追突事故で同乗者が怪我をした場合
2025年10月3日
横須賀市で追突事故の同乗者が怪我をした場合

追突事故に遭った時、もし隣に家族や友人が乗っていたら、自分のこと以上に同乗者の怪我が心配になる方は少なくありません。
また、 「治療費はどうなるのだろう」 「同乗者に申し訳ない」 「自分が運転していたのに通院してもらって大丈夫なのだろうか」 と不安になる方も多いです。
一言でいうと、追突事故で怪我をした同乗者は、補償の対象として扱われることが多く、相手方の自賠責保険や任意保険、契約内容によっては運転者側の人身傷害保険や搭乗者傷害保険も関わります。だからこそ、遠慮して我慢するのではなく、まずは整形外科で確認し、必要な治療につなげることが大切です。
交通事故全体の流れは交通事故・むちうち専門施術、追突事故全体の特徴は追突事故、保険の考え方は自賠責保険について、任意保険について、人身傷害保険についても参考になります。

この記事の要点
- 追突事故で怪我をした同乗者は、補償の対象として扱われることが多く、相手方の自賠責保険や任意保険が中心になることがあります。
- 契約内容によっては、運転者側の人身傷害保険や搭乗者傷害保険も使える場合があります。
- 同乗者も、運転者と同じように整形外科を受診し、診断書や受診記録を整えることが大切です。
- 遠慮して痛みを我慢すると、むちうちや腰痛が後から強くなることがあるため、早めの相談が大切です。

目次
同乗者の治療費は誰が払うのか
追突事故では、同乗者は運転操作をしていないため、基本的には補償の対象として扱われることが多いです。実務では、相手方の自賠責保険や任意保険が中心となって進むことが多く、治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料などが補償の対象になることがあります。
ただし、実際の進み方は事故状況や保険会社の対応、加入している保険内容によって異なります。そのため、「必ずこうなる」と決めつけるより、まずは保険会社へ事故内容を共有し、同乗者の受診先と症状を整理することが大切です。
また、相手方保険会社の一括対応が進めば、医療機関や整骨院で窓口負担なしで進むことも多いですが、すべての場面で最初から自動的にそうなるとは限りません。支払方法や開始タイミングは確認が必要です。
相手方の自賠責保険と任意保険
自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するための基本的な対人補償です。日本損害保険協会は、自賠責保険の補償範囲は原則として相手と同乗者の人的損害に限定されると案内しています。そのため、追突事故で怪我をした同乗者も補償対象になりやすいです。
また、相手方の任意保険は、自賠責保険の限度額を超える部分や一括対応の実務で関わることがあります。実際には、自賠責保険と任意保険が組み合わさる形で治療費の支払いが進むことが多いです。
したがって、同乗者の方も「自分は運転していないからよく分からない」と遠慮せず、事故後の体調変化を保険会社へ共有し、必要な治療を受けることが大切です。
人身傷害保険と搭乗者傷害保険
相手方とのやり取りを待たずに進めたい場合や、より整理しやすい方法を考えたい場合には、運転者側が加入している人身傷害保険や搭乗者傷害保険が関わることがあります。
日本損害保険協会によると、人身傷害補償保険は、契約内容に応じて、契約車に乗車中の人の実際に生じた損害を補償する保険です。一方で、搭乗者傷害保険は、契約車に乗車中の人が死傷した場合に、あらかじめ決められた金額が支払われる仕組みです。
つまり、同乗者の補償は相手方保険だけでなく、自分側の契約も確認すると整理しやすいことがあります。特に人身傷害保険は、治療費の支払い方法について保険会社へ相談しやすい場合があります。

