はり治療って効くの?
2025年10月31日
はり治療って効くの?
結論:症状と目的が合えば「効くことがある」。特に肩こり・首こりや緊張型頭痛、慢性腰痛で 肩こりや ストレートネックの背景がある方に適しています。 ただし過度な期待や即効の断言はNG。根拠と限界、安全性を専門家がやさしく解説します。
公開・更新:2025-10-31
まず要点(効く・効かないの線引き)
向いている症状とリンク案内(固定ページ優先)
- 肩こり・首こり:僧帽筋や肩甲帯の過緊張に。詳細は 肩こりページ、関連の 猫背矯正プログラムもチェック。
- 首由来の頭痛・姿勢由来の不調: ストレートネック(スマホ首)。
- 肩の挙上痛・夜間痛: 肩インピンジメント症候群(放置で長引きやすい)。
- 腕のしびれ・だるさ+肩こり: 胸郭出口症候群。
- 電気刺激と併用したい: ひまわり式ハイボルテージ施術(短期鎮痛の補助)。
※診断や薬の管理は医科にて。鍼灸は活動性の維持・運動と組み合わせると相乗効果が見込めます[3]。
施術の流れ・回数目安
- 評価:痛み部位・誘因(姿勢・時間帯)・可動と圧痛をチェック。
- 施術:過敏筋・関連部位へ低侵襲のはり+必要時にお灸。刺激量は最小限から。
- 再評価:痛み・可動の変化を確認し、刺激量・部位を微調整。
- 計画:初期は週1回×3〜4回→落ち着けば間隔延長。料金・アクセスはこちら。
家でできる対策(相乗効果)
- 1時間に1回の姿勢リセット:立ち上がり、肩をすとん→軽くすくめ→後ろ回し。
- 胸郭伸展(20〜30秒×2):椅子にもたれて胸を開き、顎は軽く引く(猫背が強い人は猫背矯正も参照)。
- 首のやさしい可動(各5回):前後・左右・回旋をゆっくり、痛みが出る手前で止める。
- 睡眠:枕は低〜中で首のカーブ維持。食いしばりに気づいたら上下歯を離す。
安全性・禁忌と注意
- 衛生:滅菌ディスポ鍼を使用し、皮膚状態を確認してから施術。
- 禁忌・配慮:発熱、重度の出血傾向、妊娠初期、ペースメーカー等は事前にご相談。
- 副反応:一時的なだるさ・内出血が出ることがありますが、多くは数日で軽快。
- 医科連携:赤旗症状(突然の激烈頭痛、麻痺、感染徴候など)は医療機関を優先。
患者さまの体験談
「肩が鉄板…はり+姿勢で軽く」
40代・女性・デスクワーク(4週間)
「夜中のうずきが減り、寝返りで起きなくなった」
50代・男性・サービス業(6週間)
- 課題:上着の着脱で肩前面が痛む/夜間痛で中途覚醒。肩の挙上は約90°付近で疼痛が強い。
- アプローチ:初期2週は刺激量を抑えたはり+温熱、就寝時のポジショニング(タオルで軽度外転・前挙位)を指導。
3〜4週:痛みの出ない範囲でのスカプション、肩甲帯リトラクション、胸郭モビリティ。日中は「高頻度・低負荷」の動作分割で可動域を分散。
5〜6週:体幹—肩甲帯の協調(壁タッチ系ドリル)と姿勢調整(胸椎伸展セルフワーク)。必要時のみ短時間の電気刺激を補助。 - 6週間後:夜間の中途覚醒が週5回→1回以下に減少。挙上可動は約150°まで改善し、朝のこわばりも軽減。セルフエクササイズを継続して再発予防へ。
よくある質問(FAQ)
どれくらいで効果を感じますか?
初期は週1回×3〜4回で変化を確認。目的は「痛みの頻度・強さの低減」と「動きやすさ」。即効の断言はせず、段階的に評価します。
痛みが強い日はどうすれば?
刺激量を下げて実施/延期の判断をします。自宅では冷温の切替と姿勢リセット。必要時はハイボルテージで短期鎮痛を補助します。
参考・出典(一次情報)
- Cochrane:Acupuncture for tension-type headache(緊張型頭痛での有効性シグナル)。
- Cochrane:Acupuncture for chronic non-specific low back pain(慢性腰痛での痛み・機能の改善)。
- NCCIH:Acupuncture: Effectiveness & Safety(安全性と適応の概説)。
※治療の適応は個別に評価します。重い症状や既往、服薬状況により方法が変わります。医科の判断を優先してください。







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