膝窩筋の痛み

2022年12月7日

腰痛と膝痛って関係あるの?|膝窩筋の痛みもやさしく解説

要点

  • 神経の影響:腰椎の神経根が刺激されると、痛みやしびれが膝周りまで放散することがあります(坐骨神経痛など)。
  • 運動連鎖:骨盤・股関節のコントロール低下は、膝前面や膝蓋周囲の痛みを招きやすく、体幹/股関節の機能改善が役立ちます。
  • 膝窩筋の痛み:下り坂やひねり・過伸展で痛みが出やすく、後方外側(膝のうしろ)に違和感が出ることがあります。鑑別も重要です。

腰椎の神経根が刺激されると、痛みやしびれがお尻〜太もも〜膝〜足へ広がることがあります(坐骨神経痛等)。腰の痛み自体は軽くても、脚側の症状が強いことも珍しくありません。気になるしびれ・脱力・感覚の鈍さがある場合は、早めの評価が安心です。 

また、姿勢や動作のくせ(骨盤後傾・股関節内旋/内転の増加など)が続くと、膝前面(膝蓋大腿部)に負担が集中しやすく、痛みが長引く要因になります。こうした場合は体幹・股関節の機能改善が有効とされています。 

2. 「膝窩筋(しつかきん)」の痛みとは?

膝窩筋は膝のうしろ(膝窩部)にある小さな筋で、膝を伸ばした状態から曲げはじめる際の“ロック外し(unlock)”に関わります。ランニングの下り坂、急なひねり、過伸展などで痛めやすい部位です。とくに膝の後外側に疼痛や違和感を訴えることがあります。 

鑑別で注意したいもの

  • 膝窩嚢腫(ベーカー嚢腫):膝後面の腫れ・張り感。関節液が関与。 
  • 稀だが重要:膝窩動脈捕捉症候群(運動時のふくらはぎ痛・冷感など血管症状)。強い痛みや血流低下のサインは医療機関へ。

3. セルフケアの考え方(やさしく)

  • 初期は「PEACE & LOVE」:必要以上の圧迫や過剰な安静・氷の使いすぎを避け、教育・徐々の活動再開を重視する現代的コンセプトです。 
  • 腰から脚へ放散する痛み:安全な範囲での体幹・股関節のやさしい運動、神経に配慮した姿勢を取り入れます(NHSの動画も参考にできます)。 
  • 膝窩部に痛み:痛みのピークは避け、無痛〜軽度の範囲で膝曲げ伸ばし、ふくらはぎ・太もも後面のやさしいストレッチを少量×高頻度で。

朝のこわばりや動きはじめのツラさが強い方は、先に温めて小さく体を動かすコツをまとめた腰痛あれこれ②もご覧ください。

4. 受診の目安(赤旗サイン)

  • 安静でも増悪する強い痛み、夜間痛が続く。
  • しびれ・脱力・感覚低下が膝〜足に広がる、排尿排便の異常。
  • 膝後面の急な腫れ・熱感・ふくらはぎの冷感/蒼白など血管症状。

横須賀市の整骨院として

当院では、腰・骨盤・股関節・膝を一つの連動として評価し、施術と運動をオーダーメイドでご提案します。必要に応じて医療機関での検査(画像・血管)もご相談ください。

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執筆者情報

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス 代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会 代表理事

免許・資格:JSBM会員/機能訓練指導員認定柔道整復師/柔道整復師/はり師/きゅう師/柔道整復師臨床実習指導者/あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師臨床実習指導者

※本記事は一般情報です。個別の診断・治療は主治医・専門家へご相談ください。

参考リンク(一次情報)

  1. StatPearls:Lumbosacral Radiculopathy(腰から脚への神経症状)。 
  2. NHS:Sciatica(症状とセルフケア)。
  3. BJSM:膝蓋大腿痛コンセンサス(運動介入)

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