交通事故に遭うと、「自賠責保険」や「任意保険」、「人身傷害保険」など、様々な保険の名前が出てきて混乱してしまいますよね。特に「人身傷害保険」は、ご自身の体を守る上で非常に重要な役割を果たすにもかかわらず、その内容を正確に理解している方は多くありません。

横須賀市で交通事故に遭われた方へ。この記事では、「人身傷害保険」とは何か、そして全ての車が加入している「自賠責保険」との決定的な違いについて、専門家の立場から分かりやすく解説します。

この記事の要点

  • 「自賠責保険」は相手の怪我を補償する最低限の強制保険。
  • 「人身傷害保険」は自分の任意保険の一部で、自分や同乗者の怪我を補償する。
  • 人身傷害保険の最大のメリットは、過失割合に関係なく、示談成立前に治療費が受け取れること。
  • 自損事故自分が加害者の場合でも使える、非常に心強い保険。

自賠責保険の基本(相手のための保険)

自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険です。この保険の目的は、交通事故の「被害者」の身体的な損害を最低限救済することにあります。そのため、補償の対象は基本的に「相手方」の怪我のみであり、加害者の怪我や、物の損害(車やガードレールなど)には一切適用されません。


人身傷害保険の基本(自分のための保険)

人身傷害保険は、ご自身で加入する任意保険に含まれる補償の一つです。契約車両に乗っている人(運転者や同乗者)が事故で死傷した場合に、その損害額を補償してくれます。自賠責保険との大きな違いは、以下の3点です。

1. 過失割合に関係なく使える

例えば、ご自身の過失が3割ある事故の場合、相手の自賠責保険や対人賠償保険から支払われる治療費は、過失相殺によって3割減額されてしまいます。しかし、人身傷害保険を使えば、ご自身の過失分も含めて、損害額の全額(契約上限額まで)が補償されます。

2. 示談交渉を待たずに使える

相手方との示談交渉が長引いている間も、ご自身の保険会社から先に治療費などの保険金が支払われます。これにより、治療費の心配をすることなく、早期に体の回復に専念することができます。

3. 補償範囲が広い

治療費だけでなく、仕事を休んだことによる休業損害や、精神的損害に対する慰謝料なども含めて、実際の損害額に基づいて保険金が計算されます。


まとめ

「人身傷害保険」は、万が一の事故の際に、過失割合や相手の対応に左右されずに、ご自身の体を守るための強力な味方です。交通事故に遭われた際は、ご自身の保険証券を確認し、この保険に加入しているかを確認してみましょう。手続きが分からない場合でも、当院がしっかりとサポートします。任意保険に関する全体像は、総まとめ記事をご覧ください。

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人身傷害保険についてよくあるご質問(FAQ)

人身傷害保険を使うと、翌年の保険料(等級)は上がりますか?

保険会社や契約内容によりますが、「人身傷害保険のみ」を使用し、相手方から保険金が回収された場合などは、等級が下がらず、翌年の保険料に影響しない(ノーカウント事故扱い)ことがほとんどです。詳しくはご自身の保険会社にご確認ください。

相手がいる事故でも、自分の人身傷害保険を使った方が良いのですか?

ご自身にも過失がある場合は、使うメリットが大きいです。過失分を気にせず治療に専念できます。また、相手との交渉が長引きそうな場合も、先に治療費を受け取れるため、利用を検討する価値は十分にあります。

人身傷害保険と搭乗者傷害保険の両方を使うことはできますか?

はい、両方に加入していれば、それぞれから保険金を受け取ることが可能です。人身傷害保険で実際の損害額を受け取り、さらに搭乗者傷害保険から怪我の部位や日数に応じた一時金を受け取る、という形になります。

執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整骨師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整骨師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者