RICE処置について
2021年11月22日
受傷時のRICE処置
外傷(ケガ)をした時に行う応急処置です。
これを受傷直後に行うと行わないとでは、予後に差が出てくるといわれています。
外傷(ケガ)をしてしまわれたら、まずは行ってください。
RISEとは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を
なぞったものです。
Rest(安静)
腫れや神経損傷、再受傷を防ぐために行うものです。
けがをした場合、すぐにどこの場所なのかわからない場合があります。
例えば、足首を捻挫してしまったと思っていたら、ふくらはぎも一緒に痛めていたなんてこと
もしばしば見受けられます。
一番痛みの出ている場所から、心臓に向かって、1関節先まで動かさないように安静にすると
良いと思います。
ICE(冷却)
けがをした場合に、アイシングを行います。
皮膚の温度を下げ、新陳代謝を低下させることで内出血をおさえ、けがの早期回復を
期待できます。
Compression(圧迫)
患部にテーピングやパッド、包帯などを使って圧迫し腫脹などを少なくします。
固定具などで圧迫したりもしますが、強く圧迫しすぎることで血流障害や
神経障害などが発生してしまうこともあるので十分に注意する必要があります。
Elevasion(挙上)
患部を心臓より高く上げます。腫脹や内出血を抑える効果があります。
患部によっては、寝ている状態で挙上した方が良い場合もあります。
受傷直後のRICEを行い早期に受診をお勧めします
RICEはあくまで応急処置です。早期に適切な固定や施術をした方が早期回復
につながることが期待できます。
頭の片隅にRICE処置を入れて置くことだけでいざと言う場合に慌てずに済むと思います。