マレットフィンガーの治療法と注意点

2024年06月10日

マレットフィンガー（槌指）について知ろう

マレットフィンガー（槌指）とは何かご存知ですか？ この怪我は、指の先端が木槌のように曲がり、まっすぐに伸ばせなくなる状態を指します。今回は、鍼灸整骨院ひまわりがマレットフィンガーの原因や症状、診断方法、治療法についてわかりやすく解説します。

マレットフィンガーとは？

マレットフィンガーは、指の先端が曲がったまま伸ばせなくなる怪我です。

マレットフィンガーは、突き指の一種で、指の伸筋腱（指を伸ばす腱）が断裂するか、骨が折れてしまうことで発生します。例えば、スポーツをしているときにボールが指先に強く当たった場合などに起こります。

具体例：例えば、バスケットボールをしているときに、ボールが勢いよく指先に当たったとしましょう。この衝撃で指の腱が切れたり、骨が折れたりすると、指が曲がったまま伸ばせなくなります。これがマレットフィンガーです。

原因と病態

マレットフィンガーの原因は主にスポーツや日常生活での突発的な衝撃です。

腱性マレットフィンガー：腱性マレットフィンガーは、指を伸ばす腱が断裂することで起こります。例えば、野球のキャッチング時やバレーボールのブロック時に指先に強い力が加わると、このような怪我が発生しやすいです。

骨性マレットフィンガー：骨性マレットフィンガーは、指の先端の骨が折れることで起こります。例えば、家事中に指を強くぶつけたときなどにも発生することがあります。

例え：スポーツ選手だけでなく、日常生活でも起こり得る怪我です。例えば、ドアを勢いよく閉める際に指を挟んでしまった場合などが挙げられます。

症状と診断

マレットフィンガーの症状は、指先が曲がったまま伸ばせなくなることが特徴です。

症状：指先が曲がったままになり、痛みや腫れを伴うことがあります。また、指を伸ばそうとしても力が入らず、自力で伸ばすことができなくなります。

診断方法：診断は、まず視診と触診を行います。医師は指を見て、触れて状態を確認します。さらに、レントゲンやMRIなどの画像検査を行うことで、骨折や腱の状態を詳しく調べます。

具体例：例えば、医師があなたの指を見て「指先が曲がったままですね。これはマレットフィンガーの可能性があります」と言った後、レントゲンで骨の状態を確認することになります。

治療方法

マレットフィンガーの治療は、保存療法と外科的治療の2つがあります。

保存療法：軽度のマレットフィンガーは、スプリントという指を固定する器具を使って治療します。この器具を約6〜8週間装着することで、腱や骨が自然に回復するのを待ちます。治療中は、指をしっかりと固定しておくことが重要です。

外科的治療：重度のマレットフィンガーや保存療法で改善しない場合は、手術が必要になることがあります。手術では、切れた腱を修復したり、骨折した骨を整復して固定します。手術後もリハビリが重要で、指の動きを取り戻すために定期的な運動が必要です。

具体例：例えば、スプリント療法で回復しなかった場合、医師が「手術で修復する必要があります」と言うことがあります。手術後は、リハビリを続けることで指の動きを回復させます。

予防と注意点

マレットフィンガーの予防は、スポーツや日常生活での適切な注意が必要です。

予防方法：スポーツをする際は、指を保護するためのテーピングや指サポーターを使用することが有効です。また、日常生活では指を強くぶつけないように注意しましょう。

再発防止：一度マレットフィンガーになった場合、正しい治療とリハビリを行うことで再発を防ぐことができます。治療が終わった後も、指のケアを続けることが大切です。

具体例：例えば、バスケットボールをする際に指サポーターを使うことで、指の怪我を予防することができます。また、日常生活では重い物を持つときやドアを閉めるときに指を挟まないように注意しましょう。

まとめ

マレットフィンガーの理解と適切な対応が重要です。

マレットフィンガーは、スポーツや日常生活で発生することがある怪我です。原因や症状を理解し、適切な治療を行うことで回復が可能です。また、予防策を講じることで再発を防ぐことができます。鍼灸整骨院ひまわりでは、専門的な知識と技術でマレットフィンガーの治療をサポートしています。お困りの方はお気軽にご相談ください。