交通事故の賠償について その③
2022年11月12日

最終更新日 2026年1月30日
横須賀市 交通事故 賠償 被害者請求で迷っている方へ。示談が進まない、提示額や等級に納得できない、手続きの順番が分からない。こうした不安は、争点を整理して必要な材料をそろえるだけで、次の一手が見えやすくなります。この記事では、被害者請求、異議申立て、ADRの使い分けを、初心者の方にも分かる形でまとめます。
この記事の結論
- 賠償の話は、争点を1つずつ分解すると迷いが減ります。
- 被害者請求は、必要書類の整え方が結果を左右します。
- 異議申立ては、追加の検査所見と通院の整合性が鍵です。
- ADRは、相談先を間違えないことが最短ルートです。
争点の整理、まずここから
賠償の話は、レシートの山を一度に片付けようとすると混乱します。先に、どの箱に分けるかを決めると早いです。多くのケースで争点は、賠償の範囲、通院の必要性、後遺症の評価、提示額の根拠に分かれます。

整理のコツ
- 相手の言葉を、理由と結論に分けてメモします。
- 通院の頻度と症状の変化を、同じ物差しで並べます。
- 次に必要な書類を、先に決めてから動きます。
先に押さえる固定ページ
被害者請求が向くケースと準備
被害者請求は、言い方を変えると、自分で書類を整えて前へ進める方法です。その分、準備の質が結果に直結します。短距離走のスタートのように、最初の姿勢で差が出やすいのが特徴です。

準備の要点
- 症状の推移が分かるように、通院ごとの変化を短く書き残します。
- 検査結果や所見は、日付が分かる形で保管します。
- 生活や仕事への影響は、具体例で一言添えるだけでも精度が上がります。
なお、制度の概要や相談先の選択で迷う場合は、一次情報として
自賠責保険、共済の紛争処理制度
も確認しておくと、話の土台がそろいます。
異議申立てで増える材料、減る材料
異議申立ては、気持ちを伝える場ではなく、材料を追加して判断をやり直す場です。例えるなら、同じ料理でも、材料の切り方と火の通し方で味が変わるのと同じです。新しい所見や記録が増えるほど、検討の余地が生まれます。

通りやすくする整合性
- 症状、検査、通院頻度が同じ方向を向いているかを確認します。
- 無理をして悪化した日や、良くなった日も含めて記録します。
- 同じ部位でも、日常動作の困り事を具体化すると伝わりやすくなります。
ADRと相談先の使い分け
相談先は、万能ではありません。風邪の時に整形外科へ行かないのと同じで、目的に合う窓口を選ぶほど早く進みます。金額、等級、示談の進め方など、どこで詰まっているかを言語化してから相談すると、やり取りが短くなります。

ここで大切なのは、相談先に行く前に、通院記録と検査所見の時系列をそろえておくことです。記録がそろうほど、相談は具体的になり、回答も具体的になります。
賠償の話と通院計画の関係
賠償で揉めやすいケースほど、通院の目的がぶれやすくなります。痛みを減らす、可動域を戻す、生活動作を取り戻す。この軸がはっきりすると、通院頻度の説明もしやすくなり、記録も残しやすくなります。
鍼灸整骨院ひまわりの考え方
痛みの評価と身体の使い方をセットで見直し、再発しにくい状態を目指します。必要に応じて医療機関との併診、転院の進め方も整理し、後から困りにくい通院計画を一緒に作ります。

関連記事
書籍で全体像を確認する

執筆者情報

執筆者 鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
痛みの先に、人生そのものを見つめる。それが、私たちの原点です。若い頃の交通事故の経験を通じて、心と身体の回復を支える尊さを学びました。この経験が、患者様の人生に寄り添うという理念の礎です。
柔道整復師、鍼灸師の国家資格取得後、整形外科や接骨院で臨床経験を積み、平成20年に横須賀で鍼灸整骨院ひまわりを開業しました。根拠を重視した施術と、身体に負担をかけにくいアプローチで、つらい症状の根本改善を目指します。
現在は、一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会の代表理事として、地域の健康づくりにも取り組んでいます。
一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会
株式会社ライフプラス 代表取締役。一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会 代表理事。免許 資格。JSBM会員。機能訓練指導員認定柔道整復師。柔道整復師。はり師。きゅう師。柔道整復師臨床実習指導者。あん摩マッサージ師 はり師 きゅう師臨床実習指導者。
横須賀市での相談導線
賠償の話は、症状と通院の記録がそろうほど整理しやすくなります。今の段階で何を残すべきか、どこへ何を相談すべきかが曖昧な方は、まず状態と記録の整え方から一緒に確認します。
※個別の事案は状況により異なります。必要に応じて専門家へ相談してください。
よくある質問
- 被害者請求はどんな時に選ぶと良いですか。
- 示談交渉が進みにくい時や、必要書類を自分で整えて早く判断材料をそろえたい時に検討されます。ポイントは、通院記録と検査所見の時系列がそろっていることです。
- 異議申立ては、気持ちを伝えれば通りますか。
- 異議申立ては気持ちではなく追加材料で判断が変わる仕組みです。追加の検査所見や生活影響の具体化など、判断材料の質と整合性が重要です。
- 賠償の話と通院頻度は関係しますか。
- 関係します。症状の推移と通院頻度が整合しているほど、説明が通りやすくなります。自己判断で極端に空けたり詰めたりすると、記録の説得力が落ちることがあります。
- 通院記録は長文でないと意味がありませんか。
- 短くても意味はあります。日付、症状、できなかった動作、変化の4点が入るだけで十分です。毎回同じ形式で残すと強くなります。
- 後遺障害の評価に納得できない時はどうすれば良いですか。
- 異議申立てを検討する前に、どの所見が不足しているかを確認します。画像検査や神経学的所見など、追加材料の方向性が決まると準備が進みます。
