横須賀市で自賠責保険を使って整骨院へ通う流れ|費用、併用、手続きのポイント
2026年07月17日

交通事故のあと、自賠責保険で整骨院に通えるのか、何を優先して動けばよいのかで迷う方は少なくありません。横須賀市で、事故直後の手続きから、整形外科との併用、通院計画までを一枚の地図にする入門記事です。ぶつかったかどうかに関わらず、まずは事故の扱いと体の確認を整えて、後から困らない順序で進めましょう。
先に結論
自賠責保険の支払基準には、免許を有する柔道整復師が行う施術費用について、必要かつ妥当な実費を対象とする規定があります。そのため、交通事故による負傷で整骨院への通院が支払対象となる場合があります。
ただし、事故に遭えば自動的にすべての施術費用が認められるわけではありません。事故との関係、施術の必要性と相当性、請求方法、一括対応の有無などが確認されます。窓口での支払いの有無も一律ではないため、保険会社の担当窓口へ確認してください。
迷った時は、警察への届出と負傷者の救護を最優先にし、早めに医療機関で診断や必要な画像確認を受けます。その後、整骨院にも通いたい希望を保険会社へ伝え、整形外科と整骨院の役割を分けて通院計画を整えることが基本です。
このような迷いを整理します
- 事故後に整骨院へ直接行ってよいのか分からない。
- 車同士が接触していないため、交通事故として扱われるか不安。
- 整形外科と整骨院のどちらか一方を選ぶ必要があると思っている。
- 保険会社へ何を、どの順番で伝えればよいか分からない。
- 窓口で費用を支払うのか、誰が判断するのか知りたい。
- 仕事や家事を続けながら、通院間隔をどう決めるか迷っている。

- 負傷者の救護と安全確保を行い、警察へ事故を報告する。
- 相手、車両、現場、目撃者、ドライブレコーダーの情報を残す。
- 症状が軽く見えても早めに医療機関で確認を受ける。
- 保険会社へ事故と受診状況を連絡し、整骨院への通院希望と手続きを確認する。
- 日付、症状、生活への影響、通院、連絡内容を短く記録し、計画を再評価する。
自賠責保険で整骨院に通えるのか
結論は、「対象となる場合があるが、事故ごとの確認が必要」です。国土交通省と金融庁が定める自賠責保険の支払基準には、「柔道整復等の費用」という項目があり、免許を有する柔道整復師などが行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とされています。整骨院での施術が制度上まったく対象外というわけではありません。
一方、自賠責保険は人身損害に対する基本的な補償です。車や物の修理だけを補償する制度ではなく、事故との関係が確認された負傷について、支払基準に沿って損害が調査されます。施術を受けた事実だけで支払可否が確定するものではありません。
傷害による損害の支払限度額は被害者1人につき120万円ですが、これは診察料、施術費、通院交通費、診断書などの文書料、休業損害、慰謝料等を含む傷害全体の枠です。整骨院の施術費だけに120万円の枠が別に用意される意味ではありません。
事故状況、負傷との関係、必要書類、過失、既に使われた金額、請求方法などによって扱いは変わります。「整骨院へ行けば自動的に補償される」「相手の保険会社が連絡したから今後の費用もすべて確定した」とは考えず、担当窓口へ具体的に確認することが大切です。
事故現場から受診までに優先する順番
事故直後は、保険会社との交渉や通院先探しより、救護、安全確保、警察への報告が先です。混乱して全部を一度に進めようとせず、次の順番で1つずつ整理してください。
1.負傷者を救護し、二次事故を防ぐ
けが人がいる場合は119番へ連絡し、できる範囲で救護します。車を安全な場所へ動かせる状況かを確認し、後続車による二次事故を防ぎます。体調が悪い時は無理に車両整理や相手との話し合いを続けず、周囲や警察へ助けを求めてください。
2.警察へ報告する
交通事故の警察への報告は、けがの有無や車両の接触の有無を自己判断して省略しないでください。事故時には痛みが軽くても、時間が経って症状に気づく場合があります。警察への届出がない事故は交通事故証明書が発行されないため、保険手続きでも確認が難しくなります。
