鼠径部痛と腰痛の関係について
2023年03月25日

横須賀市で鼠径部痛にお悩みの方へ
足を上げた時、歩き始め、階段、車の乗り降り、キック、ダッシュなどで、脚の付け根や鼠径部に痛みが出ることがあります。
鼠径部には、腸腰筋、内転筋、腹部の筋肉、股関節、靱帯、神経などが集まっています。そのため、鼠径部が痛いからといって、腸腰筋だけに原因を限定することはできません。
サッカー、陸上、野球、バスケットボールなど、キック、切り返し、方向転換を繰り返す競技では、複数の場所へ負担が重なっていることがあります。長時間座ったあとや、坂道、階段、立ち上がりなどの日常動作で痛む方もいます。
鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、衣笠院では、痛む鼠径部だけを見るのではなく、股関節、内転筋、腸腰筋、体幹、骨盤、膝、足元の動きを確認します。どの動作で負担が集まるのかを整理し、現在の状態に合わせた施術と運動の進め方をご案内します。
当院で診断名を確定することは行いません。体重をかけられない、強い腫れや発熱がある、鼠径部に硬いふくらみがある、強い腹痛や精巣の痛みを伴う場合は、医療機関での確認を検討してください。
このようなお悩みはありませんか
- 歩き始めに脚の付け根が痛む。
- 膝を持ち上げると鼠径部に違和感がある。
- 階段や坂道で股関節の前側が痛む。
- 車の乗り降りや靴下を履く動作がつらい。
- キック、ダッシュ、切り返しで痛みが出る。
- 長時間座ったあとに脚を伸ばしにくい。
- 鼠径部から内もも、下腹部へ痛みが広がる。
- 休むと落ち着くが、運動を再開すると繰り返す。
- 腸腰筋を伸ばしたほうがよいのか迷っている。
- 競技へ戻るタイミングが分からない。
- 股関節の引っかかりやクリック感が気になる。
鼠径部痛には複数の可能性があります。自己判断で強いストレッチや筋力トレーニングを始める前に、痛みの場所と動作を確認することが大切です。

要点30秒
- 腸腰筋は、脚を前へ持ち上げる股関節の動きに関係する筋肉です。
- 鼠径部痛は、腸腰筋だけでなく、内転筋、腹部、恥骨、股関節などが関係する場合があります。
- 痛みが強い時に、深く脚を開くストレッチや強いもも上げを繰り返すことは避けます。
- 痛む場所だけでなく、歩行、片脚立ち、足上げ、切り返しなどを確認します。
- 競技復帰は、歩行、軽い走行、方向転換、キックの順に段階的に進めます。
- 体重をかけられない、発熱、強い腫れ、腹部や精巣の症状がある場合は、医療機関での確認を検討してください。

目次
鼠径部痛とは

鼠径部は、お腹と太ももの境目にあたる部分です。股関節の前側、内もも、恥骨周辺、下腹部などの痛みが、鼠径部痛として表現されることがあります。
スポーツを行う方の鼠径部痛は、内転筋に関係するもの、腸腰筋に関係するもの、鼠径部周辺に関係するもの、恥骨周辺に関係するもの、股関節に関係するものなどに分けて考えられています。
複数の原因が同時に関係することもあります。サッカー選手では、内転筋、腸腰筋、腹部、体幹、股関節の動きが重なっている場合があります。
スポーツをしていない方でも、変形性股関節症、腰からの関連痛、鼠径ヘルニア、泌尿器や婦人科領域など、別の状態が鼠径部痛として現れる可能性があります。
痛む場所だけでは判断できません
同じ鼠径部痛でも、足を上げると痛い方、脚を閉じると痛い方、咳や起き上がりで痛い方、股関節を深く曲げると痛い方では、確認する内容が異なります。
腸腰筋とはどのような筋肉か
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋を中心とする筋肉のまとまりです。腰椎や骨盤から始まり、股関節の前を通って太ももの骨につながっています。
主な役割は、股関節を曲げ、太ももを前へ持ち上げることです。歩行、階段、もも上げ、走行、キックなどで使われます。体幹や股関節前面の安定にも関係します。
