腰痛施術でどうしても伝えたい3つのこと③

2022年03月12日

 

腰痛③再発しない体づくり

30秒で要点
  • 体幹の安定化股関節・胸椎の柔軟性を高めることで、腰への負担を分散します。
  • 運動は痛みゼロ〜微痛の範囲で、一〇〜二〇%ずつ段階的に増やします。
  • 睡眠、ストレス、長時間同一姿勢など生活要因の調整も再発予防の鍵です。
  • 危険サインがあるときは医療機関で確認し、必要時は当院から紹介状をご用意します。
公開:2022-03-12/最終更新:2025-09-29

1.なぜ再発するのか

腰だけを守ろうとして動きを減らしすぎると、体幹や股関節の機能が落ち、負担が一点に集中しやすくなります。再発予防は、腰の保護だけでなく全身の使い方を整えることが大切です。

2.体づくりの三本柱

  1. 体幹の安定化…腹横筋や多裂筋を意識し、呼吸と連動させてお腹まわりの圧を保ちます。
  2. 股関節・胸椎の柔軟性…曲げ伸ばしや回旋の可動性を確保し、腰の代償を減らします。
  3. 生活習慣の整え…睡眠とストレス管理、長時間同一姿勢の回避、作業環境の工夫を行います。

3.やさしいエクササイズ例

  • 腹式呼吸+ドローイン…鼻から吸ってお腹をふくらませ、吐きながら下腹を軽く引き込む。十回。
  • デッドバグ(簡易)…仰向けで片手と反対の膝を近づけ、入れ替えを十回。腰が反らない範囲で。
  • ヒップヒンジ練習…お尻を後ろへ引く感覚で股関節を曲げ、背中は真っすぐ。十回。
  • 胸椎回旋ストレッチ…横向きで膝を重ね、上側の腕をゆっくり開いて十回。

フォームが不安なときは、当院で安全に確認しながら進めます。自宅向けの体操は「超簡単 腰痛体操」も参考になります。

4.負荷を段階的に上げるコツ

進め方の目安

  • 週あたりの総量は一〇〜二〇%ずつ増やします。
  • 翌日の反応が四/十以上で続くときは前段階に戻します。
  • 座りっぱなしや前かがみ作業が続く日は、一時間に一度の小休止を入れます。

仕事やスポーツへの復帰は、②「負荷を管理する」の考え方に沿って段階的に設計します。

5.生活で気をつけたい点

  • 睡眠…就寝前のスマホやカフェインを控え、同じ時間に寝起きします。
  • 職場の工夫…作業高さの調整、荷物は身体に近づける、ひねり動作を避けるなど。
  • 姿勢ケア…必要に応じて「骨盤矯正プログラム」や「楽トレ」で体幹・姿勢づくりを支援します。

6.受診の目安と危険サイン

足のしびれや脱力、排尿排便の異常、発熱や強い腫れ、夜間痛が続く、外傷後の悪化、二週間以上改善が乏しいなどは医療機関での評価をおすすめします。必要に応じて、当院から提携医療機関への紹介状をご用意いたします。

7.当院のサポート体制

  • 評価…姿勢、可動域、体幹安定性、股関節と胸椎の柔軟性、動作パターンを丁寧に確認します。
  • 施術…ハイボルテージ施術、超音波、手技、必要に応じてテーピングを併用します。
  • 運動指導…痛みゼロ〜微痛の範囲で、体幹と股関節の協調を高めるエクササイズを段階的に実施します。
  • 復帰設計…お仕事やスポーツへの段階的復帰を個別にプランニングします。

執筆者・監修情報

執筆:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江 茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整復師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者

安全性とわかりやすさを大切に、評価・施術・運動指導・復帰設計まで一貫してサポートいたします。必要に応じて提携医療機関への紹介状もご用意します。

最終確認日:2025-09-29

参考文献・一次情報

  1. 日本整形外科学会・日本腰痛学会「腰痛診療ガイドライン2019」
  2. NICE NG59「Low back pain and sciatica」推奨事項
  3. WHO「慢性原発性腰痛の非外科的管理ガイドライン」
  4. 厚生労働省「慢性疼痛治療ガイドライン」

内容は一般情報であり、個別の診断や治療は医療機関でご相談ください。

 

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