インナーマッスルを鍛える3つのメリット①
2022年04月12日

インナーマッスルを鍛える3つのメリット①
30秒で要点
- 呼吸と姿勢の改善で、日常動作が楽になりやすく疲れにくくなります。
- 腰痛の軽減と再発予防に、運動療法が有効と示されています。
- 段階的なトレーニングと生活動作の見直しが定着のコツです。
- EMSの活用は補助手段として有効で、評価と併用すると安心です。
公開:2022-04-12/最終更新:2025-09-29
メリット① 呼吸が楽になり姿勢が整います
インナーマッスルは、横隔膜や腹横筋、多裂筋、骨盤底筋など体幹の深部にある筋肉の総称です。これらがうまく働くと、胸郭と骨盤が安定し、呼吸が深くなりやすくなります。結果として姿勢が保ちやすくなり、日常動作が軽く感じられる方が多いです。痛みや不安が強い時期は無理をせず、呼吸に合わせたやさしい動きから始めます。
ポイント:痛みが強い、しびれや脱力、発熱や夜間も続く強い痛みがある場合は医療機関での確認をおすすめします。必要に応じて当院から紹介状をご用意します。
やさしく始めるインナー強化のコツ
- 評価と共有を大切にします。可動域や姿勢、呼吸の癖を確認し、見通しをご説明します。
- 段階的な運動を取り入れます。腹横筋の穏やかな収縮や骨盤底筋の意識、呼吸に合わせた体幹安定化を行います。
- 生活動作の見直しをします。長時間の同一姿勢を避け、こまめな姿勢リセットを習慣にします。
EMSの活用という選択肢
自分では動かしにくい深層の筋を効率的に刺激する補助として、当院では複合高周波EMS「楽トレ」をご用意しています。評価にもとづく運動療法と併用することで、体幹の安定化と姿勢保持の練習をサポートします。詳しくは「楽トレをおすすめする理由」もご覧ください。
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よくあるご質問
どれくらいで変化を感じますか。
個人差がありますが、姿勢や呼吸のしやすさは数週間で実感される方もいます。腰痛の軽減や再発予防は、数か月の継続で効果を感じやすくなります。
運動が苦手でも大丈夫ですか。
はい、大丈夫です。呼吸と体幹のやさしい練習から始め、無理のない範囲で段階的に進めます。必要に応じてEMS「楽トレ」の併用も可能です。
参考文献・一次情報
- Cochraneレビュー「慢性非特異的腰痛に対するモーターコントロールエクササイズ」(運動療法の有効性と、他の運動との同等性を示唆)
- NICE NG59「腰痛と坐骨神経痛の評価と管理」(運動・活動の推奨)
- WHO「慢性原発性腰痛の非外科的管理ガイドライン」(一次・地域ケアでの非薬物療法の推奨)
- 米国内科専門医会ガイドライン 2017(非薬物的介入としての運動療法の推奨)
本記事は一般情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医療機関へご相談ください。







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