腸腰筋へ負担が集まりやすい動作
- 坂道や階段を繰り返し上る。
- 短距離走やダッシュで脚を強く持ち上げる。
- サッカーでキックを繰り返す。
- 長時間座ったあとに急に立ち上がる。
- 腹筋運動でもも上げを繰り返す。
- 股関節を深く曲げた姿勢を長く続ける。
腸腰筋に関係する痛みでは、脚を上げる動作、階段、起き上がりなどで鼠径部前面が気になる場合があります。股関節前面で音や引っかかりを感じる方もいます。
ただし、これらの症状があるだけで、腸腰筋が原因と確定することはできません。股関節やほかの組織も含めて確認することが大切です。
鼠径部痛を腸腰筋だけで判断しない理由
鼠径部は、複数の筋肉、腱、関節、腹部組織が近い範囲に集まっています。そのため、痛みの場所だけで原因を決めることはできません。
内転筋に関係する可能性
脚を閉じる、方向転換する、キックする動作で、内ももから恥骨付近に痛みが出ることがあります。
股関節に関係する可能性
股関節を深く曲げる、ひねる動作で、詰まり感、引っかかり、クリック感が出る場合があります。
腹部や鼠径部周辺に関係する可能性
起き上がり、咳、くしゃみ、身体をひねる動作で、下腹部から鼠径部へ痛みが出る場合があります。
腰や神経に関係する可能性
腰から鼠径部、太ももの前側へ痛みやしびれが広がる場合があります。力の入りにくさを伴う時は医療機関での確認が必要です。
腹部や泌尿器などに関係する可能性
腹痛、吐き気、排尿時の痛み、鼠径部のふくらみ、精巣の痛みなどを伴う場合は、筋肉だけの問題と考えず医療機関での確認を検討してください。
痛みが出やすい日常動作とスポーツ動作
歩行と階段
足を前へ出す時や、段差へ脚を持ち上げる時に、股関節前面へ負担が集まることがあります。横須賀市の坂道や階段で痛みが増す方は、歩幅や速度も確認します。
車の乗り降り
座った状態から股関節をひねり、脚を持ち上げる動作では、鼠径部へ痛みが出る場合があります。身体と脚を別々にひねらず、身体全体の向きを変える方法も検討します。
靴下や靴を履く動作
股関節を深く曲げ、外側へ開く動作で痛みや引っかかりが出る場合があります。無理に脚を組まず、椅子や台を使って負担を減らします。
キック
キックでは、脚を後ろへ引く時と前へ振り出す時の両方で、腸腰筋、内転筋、腹部、股関節へ大きな負荷がかかります。
ダッシュと切り返し
加速時の1歩目や急な方向転換では、片脚で身体を支えながら、股関節を素早く動かします。体幹や骨盤がぶれやすいと、鼠径部へ負担が集中することがあります。
長時間の座位
股関節を曲げた姿勢が長く続いたあと、立ち上がりや歩き始めに鼠径部前面がつらくなる場合があります。一定時間ごとに姿勢を変えることが大切です。
痛みが出た初期に行いたいこと
鼠径部痛が出た時は、痛みを我慢して同じ運動を続けるのではなく、どの動作で負担が増えるかを確認します。
痛みを増やす動作を調整する
キック、ダッシュ、深いスクワット、強いもも上げなどで痛みが増す場合は、回数や強度を調整します。すべての運動を一律に中止するのではなく、歩行や日常生活の状態を見ながら進めます。
痛む範囲を記録する
鼠径部前面、内もも、恥骨、下腹部など、どこが痛むかを記録します。運動中、終了後、翌朝で変化するかも確認してください。
深いストレッチを避ける
痛みがある状態で、大きく脚を前後へ開く、強く股関節を反らすといったストレッチを行うと、刺激が増える場合があります。
強く押し続けない
鼠径部には神経や血管などもあります。痛む場所を自己流で強く押したり、硬い器具を当て続けたりしないでください。
歩けない時は早めに確認する
体重をかけられない、歩き方が大きく崩れる、転倒や接触後に強く痛む場合は、医療機関での確認を検討してください。
鍼灸整骨院ひまわりで確認する内容

鍼灸整骨院ひまわりでは、痛む場所だけでなく、競技、生活、動作を分けて確認します。
