水素療法で疲れ知らず!?

2022年05月3日

 

 

 

 

水素吸入と疲労対策

30秒で要点
  • 水素吸入はリラクゼーションの選択肢ですが、疲労軽減の医学的根拠は限定的で個人差があります。
  • 安全第一で始めるために、体調や既往歴を確認し、無理のない範囲で実施します。
  • 休養と睡眠、軽い運動、栄養など生活習慣の見直しが、疲労対策の基本になります。
  • 気になる症状が続く場合は医療機関で評価を受けてください。当院では必要に応じて紹介状をご用意します。
公開:2022-05-03/最終更新:2025-09-29

水素吸入とは

水素吸入は、専用の機器を用いて鼻から低濃度の水素ガスを取り入れるリラクゼーション手法です。ストレスが強いときや、からだをいたわりたいときの選択肢として検討されますが、治療そのものではなく補助的なケアとして位置づけることをおすすめします。

期待できることと限界

基礎研究では、水素が体内の酸化ストレスに関与する可能性が示唆されています。一方で、疲労軽減に関する臨床的な効果はまだ十分に確立されておらず、研究途上の分野です。過度な期待をせず、からだに合う範囲で活用し、生活習慣の見直しと併用するのが安心です。

広告表示について:水素関連製品の効果を過大に示した広告が、行政から是正を受けた事例があります。科学的根拠に基づいた情報を確認しながら、安心して選択していきましょう。

安全に始めるためのポイント

  • 体調確認をしてから行います。息苦しさ、めまい、発熱など体調不良がある場合は中止します。
  • 持病や妊娠中の方、医療機器を使用中の方は、事前に主治医へご相談ください。
  • 清潔な機器管理と適切な濃度・時間で行い、無理をしないことが大切です。
  • 症状が続く、悪化する、しびれや脱力、排尿排便の異常、夜間も続く強い痛みなどがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

疲労対策の基本

疲労感の背景には、睡眠不足やストレス、栄養や運動不足など複数の要因が重なっていることが多いです。次の基本を整えることで、回復しやすい土台を作ります。

  • 睡眠と休養を十分にとります。寝る前のスマホ時間を短くし、起床と就寝の時刻を整えます。
  • 軽い運動を日常に取り入れます。短時間の歩行やストレッチなど、低~中強度から始めます。
  • 食事と水分を整えます。主食・主菜・副菜を意識し、過度な制限は避けます。
  • 同一姿勢を減らすために、デスクワークではこまめに姿勢リセットを行います。
当院では、姿勢や呼吸の評価、筋力・柔軟性の確認を行い、無理のない運動やセルフケアをご提案します。気になる方はお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

どのくらいの頻度で行えばよいですか。

からだの反応には個人差があります。体調に合わせて短時間から始め、過度に長時間の連続は避けます。疲労感が強い日や体調不良時はお休みしましょう。

副作用はありますか。

一般に大きな副作用は報告が少ないとされますが、息苦しさや頭痛など不調を感じたら中止してください。持病がある方や妊娠中の方は事前に医師へご相談ください。

他のケアと併用できますか。

はい、休養や睡眠の見直し、軽い運動、栄養の調整などと併用することで、より安全に続けやすくなります。

執筆者・監修情報

執筆:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江 茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整復師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者

安全性とわかりやすさを大切に、評価・施術・運動指導・復帰設計まで一貫してサポートいたします。必要に応じて提携医療機関への紹介状もご用意します。

最終確認日:2025-09-29

参考文献・一次情報

  1. Ohsawa I, et al. Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant. Nature Medicine, 2007
  2. Johnsen HM, et al. Molecular Hydrogen Therapy—A Review on Clinical Studies, 2023
  3. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」
  4. 消費者庁「水素水生成器の表示に関する措置命令について」2021年

本記事は一般情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医療機関へご相談ください。

本記事は患者さま向けの一般的な情報です。個別の診断や治療方針は、症状や経過を踏まえ医療機関とご相談ください。

関連記事