわりへ、ぜひ一度ご相談ください。

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