まず要点

• 安全確保と警察通報：二次事故防止が最優先。110番で状況を伝え、けが人の救護を。
• 証拠保全：相手の氏名・連絡先・連絡先保険、現場写真、ドラレコ・目撃者の連絡先の確保。
• 早めの受診：当日は軽症に見えても首・背中・手関節などは遅れて痛むことが多いです。
• 手続きの準備：通院先（横須賀市：北久里浜／衣笠）と治療内容を記録し、必要書類を整理。
• 全体の流れは交通事故施術（総合）と自転車事故で確認できます。

直後〜翌日の流れ

1. 現場対応：安全な場所へ移動→負傷者救護→110番。ハザード・声掛けで二次事故を防止。
2. 情報交換と記録：相手の氏名・連絡先・加入保険、車両・自転車の損傷部位、路面状況、信号/標識の有無を写真で保全。ドラレコは上書き前に保存。
3. 受診：頭部・首・手首・膝などを評価。診断名・部位・症状を控える。必要に応じて当院でのリハビリ希望も相談可。
4. 連絡：自身の保険（個人賠償責任保険、傷害保険など）の窓口へ報告。相手方が歩行者の場合は歩行者事故の流れも参照。
5. 通院計画：痛み・しびれ・日常生活への影響を日誌化。目安は交通事故の治療期間についてを参照。
6. 併診・転院：医療機関と当院の併用、転院手続きは医療機関との併診・転院へ。

見極めポイント（赤旗・受診目安）

• 赤旗症状：意識障害、強い頭痛や嘔吐、しびれ・麻痺の増悪、胸腹部の強い痛み、骨の変形や著明な腫脹。これらは救急受診。
• むち打ち関連：首・肩・背中の痛み、可動域低下、頭痛・吐き気・めまい、腕のしびれなど。遅れて出ることがあります。
• 手関節や鎖骨：転倒時の手つきで手関節・肘・鎖骨の損傷が起こりやすい。圧痛や腫脹が強い場合は医療機関へ。
• 判断に迷うとき：年齢・既往・服薬でリスクは変化。迷ったら受診を優先してください。

今日からのセルフケア

1. 安静のさじ加減：痛みが強い部位は過負荷を避けつつ、可能な範囲で日常動作を維持。長期の完全安静は推奨されません。
2. 患部管理：腫れは圧迫・挙上と短時間の冷却（タオル越し10〜15分）。皮膚トラブルに注意。
3. 姿勢・枕：首が反らない枕高に調整。スマホ首を避け、作業は顔正面の高さに。
4. メモ：痛みの部位・強さ・生活への影響、仕事や家事の困りごと、通院日を記録。説明や保険手続きが円滑になります。

当院でできること

トムソンテーブル施術

頚椎〜胸椎・肋骨・骨盤の可動をやさしく整え、過緊張や防御反射を緩めます。痛みが強い可動は行いません。

ハイボルテージ施術

急性期の痛み・張りの緩和を短期的に補助。禁忌に配慮し、必要な期間のみ使用します。

鍼灸

筋緊張の調整や痛みの軽減を目的に、刺激量を個別に調整します。

通院案内（横須賀市：北久里浜・衣笠）はアクセス・料金をご確認ください。

関連ページ

• TOP
• ブログ一覧
• 交通事故施術（総合）
• 自転車事故
• 歩行者事故
• むちうち症
• 医療機関との併診・転院について
• 交通事故の治療期間について
• アクセス・料金

患者さまの体験談

※掲載はご本人同意のもと匿名化。赤旗症状は医療機関へ。

この記事の執筆者

堀江 茂樹（鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者）

• 柔道整復師（機能訓練指導員認定）／はり師・きゅう師
• 柔道整復師臨床実習指導者
• あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
• JSBM会員

最終更新日：2025-10-07

参考・出典

1. 警察庁：自転車の安全利用（総合情報）
2. 国土交通省：自転車の安全利用・ルール
3. 日本整形外科学会：外傷性頚部症候群
4. 消費者庁：事故・安全に関する情報
5. 消防庁：救急情報（救急要請の目安）

※適応は個別評価で判断します。重い症状は医科へ。