横須賀市で親指の付け根が痛い方へ|CM関節症を動画で解説
2026年07月26日
親指のつけ根が痛い時は、痛む動作と場所を確認しましょう
ビンのふたを開ける、鍵を回す、物をつまむ時に親指のつけ根が痛む場合は、母指CM関節に負担がかかっている可能性があります。
ただし、痛む場所が近いドケルバン病、関節リウマチによる関節炎、外傷などでも似た訴えが出ます。母指CM関節症の診断には、整形外科での診察やX線検査が必要です。
この記事では、横須賀市で親指のつけ根の痛みにお悩みの方へ、よくある動作、医療機関で確認したい状態、生活上の工夫、鍼灸整骨院ひまわりで確認できる範囲を整理します。
このようなお悩みはありませんか
- ビンやペットボトルのふたを開けると痛い
- 鍵やドアノブを回す時につらい
- 洗濯ばさみや小物をつまむと痛い
- 包丁、フライパン、雑巾しぼりなどの家事が負担になる
- スマートフォンを片手で持つと親指のつけ根が重くなる
- 親指をかばううちに手首や前腕まで疲れやすくなった
- 母指CM関節症では、つまむ、回す、握る動作で親指のつけ根が痛むことがあります。
- 痛む場所だけでは、ドケルバン病や関節リウマチによる関節炎との区別はできません。
- 腫れ、変形、しびれ、力の低下、外傷後の強い痛みがある時は整形外科を優先します。
- 痛みを何度も再現せず、道具や持ち方を変えて親指へ集まる力を減らします。
- 当院では診断ではなく、痛む動作と生活上の負担を確認し、必要に応じて医療機関をご案内します。
母指CM関節症とは
母指CM関節は、親指の手前にある第1中手骨と、手首にある大菱形骨の間の関節です。親指をほかの指と向かい合わせて、物をつまむ、握る、回す動きを行うために大きく動きます。
母指CM関節症は、この関節に変形性関節症の変化が起こる状態です。日本整形外科学会では、使い過ぎや加齢に伴って関節軟骨が摩耗し、進行すると腫れ、亜脱臼、親指の変形がみられることがあると説明しています。
初めは特定の動作だけで痛み、手を休めると気になりにくい場合があります。負担が重なると、親指を開きにくい、つまむ力を出しにくい、つけ根が膨らんで見えるなど、日常生活への影響が広がることがあります。
一方で、親指のつけ根が痛むだけで母指CM関節症とは決められません。この記事で紹介する症状や動作は、相談先を考えるための目安です。診断や関節の変化の確認は整形外科で受けてください。
どのような動作で親指のつけ根が痛みやすいか
母指CM関節には、親指と人差し指で物をはさむ力や、親指をひねりながら押し込む力が加わります。軽い物でも、同じ動作を何度も繰り返すと負担が積み重なることがあります。
つまむ動作
洗濯ばさみ、硬い袋の開封、裁縫、書類の仕分け、小さな部品の作業などでは、親指の先とほかの指で物をはさみます。細い物ほど少ない面積に力が集まりやすく、強くつまむ癖がある方は痛みを感じることがあります。
開ける、回す動作
ビンやペットボトルのふた、鍵、蛇口、ドアノブなどを回す時は、親指を押し付けながら手首や前腕をひねります。ふたが固いほど力が必要になり、親指のつけ根に痛みが出やすくなります。
握る、支える動作
包丁、フライパン、掃除道具、買い物袋などを握る時も、親指はほかの指と向かい合って支えます。重さだけでなく、柄が細い、滑りやすい、長く持つといった条件でも負担は変わります。
スマートフォンやパソコン操作
片手で端末を支えたまま親指を画面の端まで動かす、親指だけで長文を入力する、マウスを強く握るなどの使い方では、親指と手首が同じ姿勢になりやすくなります。痛みの原因をスマートフォンだけに決めつけず、持つ時間、操作する指、休憩の取り方も一緒に確認します。
似た症状と医療機関での確認
日本整形外科学会は、母指CM関節症を、手首の親指側に起こるドケルバン病や、関節リウマチによる関節炎と区別する必要があると案内しています。痛む場所が近くても、関係する組織や必要な対応は同じではありません。
ドケルバン病との違い
ドケルバン病は、親指を動かす腱が通る手首の親指側で痛みが出やすい腱鞘炎です。母指CM関節症は親指のつけ根の関節付近で痛みが出やすいものの、痛みの範囲が重なることがあります。痛む位置だけを頼りに自己判断しないことが大切です。
関節リウマチなどの関節炎
左右の手の複数の関節が腫れる、朝のこわばりが長く続く、体調の変化を伴う場合は、使い過ぎだけで説明できないことがあります。親指だけでなく、ほかの関節の状態や全身症状も医師へ伝えてください。
外傷や神経の問題
