横須賀市で子どものかかとが痛い方へ|シーバー病の対処法、家庭ケア、運動再開、受診目安と再発予防を解説
2021年10月6日
横須賀市で子どものかかとが痛い方へ|シーバー病の対処と運動再開

結論:痛みを我慢して練習を続けず、原因確認と負荷調整を優先しましょう
シーバー病は成長期に多いかかとの痛みですが、骨折、感染、骨の病変などでも似た症状が出ます。歩けない、発熱、夜間や安静時の強い痛み、赤みや腫れ、外傷後の痛みがある場合は、整骨院より先に医療機関で確認してください。
子どものかかとの痛みで大切なのは、「成長期だから仕方ない」と決めつけず、どの動きで痛むのか、運動量が急に増えていないか、靴や歩き方に負担がないかを整理することです。
横須賀市で、サッカー、野球、バスケットボール、陸上、ダンスなどに取り組むお子さまが、走る、跳ぶ、つま先立ちをする、裸足で歩く時にかかとを痛がっていませんか。成長期で運動に伴って痛みが出る場合は、シーバー病、踵骨骨端症が関係することがあります。
この記事では、シーバー病の特徴、家庭でできる対処、運動を中止した方がよいサイン、医療機関を優先したい症状、段階的なスポーツ復帰について、保護者の方にも分かりやすく整理します。

30秒で分かる要点
- 運動中や運動後にかかとの後ろや下が痛む場合は、シーバー病が関係することがあります。
- 痛みやびっこがある時は、走る、跳ぶ、長時間の練習を一時的に減らします。
- 靴のサイズ、クッション、かかとの安定、運動量の急な増加を確認します。
- 歩けない、発熱、夜間痛、赤みや腫れ、外傷後の強い痛みは医療機関を優先します。
- 復帰は歩行、片脚動作、競技動作、翌日の反応を確認しながら段階的に進めます。

