前十字靱帯損傷とは?膝のけが

2025年05月19日

膝に電気治療器のパッドが複数装着されており、色とりどりのコードが接続されている。下部には「前十字靱帯損傷」と大きく書かれている。

スポーツ中の膝の痛み、それは前十字靱帯損傷のサインかもしれません。

スポーツのプレー中に「膝がガクッと抜けた」「ブチッと音がした」「着地の後から痛くて膝が伸びない」——

そのような症状があれば、**前十字靱帯損傷(ACL損傷)**の可能性があります。

前十字靱帯は、膝関節を安定させる大切な靱帯の一つで、主にジャンプ後の着地や急な方向転換などの動作で損傷しやすい部位です。とくにスポーツ選手に多く見られますが、一般の方でも階段の踏み外しや転倒などで損傷することがあります。

鍼灸整骨院ひまわりでは、整形外科との連携のもと、

  • ケガ直後の応急処置

  • 炎症や痛みに対するハイボルテージ施術

  • 手術前後のリハビリケア

    など、症状や時期に応じた最適な施術を提供しております。

膝の安定感に不安がある方、病院でのフォローに加えて「しっかりとリハビリをしたい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。

前十字靱帯損傷とは?

靱帯の役割と膝の構造

膝関節には、骨と骨をつなぐ4つの主要な靱帯があります。

  • 前十字靱帯(ACL)

  • 後十字靱帯(PCL)

  • 内側側副靱帯(MCL)

  • 外側側副靱帯(LCL)

この中でも、前十字靱帯は脛骨(すねの骨)が前にずれるのを防ぐ役割を担い、膝関節の安定性を保つ非常に重要な靱帯です。


どんなときに損傷するのか

代表的な発症シーン:

  • ジャンプ後の着地時

  • 急な方向転換やストップ動作

  • 他人との接触による膝のねじれ

  • スキーやサッカー、バスケットボールなどの競技中

非接触型の損傷が多いのも特徴で、「誰ともぶつかっていないのに膝が壊れた」というケースが少なくありません。


主な症状

  • 膝の激しい痛みと腫れ(関節内血腫)

  • 膝がガクガクする不安定感

  • 曲げ伸ばしが困難になる

  • 自力で歩けなくなることもある

  • 膝から「ブチッ」「ポキッ」と音がすることも


診断と検査

整形外科での診断では:

  • ラックマンテスト、前方引き出しテストなどの徒手検査

  • MRIによる断裂の画像診断

  • レントゲンで骨の異常がないかを確認

鍼灸整骨院ひまわりでは、疑いのある場合には速やかに整形外科への紹介状を発行し、適切な診断を促します。

整骨院での対応と施術内容

ケガ直後の応急処置

RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を基本とし、関節内の炎症と腫脹を抑えることが最優先です。

当院では、受傷直後の段階から、

  • ハイボルテージ施術による痛みと腫れの緩和

  • テーピングや包帯による支持

  • 必要に応じて松葉杖の使用指導

    を行い、患者様の不安を最小限に抑えます。


手術を受ける前の準備

ACL損傷では、多くの場合靱帯再建手術が選択されますが、

  • 手術前に膝の可動域や筋力を高めておくこと

  • 関節周囲の腫れを抑えておくこと

    で、術後の回復がスムーズになります。

ひまわりでは、「手術の前にできること」を一緒に取り組み、手術の成功と術後の早期回復をサポートします。


手術後のリハビリ

術後のケアでは、

  • 膝の可動域訓練(ROM)

  • 大腿四頭筋の再教育

  • 荷重訓練(徐々に体重をかける)

  • 歩行練習とフォーム改善

  • スポーツ復帰に向けた段階的トレーニング

を段階的に実施し、個々の回復ペースに合わせた無理のない施術を行います。


ハイボルテージによる鎮痛

深部に作用する高電圧電気刺激は、術後の痛みや腫れの軽減に効果的です。関節に負担をかけずに鎮痛を図れるため、早期の可動域改善にもつながります。

再発予防と生活サポート

スポーツ復帰への道のり

前十字靱帯の再建後は、少なくとも6か月以上のリハビリ期間が必要とされています。

当院では、

  • 段階的なジャンプ・着地訓練

  • ランニングや方向転換の練習

  • 競技別の復帰プログラム

    を取り入れ、安心してスポーツ現場に戻れる体づくりを支援しています。


日常生活での注意点

  • 階段の昇降は慎重に

  • 急な方向転換や走行は控える

  • 長時間の立ち仕事や荷物の運搬は制限

  • 正しい歩行フォームを維持する

「もう治ったはず」ではなく、体の使い方を正しく覚えることが再発防止に直結します。


家庭でできるセルフケア

  • 大腿四頭筋の筋トレ(アイソメトリック)

  • ヒップリフトやブリッジで殿筋強化

  • ストレッチポールを使った膝周囲の筋膜リリース

当院では、一人ひとりの回復状況に応じたメニューを指導しています。


まとめ

前十字靱帯損傷は、軽視すれば将来的に膝の不安定感や関節変形を引き起こす重大なけがです。

だからこそ、早期の対応と、術前・術後の適切なリハビリが重要になります。

鍼灸整骨院ひまわりでは、整形外科との連携のもと、あなたの膝を守るための最善のサポート体制を整えています。

「膝が不安定」「スポーツに早く復帰したい」「再発を防ぎたい」

そんな方は、ぜひご相談ください。


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