坂道ダッシュでのすね痛を防ぐ

2025年10月17日

坂道ダッシュでのすね痛を防ぐ

要点(30秒でわかる)

  • 勾配4〜6%・短い距離から始め、ピッチ高め・ストライド短めで足元の衝撃とブレーキを減らします。
  • 体は足首から前傾し、着地は体の真下へ。つま先を反らし過ぎないよう意識します。
  • 本数は6〜8本×10〜15秒から。痛みゼロ〜微痛で翌日違和感がなければ少しずつ増やします。
  • 硬い路面・減り過ぎたシューズはリスク。クッションとグリップのある靴に見直しましょう。
  • 強い痛み・点で刺す痛み・腫れが続くなら受診サインです。横須賀市の整骨院として当院がサポートします。

なぜ「すね」が痛くなるの?

坂道ダッシュは平地より地面からの衝撃はやや少なめになる一方、ふくらはぎ〜足首の負荷が上がります。つま先を強く反らしてブレーキをかける着地や、ストライドが大きすぎる走り方は、すねの内側(骨膜)や前脛骨筋に負担をかけ、いわゆるシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)につながりやすくなります。

今日からできる予防(フォーム・勾配・本数)

  • 勾配:最初は4〜6%の緩い坂。急坂はふくらはぎ・アキレス腱の負担が急増します。
  • 距離・時間:10〜15秒の短いダッシュ×6〜8本から。間は歩きで完全回復
  • フォーム:足首から軽く前傾、ピッチ高め・ストライド短め。着地は体の真下、つま先の反らし過ぎに注意。
  • 路面:最初はトラックや土/芝などやや柔らかい路面を選びます。傾いた路肩は避けましょう。
  • シューズ:かかとがすり減った靴は交換。クッション性と屈曲のバランスがよい一足を。

ふくらはぎのトラブルが出やすい方は、固定ページ「ふくらはぎ肉離れ」や「アキレス腱炎」のセルフチェックも参考になります。

ウォームアップ(5〜10分でOK)

  1. 足首まわし・足趾グーパー:各20回で血流アップ。
  2. カーフポンプ(ヒールレイズ):ゆっくり10回×2セット。ふくらはぎに「スイッチ」を入れます。
  3. アンクリング&Aスキップ:軽くリズム良く、ピッチを意識。
  4. 流し:坂の手前で20〜30mを2〜3本、フォーム確認。

準備運動のコツは、当院ブログ「肉離れリハビリのポイント」の段階づけもヒントになります。

すね・ふくらはぎの補強(週2〜3回)

  • ティビアリスレイズ(壁にもたれてつま先上げ):15回×2〜3セット。
  • ソールス/カーフレイズ(ゆっくり下ろす):12回×2〜3セット。エキセントリックを丁寧に。
  • ヒップヒンジ(もも裏の協調):10回×2セット。大股のブレーキ走りを防ぎます。
  • 足趾トレ(タオルギャザー):足部の安定化に。

ふくらはぎの痛みや違和感が強いときは、関連ブログ「ふくらはぎ肉離れを効果的に治療する方法」もあわせてご覧ください。

安全な進め方(週間プラン例)

週1〜2回/各回6〜8本→8〜10本→10〜12本と、2〜3週間ごとに本数を増やします。翌日に痛み・強い張りが残る場合は本数を戻すか休みを入れましょう。

平日は短めのジョグ+補強、週末に坂道を実施など、連日の実施は避けるのがコツです。

痛みが出たときのセルフケア

  • 練習量を一段階戻す(本数・勾配・路面)。
  • アイシング(タオル越しに15〜20分×1〜3回/日):熱感・腫れがある時期に。
  • やさしいストレッチ:ふくらはぎ全体を反動なしで20〜30秒。
  • 再開は痛みゼロ〜微痛の範囲から。違和感が出たら即中止して様子を見ます。

アキレス腱の違和感が強い場合は、ブログ「治らないアキレス腱炎、断裂する前に」の注意点も参考にしてください。

受診のサイン(見逃したくない症状)

  • 走ると必ず痛む点状の痛みや、押すと一点が強く痛い(疲労骨折の疑い)。
  • 腫れ・発赤・熱感が数日続く、夜間もズキズキする。
  • ふくらはぎやアキレス腱の断裂感、つま先立ちができない。

状態により医療機関での画像評価が必要です。当院では必要時に適切な医療機関への紹介状をご用意します。

ご予約・ご相談

北久里浜院

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執筆者情報

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

免許・資格:JSBM会員/機能訓練指導員認定柔道整復師/柔道整復師/はり師/きゅう師/柔道整復師臨床実習指導者/あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師臨床実習指導者

参考文献・一次情報

  1. AAOS OrthoInfo: Shin Splints(脛骨過労性骨膜炎の基礎)
  2. NHS: Shin splints(自己管理と受診の目安)
  3. BJSM: Medial tibial stress syndromeの概説(リスクと管理)
  4. BJSM: ランニング関連傷害の予防(ピッチや路面の工夫)

免責とご注意

本記事は一般的な健康情報であり、個々の診断や治療の代替ではありません。点状の強い痛み・腫れ・夜間痛などがある場合は早めにご相談ください。

 

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