転倒して手をついた、親指を強くひねった、物が当たった後から痛い場合は、骨折、脱臼、靱帯損傷などの確認が必要です。しびれや感覚低下、力の入りにくさが目立つ時は、神経が関係する場合もあります。
整形外科では何を確認するのでしょうか
診察で腫れ、圧痛、動き、変形などを確認し、必要に応じてX線検査を行います。X線では、関節のすき間、骨棘、亜脱臼などを確認します。整骨院での触診や動作確認だけでは、これらを診断できません。
自宅では痛みを再現せず、経過を観察しましょう
痛みの原因を確かめようとして、親指を強くひねる、何度もビンのふたを開ける、痛い場所を繰り返し押すことは避けてください。診察や相談のためには、強いテストより日常生活の記録が役立ちます。
- いつから痛むか、急に始まったか、徐々に始まったか
- 親指のつけ根、手首の親指側など、どこが最も気になるか
- つまむ、回す、握る、支えるうち、どの動作で痛むか
- 使い始め、作業中、作業後、夜間、翌朝のどこで強くなるか
- 腫れ、熱感、赤み、変形、しびれ、力の低下があるか
- 利き手、仕事、家事、介護、趣味で手を使う時間
痛みを0から10で記録する場合は、数字だけでなく「ふたを開けられなかった」「片手で鍋を持てなかった」など、困った動作も添えると変化を比較しやすくなります。
親指の負担を減らす生活の工夫
セルフケアの目的は、痛みを我慢して作業を続けることではありません。親指のつけ根だけに集まる力を減らし、必要な動作を行いやすくすることです。
ふたや袋は道具を使う
滑り止め、オープナー、電動式の開封道具などを使い、親指で強く押し付ける力を減らします。固いふたは家族へ頼む、開けやすい容器へ移すことも負担調整の1つです。
細い柄を太くする
ペン、歯ブラシ、調理器具などは、太めのグリップを付けると強く握り込まずに済む場合があります。滑りやすい物には滑り止めを加え、親指と人差し指だけで支えないようにします。
両手と手のひら全体を使う
重い鍋、買い物袋、食器の束などは両手で持ち、指先だけではなく手のひらや前腕で支えます。持ち替える回数を減らすため、荷物を小分けにする方法もあります。
スマートフォンの持ち方を変える
両手で持つ、台に置く、入力する指を変える、音声入力を使うなど、親指が画面の端まで繰り返し動く時間を減らします。短い休憩を先に決めておくと、痛みが強くなる前に手を休めやすくなります。
仕事や家事を小分けにする
同じ作業をまとめて終わらせようとすると、親指へ連続して負担がかかります。作業を分ける、左右の手を使い分ける、道具を手の届く場所に置くなど、回数と力の両方を調整しましょう。
装具、テーピング、マッサージの注意
日本整形外科学会では、母指CM関節症の保存的な対応として、CM関節を保護する装具や包帯による固定、薬、関節内注射などが案内されています。薬や注射、手術の適否は医師が判断します。
装具やテーピング
装具やテーピングは、痛みを隠して使い続けるためではなく、必要な場面で負担を減らす補助です。固定力が強すぎると動かしにくさや別の場所への負担につながることがあります。
装着後に指先が白い、紫色になる、冷たい、しびれる、脈打つように痛む場合はすぐに外してください。皮膚の赤みやかゆみが続く時も使用を中止します。購入時は、親指のどこまで固定するか、家事や仕事で何を行いたいかを専門家へ伝えましょう。
マッサージ
前腕や手の筋肉の張りがやわらぐと、一時的に動かしやすく感じることはあります。しかし、痛む関節を強く押したり揉んだりしても、軟骨や関節の変化を判断することはできません。
腫れや熱感がある時、外傷後、夜間痛が強い時は刺激を避けます。楽に感じても、同じふた開けやつまみ動作をすぐ繰り返せば負担が戻ることがあります。施術だけでなく、作業量や道具の見直しを組み合わせることが大切です。
医療機関で相談できる主な対応
整形外科では、診察やX線検査などで母指CM関節の状態と、似た症状との区別を確認します。そのうえで、痛みの程度、変形の進み方、生活への影響に合わせて対応が検討されます。
日本整形外科学会と日本手外科学会の一般向け情報では、薬、装具や包帯による保護、関節内注射などの保存的な方法が案内されています。保存的な対応で十分な変化が得られない場合や、強い痛みと高度な変形がある場合には、手術が検討されることもあります。
どの方法が適するかは、X線上の変化だけでなく、痛み、利き手、仕事や家事、年齢、希望、ほかの病気や使用中の薬によって異なります。市販薬、処方薬、注射、手術については、自己判断せず医師へ相談してください。
