ヘバーデン結節とブシャール結節
2025年09月4日
ヘバーデン結節とブシャール結節
第一関節,DIPに生じる「ヘバーデン結節」,第二関節,PIPに生じる「ブシャール結節」。どちらも手指の変形性関節症の一種で,痛み,こわばり,見た目の変化が生じます。違い,原因,セルフケア,当院の対応をわかりやすく解説します。
こんな症状はありませんか?
- 指先の関節がズキッと痛む,朝こわばる
- 第一関節,DIPや第二関節,PIPが腫れて硬い
- ビンのフタを開ける,洗濯バサミがつまみにくい
- 指先に小さな袋,ミューカスシストができる
- 痛みは落ち着いたが,ふくらみ,変形が残っている
ヘバーデンとブシャールの違い
部位:ヘバーデン=DIP, ブシャール=PIP。
経過:初期は疼痛,腫脹,のちに骨性の隆起や側方偏位などの変形が目立ちます。
鑑別:リウマチはMCPや手関節に多い,乾癬性関節炎は爪の変化を伴うことがある,痛風は急性の発赤・熱感が目立つ,など。
原因
- 関節軟骨の加齢変化,遺伝素因
- 家事,手仕事,スポーツなど反復負荷
- ホルモンバランスの影響(更年期以降の女性に多い)
- 微小外傷,握力やピンチの偏り
当院の評価・対応
痛みの局在,可動域,DIP,PIPの分離可動,握力,ピンチ力,生活動作をチェックし,段階に応じてプランを作成します。
- 徒手療法,関節モビリゼーションで微小可動の改善
- ハイボルテージ治療で疼痛緩和,循環改善
- 温熱,超音波,テーピング,軽量スプリントで炎症期を保護
- 手内筋・前腕筋の筋力バランス調整,神経滑走エクササイズ
- 道具の持ち方,持ち替え,太軸ペングリップなど動作アドバイス
強い発赤・熱感,急速な変形,しびれ,他関節の多発痛がある場合は整形外科での評価を推奨。当院から紹介状をご用意できます(受診時に診断書の持参は不要)。
自宅でできるセルフケア
痛みが強い時
- 強い握り,つまみ動作を一時的に減らす
- 短時間の冷却(赤く熱い,ズキズキする時),それ以外は温熱
- 軽いストレッチ,指先ぶらぶら運動で循環促進
慢性期
- 腱グライド:まっすぐ→フック→拳→テーブルトップを各5秒×5回
- DIP,PIP分離運動:PIPを固定しDIPだけ曲げ伸ばし,逆も実施
- 等尺ピンチ:親指と示指で紙をはさみ5秒×10回
日常は太軸ペン,滑り止め付きオープナーなど,手に優しい道具へ。
早わかり表
- ヘバーデン=DIP, ブシャール=PIP
- 50〜70代,女性に多い
- 保存療法が基本,痛み軽減と機能維持が目標
- 赤い,熱い,夜もうずく→整形外科も併用
受診の目安
- 2〜3週間のセルフケアで改善しない
- 物を落とす,ボタン,書字などに支障
- しびれ,強い腫れ,発赤,発熱を伴う
- 変形が進み見た目が気になる,再発を繰り返す
よくある質問
- 治りますか?
- 骨の形は戻りにくいですが,痛みの軽減,こわばりの改善,動作最適化は可能です。
- 温めるべき?冷やすべき?
- 炎症が強い時は短時間の冷却,それ以外は温熱で循環を促します。
- サポーターは有効?
- 痛み期の保護や夜間のこわばり軽減に有効。サイズや硬さは専門家にご相談ください。
- 家事や仕事は続けてもいい?
- 完全休止は不要。太軸の道具,持ち替え,休憩を挟むなどで負担を分散しましょう。
ご相談は鍼灸整骨院ひまわりへ
横須賀市の鍼灸整骨院ひまわりは,柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師が在籍。根岸院(北久里浜駅近く)・衣笠院(衣笠駅近く)で対応します。必要に応じて整形外科への紹介状も即日ご用意します。