3.相手と現場の情報を残す
相手の氏名、住所、連絡先、車両番号、自賠責保険と任意保険の会社名、勤務中の事故であれば勤務先を確認します。口頭だけで済ませず、免許証や車両番号は相手の同意を得て記録します。
車両の位置、損傷、道路、信号、ブレーキ痕を安全な範囲で撮影し、ドライブレコーダー映像は上書きされる前に保存します。目撃者がいれば、協力の意思を確認したうえで連絡先を控えます。
4.早めに医療機関で確認する
診断、画像確認、投薬、診断書は医療機関の役割です。事故当日は緊張で痛みに気づきにくく、帰宅後や翌朝に首、肩、背中、腰、手足の症状が強くなることがあります。症状が軽い、外見上の損傷が少ないという理由だけで受診を遅らせず、事故の状況と気になる部位を医師へ伝えてください。
5.保険会社へ連絡し、通院希望を伝える
自分の保険会社と、分かる範囲で相手側の保険会社へ事故を連絡します。医療機関の受診状況、今ある症状、整骨院にも通いたい希望を伝え、担当窓口、必要書類、費用の取扱い、連絡の流れを確認します。担当者名と連絡日時も残しておきます。
車両が接触していない事故でも自己判断で終わらせない
相手車両を避けて転倒した自転車事故、急な割り込みを避けた際に体を痛めた事故、歩行者が危険を避けて転倒した場面など、車両同士や車と人が直接ぶつからないケースがあります。接触がないだけで、事故として扱われないと決まるわけではありません。
重要なのは、どの車両のどの動きに反応し、いつ、どこで、どのように転倒または負傷したのかを記録することです。相手車両が停止しなかった場合も、車種、色、ナンバーの一部、進行方向、時刻、ドライブレコーダー、周辺カメラ、目撃者など、分かる情報を警察へ伝えます。
事故としての事実確認、因果関係、過失割合、保険の支払可否は、整骨院が判断するものではありません。接触していないからと現場で話を終わらせず、警察、医療機関、保険会社へ順に相談してください。示談や賠償の判断が必要な場合は、弁護士や公的相談窓口の領域です。
相手が分からない場合や無保険車による事故では、通常の相手側保険とは異なる手続きになることがあります。加入している人身傷害保険などを確認し、必要に応じて政府保障事業について損害保険会社や公的窓口へ相談します。
整形外科と整骨院を併用する時の役割分担
交通事故後は、どこか1か所ですべてを完結させるのではなく、役割を分けると迷いが減ります。整形外科と整骨院の併用が可能な場合もありますが、医師の方針、保険会社の取扱い、事故状況によって異なるため、事前に確認します。
医療機関の役割
医師による診断、レントゲンやMRIなどの画像確認、投薬、診断書、医師による経過確認を担います。画像に大きな異常が見つからない場合でも、痛みやしびれ、動きにくさが存在しないとは限りません。症状の変化を具体的に伝え、必要な再診時期は医師の指示を確認します。
整骨院の役割
痛む場所、可動域、筋緊張、圧痛、腫れ、日常動作、仕事や家事での困りごとを確認し、状態に合わせた施術、セルフケア、施術記録を行います。整骨院で病名や画像所見を確定したり、保険適用や賠償を決定したりすることはできません。
保険会社の役割
契約内容、担当窓口、一括対応、必要書類、費用の取扱いを確認します。自賠責保険金の支払額は、提出書類や損害調査を経て決まります。整骨院が保険会社に代わって支払可否を保証することはできません。
弁護士や公的相談窓口の役割
過失割合、示談、損害賠償、後遺障害等級、保険会社との法的な争いは、弁護士や公的相談窓口へ相談する領域です。保険金の支払に疑問がある場合は、保険会社の説明を確認したうえで、自賠責保険・共済紛争処理機構などの制度を検討します。
窓口での支払いの有無と請求方法
交通事故後の費用は、すべての方が同じ方法で精算するわけではありません。任意保険会社が自賠責保険分を含めて加害者に代わり支払う「一括払制度」が利用される場合、医療機関や整骨院の窓口で支払いが生じない取扱いになることがあります。
ただし、一括対応は自賠責保険そのものと同じ制度ではなく、任意保険会社が支払責任を負う範囲で行う取扱いです。一括対応を行わない、開始前である、確認に時間がかかるなどの場合には、いったん費用を支払い、領収書や施術証明書などをそろえて請求する流れになることもあります。
