腰痛施術でどうしても伝えたい3つのこと③
2022年03月12日
最終更新日:2026年2月18日

腰痛は、ぎっくり腰のように突然起こるタイプもあれば、日々の疲労が積み重なって限界を超えた結果として起こるタイプもあります。さらに、変形性腰椎症のように年齢や生活負荷の積み重ねで腰に負担が集まりやすくなっているケースもあります。
そして多いのが「一度良くなったのに、また同じところが痛くなる」「朝だけ痛い」「座っているとだんだん痛い」「休みの日にいつもと違う動きで再発する」という悩みです。ここでは、鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、鍼灸整骨院ひまわり衣笠院が現場で特に強く伝えている、腰痛を繰り返さないための3つの要点をまとめます。
1 痛みの正体を見極める
再発を減らす第一歩は、痛い場所を当てることよりも「どこに負担が集中して痛みが出たのか」を見極めることです。腰痛は、関節、神経、筋肉、筋膜など、いろいろな要素が絡みます。だからこそ当院では、次の質問を必ずセットで確認します。
- いつ、どこで、どのようにして痛めたか
- 痛みの種類は何に近いか。ズキズキ、刺す、しびれる、重だるい、激痛など
- どの動作、どの角度で痛いか。立ち上がり、前屈、反らす、歩く、座るなど
- 痛い場所はピンポイントか、広くぼんやりか
- 歩行痛の有無。関節っぽいか、筋肉っぽいか、神経っぽいか
この確認は、例えるなら地図を作る作業です。痛みが出る場面と出ない場面を整理すると、負担が集まるポイントが見えやすくなります。
また当院では、ひまわり式ハイボルテージ施術を、痛みのケアだけでなく「反応を見て手掛かりを集める」目的でも活用します。痛みが出ている部位や関連部位の反応を確認しながら、局所と原因の両方にアプローチする準備を整えます。
一方で、検査が優先になる腰痛もあります。強いしびれが続く、じっとしていても痛い、強い衝撃で痛めた、骨折や圧迫骨折が疑われる、内科的要因が疑われるなどの場合は、当院が提携する整形外科へ紹介状をお出しし、精密検査につなげます。痛みの安全確認を先に行うことが、結果的に最短ルートになることが多いからです。
参考:整形外科受診を急ぐべき症状の考え方は、日本整形外科学会の腰痛解説も参考になります。記事内の外部リンクをあわせてご確認ください。

2 土台を整えないと戻りやすい
腰痛がぶり返す方に共通して多いのは、左右差、中心バランスの崩れ、骨盤や脊柱の傾きです。筋肉が硬くなるのは結果で、土台が傾けば、それを支えるために筋緊張が出続けます。つまり、揉んで緩めても、土台が戻らなければまた緊張が出やすくなります。
当院では、骨格の土台を整える施術として、トムソン骨格矯正プログラムや、骨盤矯正プログラムを状態に応じて組み合わせます。
例えば「朝起きたら痛い」「座り続けるとだんだん痛い」タイプの中には、仙腸関節痛が背景にあることがあります。仙腸関節由来の痛みは腰より下の位置に出やすく、手で押さえるように訴える方もいます。トムソンテーブルで足の上がりや動きの状態を確認し、必要に応じてごく弱い刺激で調整すると、その場で痛みが軽くなるケースもよく見られます。
ただし、骨格だけ整えて終わりではありません。周囲の筋緊張が強ければ、その緊張を落として再度の歪みを作りにくくする必要があります。ここが再発予防の分岐点になります。
変形性腰椎症のように腰の負担が長年積み重なっているケースでは、痛みが出るスイッチが入りやすい状態になっていることもあります。そのため、症状の性質と生活背景を踏まえて、施術の組み立てを整理しながら進めます。
3 支える力と習慣まで設計する
最後の要点は、痛みが落ち着いてからの設計です。腰痛が慢性化、再発しやすくなる背景には「腰を支えるインナーマッスルの低下」「腸腰筋の動きの悪さ」「体幹のコルセット機能の弱さ」が関係することがよくあります。
当院では、体の奥に届く複合高周波を活用した楽トレを、再発予防の柱として提案することがあります。腸腰筋の柔軟性と働きを引き出し、腹横筋など体幹の支える力を育てることで、腰に負担が集中しにくい状態を作ります。急性期でも腸腰筋が強くつって体を起こせないような場合に、状態を見ながら使うこともあります。
痛みの抑制や筋緊張の調整として、鍼灸施術を希望に応じて組み合わせることも可能です。目的は、痛みを落ち着かせることと、過度な防御反応としての筋緊張をゆるめ、動きを取り戻しやすくすることです。