治療開始までの流れ
同乗者が怪我をした場合も、事故後の基本的な流れは運転者と同じです。まずは安全を確保し、警察へ届け出て、整形外科を受診し、診断書や受診記録を整えることが大切です。
国土交通省は、交通事故にあったら、警察への届出、加害者情報の確認、証拠の確保、医師の診断を受けることが大切だと案内しています。警察への届出は義務であり、人身事故であれば特に重要です。
その後、保険会社へ同乗者の怪我について連絡し、整骨院での通院も希望する場合はその意向を伝えます。交通事故証明書は自動車安全運転センターで申請できます。
同乗者が我慢しやすい理由
同乗者の方は、 「運転していた人に悪い」 「迷惑をかけたくない」 「自分はそこまで痛くないかもしれない」 と考えて、つらさを我慢してしまうことがあります。
しかし、むちうちや腰痛は事故直後よりも数時間後から翌日にかけてはっきりしてくることがあります。だからこそ、当日の軽さだけで判断せず、違和感があるなら早めに受診することが大切です。
同乗者の方にも、治療を受ける権利があります。遠慮して放置することが、かえって長引く原因になることもあるため、我慢しすぎないことが大切です。
整形外科と整骨院の通い方
同乗者の方も、まずは整形外科で状態確認を受け、そのうえで整骨院で生活動作や痛みの変化を見ながら整えていく流れが分かりやすいです。
整形外科は診断や画像評価、危険な状態の確認に役立ちます。一方で整骨院では、首の動き、頭痛の出方、腰の痛み、姿勢、日常生活の困りごとなどを細かく見ながら、回復に合わせた通院計画を立てやすい面があります。
併診や転院の考え方は、医療機関との併診・転院についても参考になります。
当院で大切にしていること
鍼灸整骨院ひまわりでは、同乗者の事故後相談において、今どこが痛いかだけでなく、どの動きで悪化するか、何時ごろつらくなるか、家事や仕事で何が困るかまで丁寧に確認します。
また、保険会社へ何を共有するか、整形外科とどう並行していくか、通院の頻度をどう考えるかなど、体の状態と手続きの両方を整理しながら進めることを大切にしています。
同乗者の方が「遠慮して言いにくい」と感じている時ほど、現在の症状を整理しながら、安心して治療を受けやすい流れを一緒に考えています。
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まとめ
追突事故で怪我をした同乗者は、遠慮して痛みを我慢してしまいがちです。しかし、同乗者も補償の対象として扱われることが多く、必要な治療を受けることはとても大切です。
首や腰の違和感、頭痛、吐き気などがある時は、まず整形外科で確認し、その後の通院を整理していきましょう。不安がある方は、我慢せずご相談ください。
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追突事故で怪我をした同乗者の治療や通院の流れでお困りの方は、現在の状態や受診状況をご相談ください。
執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
株式会社ライフプラス 代表取締役
一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会 代表理事
【免許・資格】
JSBM会員
機能訓練指導員認定柔道整復師
柔道整復師
はり師
きゅう師
柔道整復師臨床実習指導者
あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師臨床実習指導者
よくある質問
- 同乗者も診断書は必要ですか。
- はい。運転者と同じように、事故後の怪我であることを整理するために、整形外科で診断や受診記録を残しておくことが大切です。国土交通省も、事故後は医師の診断を受けることが大切だと案内しています。
- 同乗者の治療費は誰が払うのですか。
- 多くのケースでは、相手方の自賠責保険や任意保険が中心となります。自賠責保険は原則として相手と同乗者の人的損害を補償対象としています。
- 運転者側の保険も使えますか。
- 契約内容によっては、人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険が使えることがあります。人身傷害保険は実際の損害、搭乗者傷害保険は定額給付の仕組みです。
- 同乗者も交通事故証明書は必要ですか。
- はい、後の手続きで使うことがあります。交通事故証明書は自動車安全運転センターで申請できます。
- 同乗者が遠慮して通院をためらっています。どう考えればよいですか。
- 我慢しすぎないことが大切です。同乗者も必要な治療を受けることが大切で、事故直後より後から首や腰の痛みが強くなることもあります。遠慮するより、まずは状態確認を受けて整理することが安心につながります。




