「インサイドキックでパスを出す時、股関節の付け根に痛みが走る…」
「インステップで強くシュートを打った後に、下腹部が痛む…」
横須賀市でサッカーに打ち込む選手の中で、このような股関節周りの痛みに悩んでいませんか?それはグロインペイン症候群の典型的な症状です。なぜサッカー選手にこの怪我が多いのか、その原因を「サッカーの動き」から紐解いていきましょう。
この記事の要点
- サッカー選手のグロインペインは、体幹(お腹)と内転筋(内もも)の筋力アンバランスが主な原因。
- 特に「キック動作」と「方向転換」が、股関節周辺に大きな負担をかける。
- 痛みを繰り返す選手は、脚の力だけでボールを蹴る「非効率な体の使い方」をしている。
- 改善の鍵は、体幹を安定させ、股関節を柔軟に使うフォームを身につけること。
なぜサッカー選手に多い?体幹と脚のアンバランス
サッカーは、片足で体を支えながら、もう片方の足でボールを蹴るという動作の連続です。この時、体を安定させる「体幹の筋力」と、ボールを強く蹴るための「脚の筋力」のバランスが非常に重要になります。日本のサッカー選手は、海外の選手に比べて体幹が弱い傾向にあると言われています。
体幹が不安定なまま脚の力だけでボールを蹴ろうとすると、内ももの筋肉(内転筋群)や下腹部の筋肉(腹直筋など)が過剰に働き、付け根である恥骨周辺に大きなストレスがかかり続けます。この「アンバランス」こそが、グロインペインの最大の原因です。
痛みを引き起こす2大動作
サッカーのプレーの中で、特に股関節周辺に負担をかけるのが以下の2つの動きです。日本サッカー協会のサイトでも、股関節周辺の痛みについて注意喚起がなされています。
1. キック動作
ボールを蹴る瞬間、蹴り足の内転筋と腹筋が強く収縮します。体幹が安定していないと、この収縮の力が逃げ場を失い、筋肉が付着している恥骨に直接的な牽引ストレスとなってしまいます。これが繰り返されることで、炎症や微細な損傷が蓄積し、痛みへと発展します。
2. 方向転換(カッティング)とスプリント
急な方向転換やダッシュからの急ストップでは、体幹で上半身を支えながら、股関節周りの筋肉で下半身をコントロールします。この時も、体幹の安定性が低いと、内転筋などの筋肉に急激な負荷がかかり、痛みの引き金となります。
根本原因は「体幹の弱さ」と「体の歪み」
優れた選手は、脚の力だけでなく、体幹や股関節を連動させて、体全体でボールを蹴ります。しかし、グロインペインになりやすい選手は、股関節の動きが悪く、脚だけで操作しようとする傾向があります。その背景には、骨盤の歪みが隠れていることも少なくありません。
痛みを根本から改善し、再発を防ぐためには、ハイボルテージ施術などでまず痛みを取り除き、その後、体幹トレーニングや体の使い方を修正して、サッカーの動作そのものを変えていく必要があります。
まとめ
サッカー選手にとって、グロインペインはキャリアを左右しかねない厄介な怪我です。痛みの症状を放置せず、なぜ痛むのか、その原因を体の使い方から見直すことが重要です。当院では、一人ひとりのフォームや体の癖を分析し、根本改善に向けた最適なアプローチをご提案します。グロインペインに関する包括的な情報は、総まとめ記事や当院の専門ページもご覧ください。
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サッカー選手のグロインペインについてよくあるご質問(FAQ)
利き足が痛くなることが多いですか?
蹴り足(利き足)と軸足の両方に発症する可能性があります。キック動作の負担で蹴り足が痛むケースと、体を支えるバランスの崩れから軸足が痛むケースがあります。
人工芝のグラウンドは関係ありますか?
関係する可能性があります。人工芝は天然芝に比べて地面が硬く、足への負担が大きい傾向があります。スパイクのポイントが引っかかりやすいことも、股関節周りへのストレスを増大させる一因と考えられます。
中学生・高校生に多いのはなぜですか?
急激に骨格が成長し、キックのパワーも増すこの時期は、筋力や柔軟性のバランスが崩れやすいのが大きな理由です。体が大人へと変化する過程で、特に体幹の強さがプレーの強度に追いついていない場合に発症しやすくなります。

鍼灸整骨院ひまわり