さらに、習慣の整え方も大切です。特に再発が多いのは、寝方、座り方、運転、持ち上げ動作です。当院がよくお伝えする例は次の通りです。
- 急性腰痛の寝方は横向きで丸くなり、膝の間にクッションを挟む
- 寝具がへこんでいるなら、向きを変える、へこみにタオルで調整する
- 座る時は柔らかいソファーより、骨盤を立てやすい硬めの椅子を選ぶ
- 運転は背もたれを倒しすぎず、腰の後ろに当て物で骨盤を立てる
- 長時間同じ姿勢を避け、途中で一度立つ
通院の目安としては、急性期は最初の3回をなるべく詰めて経過を見ます。3回で痛みが軽減してきたら、1日おき、2日おきへと段階的に間隔を空けます。最初の3回は、炎症を深くさせず、悪化傾向がないかを確認するためにも重要です。もし3回の中で悪化が続く場合は、別の要因を疑い、検査の優先度を上げます。
「病院で異常がないと言われたけれど痛い」という声も多いです。画像検査で骨に明確な異常がないことと、痛みがないことは別です。骨以外の要素が関係している場合もあるため、痛みの出方と動作の特徴を丁寧に整理し、必要なら検査も含めて進めることが大切です。
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腰痛を繰り返さないための考え方を、横須賀市で腰痛ケアに取り組んできた当院の現場経験からまとめています。

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執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
痛みの先に、人生そのものを見つめる。それが、私たちの原点です。若い頃の交通事故経験をきっかけに、身体だけでなく不安や手続きの悩みにも寄り添う交通事故対応を続けてきました。
株式会社ライフプラス 代表取締役。一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会 代表理事として、地域のウェルビーイング活動にも取り組んでいます。
免許・資格
- JSBM会員
- 機能訓練指導員認定柔道整復師
- 柔道整復師
- はり師
- きゅう師
- 柔道整復師臨床実習指導者
- あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
よくある質問
- 腰痛が良くなったのに、また同じところが痛くなるのはなぜですか。
- 痛みが落ち着いても、骨盤や脊柱の傾き、左右差、インナーマッスル低下など負担の原因が残ると、同じ動作で再発しやすくなります。当院では動作チェックで負担を見極め、土台調整と支える力づくりをセットで進めます。
- ぎっくり腰の後、いつから通院頻度を下げれば良いですか。
- 目安は最初の3回です。経過が良ければ1日おき、2日おきへ段階的に間隔を空けます。3回の中で悪化する場合は別要因も疑い、検査の優先度を上げます。
- 病院で異常なしと言われました。それでも整骨院でみてもらえますか。
- はい。画像検査で骨に明確な異常がないことと、痛みがないことは別です。神経、筋肉、筋膜、関節機能などが関係することもあるため、痛みの出方と動作の特徴を整理し、必要なら検査も含めて進めます。
- 仙腸関節痛かどうかは自分で分かりますか。
- 腰より下で、片側を手で押さえるような痛みとして感じる方もいます。ただし自己判断は難しいため、当院では足の上がりや動き、痛みの出る条件を確認し、必要に応じてトムソンテーブルで調整します。
- 楽トレは腰痛の再発予防に本当に役立ちますか。
- 腰を支えるインナーマッスルや腸腰筋の働きが落ちている方では、再発予防の柱になりやすいです。状態と目的に合わせて回数と内容を設計します。
