シーバー病

シーバー病は、成長期のかかとの成長部に繰り返し負担がかかって起こる、子どもに多いかかとの痛みです。特に走る、跳ぶ、長く歩く動きで痛みが強くなりやすく、練習量の増加、ふくらはぎの硬さ、靴や地面の条件が重なると長引きやすくなります。無理に続けるか、すべて休ませるかの二択ではなく、今の痛みの強さと身体の使い方を整理しながら、成長と競技の両立を目指すことが大切です。

- かかとの痛みが続く
- 歩くと痛みが出る
- かかとを押すと痛い
- 走ると痛みが強い
- 足を引きずってしまう
「運動の後に、かかとを痛がるようになった」
「少し休むと楽になるけれど、走るとまた痛い」
「休ませるべきか、どこまで続けてよいのか分からない」
このようなお悩みがある時、単なる成長痛と決めつけず、今どこに負担が集まっているかを丁寧に見ていくことが大切です。シーバー病は、成長期の子どもによくみられる代表的なかかとの痛みの1つです。

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シーバー病は、成長期のかかとの成長部に繰り返しストレスがかかって起こりやすい状態です。
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走る、跳ぶ、長く歩く、硬い地面での運動で悪化しやすい傾向があります。
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大切なのは、運動量の調整、ふくらはぎの硬さの確認、足元の支えの見直しです。

シーバー病とは
シーバー病は、かかとの後ろ側にある成長部が、運動の繰り返しで刺激されて痛みが出る状態です。骨がまだ成長途中の時期は、大人よりもこの部分が刺激に弱く、アキレス腱が引っ張る力や、地面からの衝撃が重なると痛みにつながります。成長期のスポーツ障害の1つで、特に活発に運動しているお子様にみられやすいのが特徴です。

何が傷んでいるのか
痛みの中心になりやすいのは、かかとの骨そのものというより、その後ろ側にある成長部です。ここはふくらはぎからつながるアキレス腱の力がかかる場所で、まだ骨として完全に固まりきっていない時期は、繰り返しの牽引ストレスに敏感です。押すと痛い、走った後にズキズキする、つま先立ちを嫌がるといった変化は、この部分の負担が強くなっているサインとしてよくみられます。

なぜ痛みが出るのか
原因をひとことで言うと、今の身体が受け止めきれない負担が、かかとの成長部に集まっているからです。
特に、ふくらはぎが硬い、練習量が急に増えた、硬い地面での運動が多い、クッション性の少ない靴が続いている、足の着き方が崩れている、こうした条件が重なると、かかとが休む時間を失いやすくなります。シーバー病は、単に成長しているから痛いのではなく、成長と運動負荷の重なりで起こりやすいと考える方が分かりやすいです。
放置するとどうなるのか
多くは成長とともに落ち着いていく一方で、痛みを我慢して運動を続けると、びっこ歩きが強くなったり、かばう動きが増えて別の場所に負担が移ったりしやすくなります。また、少し良くなってすぐ元の練習量へ戻すと再発しやすいのもシーバー病の特徴です。再発は、スポーツ活動量が増えた時に起こりやすいと案内されています。
鍼灸整骨院ひまわりでは
当院では、シーバー病を「かかとが痛い病気」とだけ見ません。国家資格者として、痛い場所だけでなく、ふくらはぎの張り、足首の動き、足の着き方、重心移動、練習量の変化、靴の状態まで確認し、どこで負担が増えているかを整理します。
マッサージだけで楽にしようとしても、引っ張る力や着地の偏りが残ったままだと、練習再開のたびに痛みが戻りやすくなります。だからこそ、痛みのある場所への対応と、負担を集めている背景の両方を見ることを大切にしています。

施術の進め方
進め方の基本は、今の痛みを落ち着かせながら、かかとに集まる負担を減らしていくことです。
まずは、どの動きで痛いのか、運動後にどれくらい残るのか、歩き方が崩れていないかを確認します。そのうえで、ふくらはぎ周りの緊張、足首の動き、足底からの支え、身体全体の使い方をみながら、無理のない範囲で整えていきます。
復帰も一気に戻すのではなく、歩く、軽い走り、切り返し、競技動作というように段階を踏んで進める方が安心です。安静、活動調整、ストレッチ、かかと保護、支持性のある靴は一般向け資料でも基本対応として案内されています。
足元サポートも必要に応じて提案します
シーバー病では、かかとに集まる衝撃や引っ張りを減らすために、足元の支えを見直すことが役立つ場合があります。一般向け資料でも、かかとパッド、ヒールリフト、支持性のある靴などが案内されています。当院では必要な方に限って、足の着き方や靴との相性を見ながら、足元サポートの選択肢も整理します。

シーバー病の保護者の方へお伝えしたいこと
お子様のかかとの痛みは、親御様から見ると、少し休めば治りそうに見えることもあります。ですが、運動量、学校生活、靴、身体の硬さが重なると、思ったより長引くことがあります。横須賀市で、部活やクラブ、週末の試合まで頑張るお子様のかかとの痛みで迷った時は、我慢を続ける前に、今どこまでなら動いてよいのかを一度整理しておくと安心です。
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シーバー病は、オスグットのように成長期の牽引ストレスが関わる痛みと似た考え方がしやすい一方で、痛みの中心はかかとです。アキレス腱炎や足底筋膜炎とは、年齢、痛む場所、負担のかかり方が異なるため、見分け方が大切です。

私たちが大切にしているのは、ただその場をしのぐことではなく、今の痛みがどう変わるか、どうすれば不安なく運動へ戻せるかを一緒に考えることです。シーバー病は、成長が落ち着くまで付き合い方が大切になることもあるため、親子で納得できる進め方を整えることが重要です。
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よくある質問
- シーバー病は成長痛と同じですか。
- 広い意味では成長期に起こりやすいかかとの痛みですが、単に成長しているから痛いというより、成長中のかかとの成長部に、走る、跳ぶなどの負担が繰り返しかかって起こりやすい状態です。特にスポーツ量の多い時期にみられやすいのが特徴です。
- 痛みがあってもスポーツは続けて大丈夫ですか。
- 痛みの強さによって判断が変わります。軽い違和感だけなら内容調整で進められることもありますが、走ると強く痛む、びっこが出る、翌日まで残る場合は、練習量や強度の見直しが大切です。一般的にも、活動量の調整をしながら段階的に復帰する考え方が案内されています。
- シーバー病はどのような時に悪化しやすいですか。
- 走る、跳ぶ、長く歩く、硬い地面での運動、練習量の増加、ふくらはぎの硬さ、足元のサポート不足などが重なると悪化しやすいとされています。特に成長期は、骨の成長に筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、かかとに負担が集まりやすくなります。
- ストレッチやインソールは役立ちますか。
- ふくらはぎの柔軟性を整えることや、かかとへの衝撃を和らげる工夫は、一般的な対応としてよく案内されています。かかとパッド、ヒールリフト、支持性のある靴などが助けになることもありますが、痛みの強さや足の使い方に合わせて選ぶことが大切です。
- どのような時に整形外科も受診した方がよいですか。
- 痛みがかなり強い、びっこが目立つ、腫れが強い、外傷のあとから悪化した、休んでも改善しにくい場合は、ほかの原因が隠れていないか確認するためにも整形外科での評価が安心です。画像検査は、シーバー病そのものを断定するためというより、別の原因を除外する目的で行われることがあります。