加害者側から賠償を受けられない場合などには、被害者が加害者の自賠責保険会社へ直接請求する「被害者請求」があります。必要書類には、人身事故の交通事故証明書、事故発生状況報告書、医師の診断書などが含まれます。事故の内容によって追加書類が必要になるため、提出前に保険会社へ確認します。
自分にも過失がある事故、自損事故、相手が無保険の事故では、自分の人身傷害保険や搭乗者傷害保険などが関係する場合があります。契約ごとに対象、免責、支払方法が異なるため、保険証券や契約者ページを確認し、自分の保険会社へ問い合わせてください。
鍼灸整骨院ひまわりでは、人身傷害保険を使用する場合は健康保険を取り扱わない院内ルールです。人身傷害保険を使用しない場合に限り、事故状況などに応じて健康保険の取扱いを確認します。通勤中や業務中の事故は労災保険が関係する場合もあるため、勤務先へも早めに報告してください。
保険会社へ伝える内容と確認したい項目
担当者との電話では、結論から短く伝えると整理しやすくなります。次の例を自分の状況に合わせて使ってください。
連絡例
「〇月〇日の事故について連絡します。警察への届出は済んでいます。現在は首と腰に痛みがあり、〇〇整形外科を受診しました。鍼灸整骨院ひまわり〇〇院にも通院を希望しています。担当窓口、必要な手続き、費用の取扱い、医療機関との併用について確認させてください。」
- 事故の受付番号と担当者名。
- 相手側の自賠責保険会社と任意保険会社。
- 医療機関と整骨院を併用する場合の連絡方法。
- 整骨院への連絡を誰が、いつ行うのか。
- 窓口での支払いが必要か、必要な場合は領収書以外に何を保管するか。
- 通院交通費や休業に関して保存する書類。
- 追加症状や受診先変更があった時の連絡先。
電話後は、日付、時刻、担当者名、伝えた内容、相手からの回答、次に行うことをメモします。メールや専用フォームを利用した場合は、送信内容と返信を保存します。
分からない言葉が出た時は、その場で結論を急がず、「これは自賠責保険の判断ですか、任意保険会社の一括対応の判断ですか」「書面で確認できますか」と尋ねると、制度と担当会社の取扱いを分けて整理しやすくなります。
通院計画は固定回数ではなく評価と再評価で決める
交通事故後の通院回数を、「初期は毎日」「何か月間で何回」と一律に決めることはできません。症状の強さ、負傷部位、仕事や家事への影響、医師の指示、施術後と翌日の反応、通院手段を確認し、必要性に合わせて計画します。
事故当日から数日
事故直後は、首を動かしにくい、頭痛、吐き気、腰痛、手足のしびれなどが遅れて現れないかを確認します。痛みの原因が分からない段階で、強く揉む、大きくひねる、長時間温めるなどの刺激は避けます。腫れや熱感があり短時間の冷却を行う場合も、布越しにして皮膚の感覚と実施後の反応を確認します。
生活へ戻る時期
運転、デスクワーク、荷物運び、家事、育児など、実際の生活で何ができて何が難しいかを確認します。首が回らず後方確認ができない、めまいや眠気がある場合は運転を避けます。仕事復帰や負担の調整は、職場の制度と医師の指示も含めて考えます。
症状が落ち着いてきた時期
痛みの数値だけでなく、睡眠、着替え、通勤、仕事、家事、運転で困る場面が減っているかを見ます。状態が安定していれば確認間隔を調整し、負荷を少しずつ戻します。症状が広がる、しびれや脱力が出る、変化が乏しい場合は、同じ計画を続ける前に医療機関での再確認を検討します。
毎日残したい短い記録
- 日付と時間。
- 痛みやしびれの場所と広がり。
- 起床時、仕事中、帰宅後、就寝前の変化。
- できなかった仕事、家事、運転、睡眠への影響。
- 医療機関と整骨院への通院日。
- 薬、施術、セルフケア後と翌朝の反応。
- 警察、保険会社、勤務先と連絡した内容。
記録は補償を増やすためのものではなく、症状と生活への影響を正確に共有し、次の対応を判断するためのものです。痛みをわざと再現したり、我慢して動き続けたりせず、普段の生活で気づいた変化を簡潔に残します。
鍼灸整骨院ひまわりでの初回相談から再評価まで