受診時には、いつから痛むか、外傷の有無、夜間痛、腫れや変形、困っている動作、これまで試した装具や薬を伝えます。質問したいことをメモしておくと、日常生活をどこまで続けてよいか、装具をどの場面で使うかなどを確認しやすくなります。
負担調整で避けたい考え方
痛みがある手を一切使わない
医師から安静や固定の指示がある場合は、その内容を優先します。それ以外では、必要な動作まで長期間すべて止めると、こわばりや使いにくさを感じることがあります。痛みを強める動作を減らしながら、負担の少ない方法へ置き換える考え方が大切です。
サポーターを着ければ同じ作業を続けられる
装具は関節を支える補助ですが、作業量や力を自動的に減らすものではありません。装着中に痛みが目立たなくても、硬いふたを何度も開ける、重い物を片手で持つといった負担が続けば、外した後に痛みが強くなる場合があります。
痛いほど動かした方が早く慣れる
痛みを我慢して親指を大きく開く、強くひねる、押し込む運動はすすめません。運動を始める場合は、医師や専門家へ確認し、少ない回数から行います。行っている最中だけでなく、数時間後と翌朝の反応も判断材料にします。
痛みが軽い日は元の作業量へ戻す
症状には波があり、休んだ直後だけ軽く感じることもあります。楽な日に家事や仕事をまとめて行うと、当日夜や翌日に反応が出る場合があります。作業時間、重さ、回数を1つずつ戻し、翌日の状態を確認してください。
鍼灸整骨院ひまわりで確認すること
鍼灸整骨院ひまわりでは、母指CM関節症の診断やX線検査は行いません。親指のつけ根の痛みに対して、医療機関を優先する状態がないかを確認し、日常で困っている動作と負担のかかり方を整理します。
1.評価
いつから、どの場所が、どの動作で痛むかを伺います。腫れ、変形、熱感、しびれ、力の低下、外傷歴、医療機関での検査歴も確認します。親指だけでなく、手首、前腕、肘の動きや、実際の持ち方も無理のない範囲で見ます。
2.説明
確認した内容を、痛みを強めている動作と負担を減らせる動作に分けて説明します。診断や画像確認が必要と考えられる場合は、施術より医療機関への相談を優先し、必要に応じて紹介状の作成にも対応します。
3.施術
医療機関での確認を優先する状態がなく、施術が適すると判断した場合は、手や前腕の緊張、痛みの強さ、希望に合わせて刺激を調整します。状態に応じて手技、テーピング、またはひまわり式ハイボルテージ施術などを検討しますが、すべての方へ同じ方法を行うわけではありません。
4.セルフケア
ふた開け、調理、洗濯、スマートフォン、仕事など、ご本人が避けにくい動作に合わせて、道具の選び方、持ち方、休憩の入れ方を一緒に考えます。親指を強く動かす一律の運動はすすめません。
5.再評価
痛みの数字だけでなく、つまむ、回す、支える動作がどの程度行えたか、翌日に悪化が残らなかったかを確認します。通院間隔や回数は一律に決めず、経過、生活上の負担、医師の指示、通いやすさに合わせて見直します。
横須賀市で親指のつけ根の痛みにお悩みの方へ
親指のつけ根が痛い、ビンのふたや鍵を回しにくい、家事や仕事で手を使うことに不安がある方は、北久里浜院または衣笠院へご相談ください。
強い腫れ、変形、しびれ、力の低下、外傷後の強い痛みがある場合は、先に整形外科での確認をご案内することがあります。ご予約時に、いつから、どの動作で痛むかをお伝えいただくと確認が進みやすくなります。
よくある質問
- CM関節症とは何ですか?
- 親指の付け根にある母指CM関節に負担がかかり、痛みや違和感、動かしにくさが出る状態です。つまむ、開ける、回す動作で痛みを感じることがあります。
- ドケルバン病とは違いますか?
- CM関節症は親指の付け根の関節に痛みが出やすく、ドケルバン病は手首の親指側に痛みが出やすい腱鞘炎の1つです。ただし痛みの場所が近いため、自己判断しすぎないことが大切です。
- スマホ操作でも親指の付け根が痛くなりますか?
- 片手でスマホを持ち、親指を大きく動かす時間が長いと、親指の付け根に負担がかかることがあります。痛みがある場合は、持ち方や操作時間を見直しましょう。
- 痛い場所をマッサージしても良いですか?
- 強く押したり揉んだりすると、かえって刺激が強くなることがあります。痛みがある場所を自己流で強く押し続けるのは避け、状態に合わせたケアをおすすめします。
- どのタイミングで相談した方が良いですか?
- 親指の付け根の痛みが数日以上続く、ビンのフタや鍵を回す動作がつらい、腫れや熱感、しびれがある場合は、早めにご相談ください。




