お子さんがオスグッド病で膝を痛がっていると、少しでも痛みを和らげてあげたいと思うのが親心ですよね。スポーツ用品店などに行くと様々なサポーターが売られていますが、「本当に効果があるの?」「どれを選べば良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

横須賀市でオスグッドに悩むお子さんのためにサポーターを検討中の保護者の方へ。この記事では、オスグッド用サポーターの効果と、専門家が教える正しい選び方・使い方を解説します。

この記事の要点

  • サポーターは膝下の腱を圧迫し、痛みを軽減させるのが目的の「対症療法」。これだけで治るわけではない。
  • オスグッドには、膝下をピンポイントで押さえる「バンドタイプ」が最も効果的。
  • 効果を出すには「正しい装着位置」と「適切な締め付け具合」が非常に重要。
  • サポーターは練習中の補助具。練習後のアイシングストレッチなどのケアは別途必要。

オスグッド用サポーターの役割と効果

まず理解しておきたいのは、サポーターはオスグッド病そのものを治す治療器具ではない、ということです。サポーターの主な役割は、運動中に膝下にかかる負担を軽減し、痛みを和らげることです。

オスグッド用のサポーター(特にバンドタイプ)は、膝のお皿の下にある「膝蓋腱(しつがいけん)」という部分を圧迫します。これにより、太ももの筋肉が収縮した際に、痛みの原因である膝下の骨(脛骨粗面)へ伝わる牽引力を分散・軽減させる効果が期待できます。結果として、ジャンプやダッシュ時の痛みが和らぎ、プレーに集中しやすくなります。


サポーターの種類と選び方のポイント

オスグッドに用いられるサポーターには、主に以下の2種類があります。

1. バンドタイプ(オスグッドバンド)

膝のお皿の下を、ベルト状のバンドでピンポイントに圧迫するタイプです。オスグッド病の痛みのメカニズムに直接アプローチするため、最も効果が期待できるのがこのタイプです。コンパクトで動きを妨げにくいのも特徴です。

2. 筒状タイプ(スリーブタイプ)

膝全体を覆うタイプのサポーターです。膝関節全体の安定感を高めたり、保温したりする効果はありますが、オスグッドの痛点への圧迫は弱いため、痛みの軽減効果はバンドタイプに劣ります。

結論として、オスグッド病の痛みを軽減する目的であれば、まずは「バンドタイプ」を選ぶのが良いでしょう。


最も重要!サポーターの正しい使い方と注意点

サポーターは、ただ着ければ良いというものではありません。使い方を間違えると効果がないばかりか、症状を悪化させる可能性すらあります。

  • × やってはいけない装着位置:痛い骨の出っ張り(脛骨粗面)の「真上」にパッド部分を当てるのは間違いです。痛みを増強させてしまいます。
  • ○ 正しい装着位置:膝のお皿の「すぐ下」にある腱の部分に、パッドが当たるように装着してください。ここを圧迫するのが目的です。
  • 適切な締め付け具合:軽く圧迫感がある程度で十分です。強く締めすぎると血行が悪くなり、パフォーマンスの低下や回復の妨げになります。運動後に跡がくっきり残るようなら締めすぎです。
  • 使用するタイミング:基本的にはスポーツや体育の授業など、膝に負担がかかる運動中に使用します。日常生活や就寝時にまで着ける必要はありません。

まとめ

オスグッド用のサポーターは、正しく選んで使えば、痛みを抱えながらもスポーツを続けたいお子さんの強い味方になります。しかし、それはあくまで補助的な役割です。サポーターに頼りきるのではなく、練習後のケアや、痛みの原因となっている体の使い方を見直すことが、根本的な改善には不可欠です。体の歪みが気になる場合は、骨格矯正というアプローチも非常に有効です。オスグッド病に関する全体像は、総まとめ記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

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サポーターについてよくあるご質問(FAQ)

サポーターを着けていれば、痛くても練習して大丈夫ですか?

いいえ、痛みを完全に無視して良いわけではありません。サポーターは痛みを軽減させますが、膝への負担がゼロになるわけではありません。サポーターを着けていても強い痛みを感じる場合は、練習を中断・中止する勇気が必要です。

サポーターはどこで買うのが良いですか?

スポーツ用品店やドラッグストアで手に入ります。可能であれば、試着してみて、ズレにくさや肌触りなどを確認してから購入することをお勧めします。サイズ選びに迷ったら、遠慮なく店員さんに相談しましょう。

値段が高いサポーターの方が効果も高いですか?

必ずしもそうとは限りません。高価なものは、素材が良かったり、多機能だったりしますが、オスグッドの痛点圧迫という目的においては、シンプルなバンドタイプでも十分に効果を発揮します。最も重要なのは、高価なことよりも、正しい位置に適度な圧をかけられることです。

執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整骨師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整骨師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者