鍼灸整骨院ひまわりでは、交通事故の初回無料相談を30分で行っています。施術まで行う場合の所要時間は約60分が目安です。事故後に何をすべきか分からない段階でも、現在地を整理し、必要な確認先を分けてご案内します。
1.事故と手続きの確認
事故日時、場所、接触の有無、警察への届出、医療機関の受診、保険会社の担当窓口を確認します。未確認の項目があれば、院で決めつけず、どこへ何を聞くかを整理します。
2.身体の評価
痛みの場所と強さ、首や腰などの可動域、筋緊張、圧痛、腫れ、熱感、しびれ、日常動作を確認します。事故直後、帰宅後、翌朝、仕事中など時間による変化も聞き取り、医療機関での確認を優先すべき状態がないかを整理します。
3.説明と施術
確認できたこと、整骨院では判断できないこと、当日の施術範囲、生活上の注意を説明します。手技やハイボルテージ施術などから状態に合う方法を選びますが、すべてを一律に組み合わせるものではなく、強い刺激を目的にしません。
4.医療機関との連携
原則として整形外科への紹介状をご案内し、診断、画像確認、投薬、医師の経過確認につなげます。整形外科と整骨院を併用する場合は、保険会社へも通院先を共有し、それぞれの記録が途切れないよう確認します。
5.セルフケアと再評価
症状を増やさない姿勢の変え方、入浴や運動の注意、仕事と運転の負荷調整を個別に案内します。施術前後だけでなく、数時間後と翌朝、仕事や家事を行った後の反応を確認し、通院間隔や内容を見直します。
初回相談にあると整理しやすいもの
- 身分証明書、保険会社と担当者の情報。
- 医療機関の診察券、診断書や検査結果を受け取っている場合はその資料。
- 事故日時、警察署、事故の受付情報。
- 事故現場や車両の写真、ドライブレコーダー映像の有無。
- 現在の症状と生活への影響を記したメモ。
当院は、示談交渉、過失割合の決定、保険金の支払保証、後遺障害等級の判断は行いません。身体の状態と通院の情報を整理し、医療機関、保険会社、弁護士、公的窓口へ相談すべき内容を分けるところまでサポートします。
関連ページと公的な確認先
まとめ
自賠責保険の支払基準には柔道整復師による施術費用の項目があり、交通事故による負傷で整骨院通院が支払対象となる場合があります。ただし、保険会社による確認や損害調査を経て扱いが決まるため、通えることや窓口負担が生じないことを一律には約束できません。
事故後は、救護と安全確保、警察への報告、現場記録、医療機関での確認、保険会社への連絡、整骨院への相談という順番で進めます。直接ぶつかっていない事故でも、接触の有無だけで判断を終わらせず、事故の経過と身体の変化を記録してください。
横須賀市で、整形外科と整骨院の併用、保険会社への伝え方、通院計画に迷う方は、鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院または衣笠院へご相談ください。初回無料相談30分で、今の状況と次に確認することを一緒に整理します。
ご予約とご相談
よくある質問
- 自賠責保険で整骨院に通うには医師の許可が必要ですか。
- 法律上必須ではありません。ただし保険会社とのやり取りをスムーズにするため、整形外科で状態確認を行い、整骨院にも通う方針を共有しておくと安心です。
- 事故直後は痛くないのですが受診は必要ですか。
- 必要です。事故当日より翌日以降に首や腰の痛み、動かしにくさ、頭痛、吐き気が出ることがあります。まず事故処理を行い、早めに体の確認をしてください。
- 物損のままだと自賠責保険で通院できませんか。
- 状況により手続きが必要になることがあります。事故の扱いで迷う場合は、早めに保険会社と確認し、必要書類の手順を整理しましょう。
- 整形外科と整骨院は併用できますか。
- 可能です。整形外科で検査と診断の確認を行い、整骨院で日々の痛みや動きの改善を進める併用は、後遺症予防の観点でも現実的です。
- 保険会社に整骨院通院を渋られたらどうすればよいですか。
- 現状の症状と困りごと、通院頻度、改善の途中経過を整理して伝えることが大切です。当院では初回無料相談で伝える要点を一緒に整えます。