痛みの場所と経過
- 鼠径部前面、内もも、恥骨、下腹部のどこが痛むか。
- 急に痛めたのか、徐々に出てきたのか。
- 安静時、運動時、運動後のどこで痛むか。
- クリック感、引っかかり、しびれがないか。
- 発熱、腹部症状、排尿の変化がないか。
股関節と周囲の動き
- 股関節を曲げる、伸ばす、開く、ひねる動き。
- 腸腰筋や内転筋へ力を入れた時の反応。
- 片脚立ちや歩行時の安定。
- 膝と足元の向き。
- 体幹と骨盤の支え方。
スポーツ動作
- キックの振り出しと振り切り。
- ダッシュの1歩目。
- 切り返しと方向転換。
- ジャンプと着地。
- 練習量、試合予定、ポジション。
必要に応じてエコーを使用し、鼠径部周辺の状態を観察する場合があります。エコーは当院で診断名を確定するためではなく、状態確認を補助する目的で使用します。
股関節や腹部など別の状態が疑われる場合は、医療機関での確認を優先してご案内します。
痛む部分への施術
鼠径部痛が強い時期は、まず痛みを増やす練習や動作を整理し、刺激量を調整します。
手技による対応
痛みの強い鼠径部を直接強く押すのではなく、腸腰筋、内転筋、太もも、臀部、腰などを確認し、状態に合わせて手技を行います。
ひまわり式ハイボルテージ施術
痛みの場所や動作を確認し、必要に応じて物理機器を使用します。感じ方や適した刺激量には個人差があります。
テーピング
練習や日常動作での負担を調整する目的で、テーピングをご案内する場合があります。貼れば痛みを我慢して運動できるというものではありません。
施術による変化や競技復帰までの期間を保証するものではありません。症状の経過を確認しながら進めます。
負担が集まる背景への施術
鼠径部の痛みが落ち着いても、股関節、体幹、骨盤、足元の動きが戻っていないと、競技再開後に同じ場所へ負担が集まる場合があります。
股関節の動きを確認する
股関節の曲げ伸ばし、開き、回旋の左右差を確認します。無理に可動域を広げるのではなく、痛みが増えない範囲から進めます。
体幹と骨盤の支えを確認する
片脚で立った時や切り返しで骨盤が大きく傾く場合は、体幹や臀部の使い方も確認します。
トムソン骨格矯正
姿勢や骨盤、背骨の動きを確認し、必要に応じて専用のトムソンテーブルを使用します。身体を強くひねる方法だけに頼らず、負担に配慮して進めます。
膝と足元を確認する
着地や方向転換で膝が内側へ入り、足元が安定しにくい場合は、鼠径部だけで身体を支えようとすることがあります。シューズや足元も確認します。
すべての方へ同じ施術や機器を使用するわけではありません。確認結果と目的に合わせてご案内します。
腸腰筋を鍛える前に確認したいこと
腸腰筋は、歩行や階段、走行でももを前へ運ぶために使われます。ただし、腸腰筋を強く鍛えれば、鼠径部痛や腰痛を防げる、姿勢が整うと一律に言うことはできません。
腸腰筋へ負担が集中している方が、痛みを我慢してもも上げを繰り返すと、鼠径部の刺激が増える場合があります。筋力トレーニングを始める前に、歩行、足上げ、股関節の動きで痛みが増えないかを確認します。
初期に確認したい動き
- 椅子に座って、片脚を少し持ち上げられるか。
- 立った状態で、膝を無理なく前へ出せるか。
- 歩行や階段で鋭い痛みが出ないか。
- 運動後や翌朝に痛みが増えていないか。
痛みが落ち着いた後の例
- 椅子に座って行う小さな足上げ。
- 仰向けで片脚ずつ膝を曲げる運動。
- 壁や椅子へ手を添えた小さなもも上げ。
- 体幹を大きく傾けずに行う片脚立ち。
運動中に鼠径部へ鋭い痛み、引っかかり、しびれが出る場合は中止してください。回数や負荷は状態に合わせて調整します。
スポーツ復帰を段階的に進める方法
競技復帰は、痛みが出てから何日たったかだけで決めません。運動中、終了後、翌朝の反応を確認しながら進めます。
段階1、日常生活を確認する
歩行、階段、立ち上がり、車の乗り降りで痛みが強くならないかを確認します。
