交通事故によるむちうちの激しい痛みが治まり、少し首を動かせるようになってきた。でも、まだ首が固まったような感じで、動かすのが怖い…。横須賀市で、そんな回復期の不安を抱えている方はいませんか?

この時期に、焦らず、安全なセルフケアを始めることが、しなやかな首の動きを取り戻し、後遺症を防ぐための鍵となります。この記事では、専門家が教える、むちうち回復期のための安全なストレッチ方法を解説します。

この記事の要点

  • セルフケアは、ズキズキする激しい痛みが治まった「回復期」から始める。
  • 首のストレッチは、反動をつけず、ゆっくりと「痛気持ちいい」の手前で止めるのが鉄則。
  • 首だけでなく、肩や肩甲骨周りも一緒にほぐすことで、首への負担が軽減される。
  • 急性期のNG行動とは逆に、この時期からはゆっくり温めることも効果的。

最重要!セルフケアを始めて良い時期

大前提として、事故直後や、何もしなくてもズキズキ痛む「急性期」にストレッチを行うのは絶対にやめてください。炎症を悪化させる可能性があります。まずは安静と冷却に徹しましょう。

ストレッチを始めて良いのは、痛みが鈍い重だるさに変わり、ゆっくりなら首を動かせるようになってからです。判断に迷う場合は、必ず専門家にご相談ください。


回復を促す安全なストレッチ3選

すべての動作は、息をゆっくり吐きながら、反動をつけず、痛みのない範囲で行いましょう。各20〜30秒キープが目安です。

1. 首をゆっくり横に倒すストレッチ

椅子に座り、背筋を伸ばします。ゆっくりと頭を右に倒し、左の首筋が心地よく伸びるのを感じます。さらに伸ばしたい場合は、右手で優しく頭を支えるようにしますが、強く引っ張りすぎないように注意してください。反対側も同様に行います。

2. ゆっくりと振り向くストレッチ

背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと右を振り向きます。あごが右肩に近づくように意識し、首の横から後ろ側が伸びるのを感じます。痛みが出ないギリギリのところで止め、ゆっくり戻します。反対側も同様に行います。

3. 肩甲骨を寄せる運動

両腕を体の横に下ろし、手のひらを前に向けます。胸を張るように、左右の肩甲骨を背骨の中央にゆっくりと引き寄せます。5秒キープして力を抜きます。これを10回ほど繰り返します。首だけでなく、肩周りの筋肉をほぐすことが、首への負担軽減につながります。


ストレッチ以外のセルフケア

  • 患部を温める:急性期とは逆に、この時期からは蒸しタオルやぬるめのお風呂で首周りを温めると、血行が促進されて筋肉の緊張が和らぎます。
  • 姿勢の意識:スマートフォンを見る時に下を向きすぎない、同じ姿勢を続けないなど、日常生活での首への負担を減らす意識が重要です。

セルフケアを続けても改善しない場合は、事故の衝撃による骨格の歪みが残っている可能性があります。


まとめ

むちうち回復期における安全なセルフケアは、後遺症を残さず、元のしなやかな首を取り戻すために不可欠です。しかし、自己判断での過度なストレッチは禁物です。当院では、患者様一人ひとりの回復段階に合わせた最適なセルフケア指導も行っています。むちうちに関する包括的な情報は、総まとめ記事をご覧ください。

交通事故によるむちうちの痛みは、我慢せずご相談ください

専門家があなたの症状に合わせた最適な施術プランをご提案します。

むちうちのセルフケアについてよくあるご質問(FAQ)

首をポキポキ鳴らすのは良いですか?

絶対にやめてください。むちうちで不安定になっている首の関節を、さらに傷つける非常に危険な行為です。スッキリしたように感じるかもしれませんが、靭帯を傷め、長期的な不安定性や痛みの原因になります。

ストレッチはいつやるのが効果的ですか?

体が温まっているお風呂上がりが最も効果的で安全です。また、長時間同じ姿勢が続いた後(デスクワークの合間など)に、軽く動かすのも良いでしょう。朝起きた直後は筋肉が硬いので、急に強く伸ばさないように注意してください。

ストレッチをしても、なかなか首が回るようになりません。

筋肉の硬さだけでなく、事故の衝撃で首の骨(頸椎)の関節の動きが悪くなっている可能性があります。その場合は、ストレッチだけでは可動域の改善に限界があります。専門家による関節の動きを調整する施術が必要です。

執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整骨師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整骨師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者