目次
シーバー病とは
シーバー病は、成長期の子どもに多いかかとの痛みで、踵骨骨端症とも呼ばれます。かかとの骨にある成長部分へ、走る、跳ぶ、切り返すといった動作の負荷が繰り返しかかることで痛みが出やすくなります。
かかとの成長部分にはアキレス腱や足裏の組織から力が加わります。成長が速い時期、ふくらはぎが硬い時、運動量を急に増やした時、硬い地面やクッションの少ない靴で運動した時は、負担が集中することがあります。
多くは8歳から14歳頃にみられ、走る、跳ぶ競技に参加する子どもに起こりやすいとされています。片側だけに出る場合も、両側に出る場合もあります。
シーバー病の基本情報は、当院のシーバー病のページでもご案内しています。
シーバー病に多い症状
- 運動中や運動後にかかとの後ろや下が痛い
- かかとの両側から軽く挟むと痛がる
- 走る、跳ぶ、つま先立ちで痛みが出る
- 裸足や硬い床で歩くと痛い
- 練習の後半や翌日に痛みが強くなる
- かかとをつけず、つま先寄りで歩く
- びっこを引く、練習についていけない
痛みが軽い時は「動けるから大丈夫」と考えやすいのですが、かばった歩き方が続くと、ふくらはぎ、膝、股関節などへ負担が広がることがあります。痛みの有無だけでなく、歩き方や翌日の反応も確認しましょう。
似た症状との違い
子どものかかと痛を、見た目や年齢だけでシーバー病と断定することはできません。ストレス骨折、骨のう胞、感染、腱や足裏の組織の負担などでも痛みが出るため、症状が強い時や典型的でない時は医療機関での確認が必要です。
成長に伴う夜間の脚の痛みとの違い
成長期にみられる脚の痛みは、夕方から夜に両脚を痛がり、翌朝には普段どおり歩けることがあります。シーバー病では、運動やかかとへの圧迫で痛みが再現しやすく、歩行やスポーツ動作に影響が出る傾向があります。
オスグッドとの違い
膝のお皿の下に痛みがある場合は、成長期に多いオスグッドが関係することがあります。詳しくはオスグッドをご確認ください。
足裏の痛みとの違い
足裏からかかとの下側に痛みがあり、朝の一歩目や長時間の歩行でつらい場合は、足底の組織に負担がかかっていることがあります。詳しくは足底筋膜炎をご確認ください。
捻挫や外傷との違い
足首をひねった、着地に失敗した、転倒したなど明確なきっかけがある場合は、捻挫や骨折を含む外傷も考えます。詳しくは足関節捻挫をご確認ください。
家庭でできる対処
痛みを増やす運動を減らす
びっこがある、走ると痛い、練習後に痛みが増える場合は、ダッシュ、ジャンプ、長時間の練習を一時的に減らします。無理に練習を続けるより、痛みの少ない自転車や水中運動などへ変更できるか、指導者や医療機関と相談しましょう。
靴と路面を見直す
サイズが合わない靴、かかとがつぶれた靴、靴底がすり減った靴、クッションの少ない靴は負担につながります。競技用と通学用の両方を確認し、硬い地面や裸足での運動も一時的に調整します。
ヒールカップや中敷きが役立つ場合もありますが、足の形や靴に合わないものは別の負担になることがあります。選び方はメディカルインソールも参考にし、専門家へご相談ください。
痛みが増えない範囲でふくらはぎを伸ばす
ふくらはぎの硬さが関係する場合は、痛みが落ち着いてから、反動をつけずにやさしく伸ばします。かかとの痛みが増える時は中止し、強く押したり無理に伸ばしたりしないでください。
運動後の痛みには短時間の冷却
運動後に痛みが強い場合は、保冷剤をタオルで包み、皮膚の状態を確認しながら短時間当てます。直接皮膚へ当てることや、長時間の冷やしっぱなしは避けましょう。
薬は医師や薬剤師に確認する
痛み止めを使用する場合は、子どもの年齢や体重によって種類や量が異なります。大人用の薬を自己判断で使わず、医師または薬剤師へ確認してください。
医療機関を優先したいサイン
次のような場合は、シーバー病と決めつけず、小児科、小児整形外科、整形外科などの医療機関へご相談ください。
- 歩けない、体重をかけられない
- びっこが強い、日ごとに悪化している
- 安静時や夜間も強く痛む
- 発熱、だるさ、食欲低下を伴う
- かかとが赤い、熱い、強く腫れている
- 転倒や衝突のあとから強く痛む
- しびれ、足の冷たさ、皮膚の色の変化がある
- 運動量を調整しても改善せず、痛みが続く
シーバー病は画像だけで判断するものではありません。診察では症状や動作を確認し、必要に応じて画像検査で骨折など別の原因を除外します。
鍼灸整骨院ひまわりでできること
鍼灸整骨院ひまわりでは、子どものかかと痛をシーバー病と診断することはできません。受傷状況、症状の経過、危険サインを確認し、医療機関での確認が必要かを整理します。
かかとと動作の確認
痛む場所、圧痛、歩き方、つま先立ち、足首の動き、ふくらはぎの柔軟性、股関節や体幹の使い方を確認します。痛みが強い動作を無理に繰り返すことはありません。
運動量と靴の整理
競技種目、練習時間、試合数、最近の運動量の変化、使用している靴、練習場所を確認し、どの負荷を一時的に減らすかを保護者と一緒に整理します。
医療機関との連携
歩行困難、発熱、強い腫れ、外傷後の痛み、経過不良などがある場合は、医療機関での確認を優先します。必要に応じて紹介状をご用意します。
受付や相談の流れは、初めての方へをご確認ください。
段階的な運動再開の目安
運動再開は痛みの点数だけで決めず、動作と翌日の反応を確認します。医師から運動制限や復帰条件が示されている場合は、その指示を優先してください。
- 普段どおり歩いても痛みやびっこがない
- 階段、つま先立ち、片脚立ちで痛みが出ない
- 両脚ジャンプ、片脚ジャンプを無理なく行える
- 短いジョギングで痛みやかばい動作が出ない
- ダッシュ、方向転換、競技動作を少量から戻せる
- 練習当日と翌日に痛みが増えない
途中で痛みやびっこが出た場合は、負荷を一段階戻します。練習量は時間、回数、強度を同時に増やさず、一つずつ調整しましょう。
競技復帰後の動作や負荷管理は、スポーツ障害改善プログラムも参考にしてください。
関連ページと参考情報
参考情報
- American Academy of Orthopaedic Surgeons:Sever’s Disease
- American Academy of Pediatrics:Heel Pain and Sever’s Disease
- Cambridge University Hospitals:Calcaneal Apophysitis
- Kent Community Health NHS:Sever’s Disease
- Royal Children’s Hospital Melbourne:The Limping or Non-weight Bearing Child
ご相談窓口
歩けない、発熱、夜間や安静時の強い痛み、強い腫れ、外傷後の痛みがある場合は、当院への来院より先に医療機関へご相談ください。危険サインがなく、運動量や歩き方、靴、スポーツ復帰で迷う場合は、鍼灸整骨院ひまわりへご相談いただけます。
執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
株式会社ライフプラス代表取締役。一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会代表理事として、地域の健康づくりやスポーツ支援にも取り組んでいます。
安全性と分かりやすさを大切に、評価、施術、運動指導、復帰設計まで一貫してサポートしています。成長期のスポーツ障害では、痛みの場所だけでなく、練習量、動作、靴、学校生活まで含めて整理します。
免許・資格:JSBM会員/機能訓練指導員認定柔道整復師/柔道整復師/はり師/きゅう師/柔道整復師臨床実習指導者/あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
注意書き
本記事は、子どものかかとの痛みとシーバー病についての一般的な情報です。診断や医療上の対応に代わるものではありません。歩けない、発熱、強い腫れ、夜間や安静時の痛み、外傷後の強い痛みがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
よくある質問
- 子どものかかとが運動後に痛い場合はシーバー病ですか?
- 運動中や運動後にかかとが痛い、押すと痛い、つま先立ちで痛む場合は、シーバー病の可能性があります。ただし、外傷後の強い痛みや腫れ、熱感がある場合は、まず医療機関で確認しましょう。
- 家でできる対処はありますか?
- 痛みが強い時は運動量を一時的に調整し、ふくらはぎを軽く伸ばす、靴のクッション性を見直す、運動後に短時間だけ冷却する方法があります。痛いかかとを強く揉むことは避けましょう。
- どのような時は受診した方がよいですか?
- 歩けないほど痛い、びっこを引く、夜も強く痛む、赤く腫れて熱い、外傷後に痛みが続く、数週間たっても軽快しない場合は、シーバー病以外の可能性も含めて早めに相談してください。
- すぐに医療機関へ相談した方がよい症状はありますか?
- 歩けない、発熱、安静時や夜間の強い痛み、赤みや腫れ、外傷後の痛み、症状の悪化がある場合は医療機関を優先してください。
- スポーツ復帰は何を目安にしますか?
- 普段どおり歩けること、階段やつま先立ち、片脚ジャンプで痛みが出ないことを確認します。その後、ジョギング、ダッシュ、競技動作へ進み、翌日に悪化しないかを確認します。




