成長痛ってなあに?
2021年09月30日
🌻夜中に足が痛い…それ、成長痛かもしれません
お子さんが夜になると「足が痛い」と泣き出すことはありませんか?日中は元気に遊んでいたのに、夜になると痛みを訴える。翌朝には何事もなかったかのように動き回っている。そんな場合、成長痛の可能性があります。
成長痛は、主に幼児から12歳ごろの子どもに見られるもので、明確なケガや病気がないにも関わらず、下肢や四肢に痛みが出る状態の総称です。多くは夜間に痛みを訴え、朝には痛みが消えていることが特徴です。
ただし、すべての子どもの足の痛みが「成長痛」で片づけられるわけではありません。中には病気やスポーツ障害など、専門的な対応が必要なケースも存在します。
成長痛の特徴と家庭での見守り方
成長痛にはいくつかの明確な特徴があります。
- 夜間から明け方にかけて痛む
- 翌朝には痛みがなくなる
- 腫れや発熱などの炎症症状がない
- 痛む部位が日によって異なることがある
これらに当てはまる場合は、成長痛である可能性が高く、多くの場合は自然に治まります。鍼灸整骨院ひまわりでは、患部の状態や筋緊張の有無を確認し、お子さんの体の使い方に偏りがないかなどをチェックしたうえで、必要に応じて軽いストレッチやマッサージを提案しています。
成長痛は整骨院でのケアが可能であり、過剰に心配する必要はありません。ただし、繰り返し痛みが出る、日常生活に支障があるといった場合は一度ご相談いただくことをおすすめします。
成長期のスポーツ障害との違い
成長痛と間違われやすいのが、成長期に起こるスポーツ障害です。これは、体の発達に加えて運動による負担が重なることで、骨や関節にダメージが蓄積して発症するものです。
代表的なものとして、以下のような症状があります。
- オスグッド病:膝下に出る強い痛みと腫れ
- 骨端症:かかとの骨に負荷がかかることで痛みが出る
- 単純性股関節炎:股関節の動きが悪くなり、痛みで歩きにくくなる
これらは安静にしても症状が改善しにくく、放置してしまうと運動機能の低下や後遺症につながる可能性もあります。鍼灸整骨院ひまわりでは、スポーツ障害への施術経験が豊富なスタッフが在籍しており、ハイボルテージ施術やストレッチ指導、筋力バランス調整を通じて回復を促します。
「ただの成長痛」と思い込んで放っておくのではなく、運動との関係や痛みの性質から正しく見極めることが大切です。
要注意!病気が隠れているケース
子どもの足の痛みの中には、見逃してはならない病気が隠れていることもあります。
以下のような症状がある場合は、整骨院ではなく医療機関の受診が必要です。
- 痛みが昼夜を問わず持続している
- 歩くのが困難、または片足を引きずっている
- 痛みとともに発熱がある
- 患部が腫れている、赤くなっている
こうした症状は、以下のような疾患の可能性があるため、速やかに病院での診察が必要です。
- ペルテス病
- 化膿性股関節炎
- 大腿骨頭すべり症
- 下肢蜂窩織炎
- アレルギー性紫斑病
- 若年性特発性関節炎
- 悪性骨腫瘍
鍼灸整骨院ひまわりでは、問診と視診により異常を早期に察知した場合には、適切な医療機関への紹介も行っております。「少し様子を見よう」と考えているうちに症状が悪化することを防ぐためにも、まずは一度ご相談ください。
安心して相談できる整骨院として
成長痛は自然に治まることも多いですが、似たような痛みに重大な原因が隠れている場合もあります。
私たち鍼灸整骨院ひまわりでは、「整骨院で対応できるもの」「スポーツ障害」「病気の疑いがあるもの」をしっかり見極め、必要に応じて医療機関とも連携して対応しています。
お子さまの成長期を安心して過ごせるよう、痛みが出たらお気軽にご相談ください。丁寧な検査と説明を通じて、ご家族皆さまの不安を解消いたします。