段階2、軽い直線運動へ進む
ウォーキングから始め、問題がなければ短い軽い走行へ進みます。距離と速さを同時に増やさないようにします。
段階3、加速と減速を確認する
短い距離で速度を少しずつ上げ、止まる動作まで確認します。痛みや不安がある場合は前の段階へ戻ります。
段階4、方向転換を加える
緩やかな方向転換から始め、切り返しの角度と速度を少しずつ調整します。
段階5、競技動作を確認する
キック、スイング、ジャンプなど、競技に必要な動作を低い強度から加えます。
段階6、チーム練習へ戻す
部分参加から始め、練習後と翌朝の状態を確認します。大会日だけを基準に、急に全体練習へ戻さないことが大切です。
痛みがなくても、切り返しやキックで左右差や不安が残る場合があります。競技に必要な動作まで確認して復帰を進めます。
自宅で取り入れたいセルフケア
長時間座り続けない
股関節を曲げた姿勢が続く場合は、作業の区切りで立ち、数歩歩きます。勢いよく脚を伸ばす必要はありません。
浅い腸腰筋ストレッチ
痛みが強くない場合は、片膝立ちになり、骨盤を大きく反らさず身体を少し前へ移動します。鼠径部へ鋭い痛みが出る場合は中止してください。
脚を大きく開きすぎない
内転筋や鼠径部に痛みがある時は、開脚や深いランジを無理に行わないでください。柔軟性を高めようとして刺激を増やす場合があります。
練習量を記録する
走行距離、ダッシュ、キック、ジャンプ、筋力トレーニングの量と、運動後や翌朝の痛みを記録します。
シューズを確認する
靴底のすり減り、足幅、かかとの安定、競技や路面との相性を確認します。必要に応じてメディカルインソールをご案内する場合があります。
セルフケアで痛みを消そうとせず、運動量と身体の動きを一緒に見直してください。
医療機関で確認したいサイン
次のようなサインがある場合は、ストレッチや運動再開を優先せず、医療機関での確認を検討してください。
- 体重をかけられない、歩くことが難しい。
- 転倒や接触後から強い痛みがある。
- 股関節や鼠径部に強い腫れ、熱感、赤みがある。
- 発熱や全身の強いだるさを伴う。
- 安静にしていても強い痛みが続く。
- 夜間痛が続いている。
- 股関節が動かない、引っかかって戻らない。
- 脚のしびれや力の入りにくさがある。
- 鼠径部に硬いふくらみがあり、強く痛む。
- 強い下腹部痛、吐き気、嘔吐を伴う。
- 排尿時の強い痛み、血尿、排尿しにくさがある。
- 精巣に突然の強い痛みや腫れがある。
- 妊娠中に強い下腹部痛や出血がある。
- 原因が分からない体重減少がある。
- 症状が繰り返し悪化している。
突然の強い精巣痛、強い腹痛、呼吸困難、意識が遠のく感じなどがある場合は、速やかな救急要請を検討してください。
当院で診断名を確定することは行いません。股関節、腹部、泌尿器など別の状態が疑われる場合は、医療機関での確認を優先してご案内します。
鍼灸整骨院ひまわりの施術実績


鍼灸整骨院ひまわりは、横須賀市の北久里浜院、衣笠院で、鼠径部痛、股関節、内もも、腰、膝、足首などのお悩みに対応してきました。
院内集計による累計施術実績は23万件以上です。
施術実績は、痛みの変化、競技復帰、再び症状が出ないことを保証するものではありません。現在の状態と生活、競技に合わせて施術内容をご案内します。
参考情報
鼠径部痛の分類、腸腰筋の働き、医療機関で確認したい状態については、次の情報も参考になります。
外部情報は一般的な目安です。実際の対応は、痛みの場所、発症状況、年齢、競技、持病などにより異なります。
まとめ
腸腰筋は、脚を持ち上げ、歩行、階段、走行、キックなどに関係する筋肉です。一方、鼠径部痛は腸腰筋だけでなく、内転筋、股関節、腹部、恥骨周辺などが関係する場合があります。
痛みがある時に、強いストレッチやもも上げを繰り返すことは避け、どの動作で負担が増えるのかを確認してください。
鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、衣笠院では、鼠径部の痛みだけでなく、股関節、体幹、骨盤、膝、足元、競技動作まで確認し、無理の少ない施術と復帰計画を一緒に考えます。
体重をかけられない、強い腫れや発熱がある、腹部や精巣の症状を伴う場合は、セルフケアより先に医療機関での確認を検討してください。
北久里浜院、衣笠院のご案内
鍼灸整骨院ひまわりは、横須賀市の北久里浜院、衣笠院で、鼠径部痛や股関節周辺のお悩みについてご相談を受け付けています。
受付時間は平日9時から20時、土曜9時から17時で、昼休みはありません。北久里浜院は日曜も9時から17時まで不定休で受け付けています。
よくある質問
- 鼠径部痛は腸腰筋の硬さが原因ですか。
- 腸腰筋の負担や動かしにくさが、鼠径部痛に関係する場合はあります。ただし、鼠径部痛を腸腰筋だけで説明することはできません。 スポーツを行う方の鼠径部痛には、内転筋、腸腰筋、鼠径部周辺、恥骨周辺、股関節など、複数の場所が関係する可能性があります。2つ以上の要素が同時に関係している方もいます。 足を上げると痛い、脚を閉じると痛い、咳や起き上がりで痛い、股関節を深く曲げると詰まるなど、痛みが出る動作によって確認すべき内容が異なります。当院で診断名を確定することは行いません。
- 鼠径部が痛い時に腸腰筋をストレッチしてもよいですか。
- 軽いこわばりがあり、ストレッチ中や終了後に痛みが増えない場合は、浅い範囲で行えることがあります。 ただし、鼠径部に鋭い痛みがある状態で、大きく脚を前後へ開く、腰を強く反らす、股関節前面を強く伸ばすことは避けてください。刺激を加えることで、痛みが強くなる場合があります。 ストレッチ中に引っかかり、クリック感、しびれ、強い痛みが出る場合は中止します。歩行や日常生活でも痛む場合や、一点に強い圧痛がある場合は、自己流のストレッチより先に状態確認を検討してください。
- 腸腰筋を鍛えると姿勢や歩き方は変わりますか。
- 腸腰筋は、太ももを前へ持ち上げる股関節の動きに関係しているため、歩行、階段、走行などで使われます。筋力を確認することは、身体の使い方を見直す材料のひとつになります。 一方、腸腰筋を鍛えるだけで姿勢が整う、腰痛やケガを防げる、歩き方が変わると保証することはできません。歩行や姿勢には、臀部、内転筋、体幹、膝、足首、足元なども関係します。 鼠径部痛がある時に強いもも上げを繰り返すと、腸腰筋や股関節前面への負担が増える場合があります。痛みが落ち着き、歩行や小さな足上げで症状が増えないことを確認してから、少ない回数で進めます。
- 鼠径部痛からスポーツへ戻る目安はありますか。
- 復帰は日数だけで決めず、日常生活から競技動作まで段階的に確認します。 最初に、歩行、階段、立ち上がり、車の乗り降りなどで痛みが強くならないことを確認します。その後、軽い走行、加速と減速、緩やかな方向転換、切り返し、キックやジャンプの順に進めます。 各段階では、運動中だけでなく、終了後と翌朝に痛みが増えていないかを確認してください。痛みが増える場合は、無理に次の段階へ進まず、距離や速度を減らすか前の段階へ戻します。 鍼灸整骨院ひまわりでは、競技名、ポジション、試合予定、キックや切り返しの状態を確認し、無理の少ない復帰計画を一緒に整理します。
- 鼠径部痛で医療機関へ相談したほうがよい症状はありますか。
- 体重をかけられない、歩けない、転倒や接触後に強く痛む、股関節や鼠径部に強い腫れや熱感がある場合は、医療機関での確認を検討してください。 発熱、安静時痛、夜間痛、脚のしびれや力の入りにくさ、股関節が動かない状態も確認が必要です。 鼠径部に硬いふくらみがある、強い下腹部痛や嘔吐を伴う、排尿に異常がある、突然の強い精巣痛や腫れがある場合は、筋肉だけの問題と考えず、速やかに医療機関へ相談してください。突然の強い精巣痛は、緊急の対応が必要な状態を含むことがあります。





