もしかして後十字靱帯損傷?
2025年06月16日
膝の不安定感…もしかして後十字靱帯損傷?整骨院での対処法と早期回復のポイント

転倒や交通事故などで膝の奥がズレる感覚がある方は、後十字靭帯損傷の可能性があります。早めのケアを。
「膝をひねってから階段の昇り降りが怖い」「膝に力が入りづらく、なんとなくグラつく」「スポーツ中に強くぶつけてから膝が不安定」…
そんな症状に心当たりがあるなら、“後十字靱帯損傷”の可能性があります。
後十字靱帯(PCL)は、膝の安定性を保つ重要な役割を担っており、特に膝が後ろにズレないよう支える働きをしています。
交通事故や転倒、スポーツ中の接触プレーなどで膝を強打した際に損傷しやすく、痛みや不安定感、腫れといった症状が現れます。
見落とされがちな膝の障害でありながら、放置すると関節の変性や靱帯の機能低下を引き起こすことも。
鍼灸整骨院ひまわりでは、柔道整復師が膝関節の動きや安定性を的確に評価し、手技療法やハイボルテージ施術、リハビリ指導を通じて、症状の改善と再発予防をサポートします。
この記事では、後十字靱帯損傷の原因、注意すべき症状、整骨院での対応方法、そして再発を防ぐ日常生活の工夫まで、初心者にもわかりやすく解説します。
後十字靱帯損傷とは
後十字靱帯(PCL)は、大腿骨と脛骨をつなぎ、脛骨が後方にずれるのを防ぐ働きをする靱帯です。
膝関節の奥にあるため、損傷しても目に見えづらく、前十字靱帯(ACL)よりも症状が分かりにくいことがあります。
主な原因は以下のようなものです:
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交通事故での膝の直接打撲(ダッシュボード損傷)
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スポーツ中の転倒や接触による強打
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高所からの落下による衝撃
症状としては:
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膝の奥にズーンとした痛みがある
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曲げ伸ばしが不安定に感じる
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下り坂や階段で膝に力が入らない
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運動中に膝がガクッとする感じがある
このような症状がある場合、早期に評価を受けることが重要です。
軽度の損傷であれば保存療法(安静・施術・リハビリ)で改善するケースが多く、重度の場合は整形外科との連携が必要です。
放置によるリスクと予防法
後十字靱帯損傷を放置すると、膝関節の不安定性が残り、次のようなリスクが生じます:
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半月板や軟骨への二次損傷
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膝関節の変形性変化
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日常動作への支障(歩行・階段昇降・しゃがみ動作など)
【予防・ケア方法】
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サポーターなどで膝の安定性を確保
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ハムストリングスと大腿四頭筋の筋力バランスを整える
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膝に負担をかけない正しい姿勢と動作の指導
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怪我後の復帰には段階的なリハビリを行う
適切なリハビリやケアを怠ると、膝関節への負荷が蓄積しやすくなります。スポーツ復帰を考えている方ほど、慎重な対応が求められます。
鍼灸整骨院ひまわりでの対応
鍼灸整骨院ひまわりでは、後十字靱帯損傷の患者様に対して以下のような施術とサポートを行っています。
1. 柔道整復師による評価
関節の安定性や可動域、筋緊張、膝のアライメント(軸)を評価し、損傷程度を推測します。必要に応じて整形外科への紹介も行います。
2. 手技療法と関節モビライゼーション
膝関節を支える周囲の筋肉の緊張緩和、可動域の改善を目的とした手技を行い、膝への負担を軽減します。
3. ハイボルテージ施術
炎症を抑え、痛みを緩和するためにハイボルテージ療法を用います。深部まで届く電気刺激で回復を促進します。
4. テーピング・サポーター指導
膝を安定させるために、適切なテーピングや装具の選択と使用法を指導。症状の段階に応じたサポートが可能です。
5. リハビリ・運動療法の指導
膝周囲の筋力バランスを整えるための運動やストレッチの指導を行い、再発予防と機能回復を支援します。
まとめ・早期相談が鍵
後十字靱帯損傷は、初期症状が軽微なことから見逃されやすいケガです。
しかし、放置すれば膝の構造全体に影響を及ぼし、慢性の膝痛や機能障害につながるリスクも。
「ちょっとした膝の違和感」と感じたときこそ、早めに相談することが大切です。
鍼灸整骨院ひまわりでは、専門的な知識を持つ柔道整復師が、あなたの膝の状態を的確に判断し、改善に向けた最善のアプローチをご提案します。
【ご予約・お問い合わせ】 鍼灸整骨院ひまわり
〈根岸院〉神奈川県横須賀市根岸町3-1-6-125
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