マレットフィンガー|固定の期間とコツ

2025年10月25日

マレットフィンガー|装具固定の期間とコツ(10/25)

要点(30秒でわかる)

  • 固定の基本:腱性は8週間連続固定,骨性は6週間連続固定が目安。その後は2〜4週間の夜間・活動時保護を追加。
  • 最大のコツ一瞬でもDIP関節を曲げない。入浴・交換時も指先をまっすぐ保ち、落としたら「期間リセット」の恐れ。
  • 迷いやすい点:むずむず・かゆみは「清潔+乾燥+薄い当て布」で対策。痛みが強い/変形が増す場合は評価が必要。
  • 受診の目安:爪側が下がる・脱臼感、骨片が大きい疑い、固定が守れない、仕事/部活に支障が大きい。
  • 横須賀市の整骨院として、当院は評価→固定指導→痛みケア(ハイボルテージ)→復帰リハまで伴走します。

結論:装具固定は「連続」が命です

マレットフィンガー(槌指)は、指先(DIP関節)を伸ばす腱や付着部の骨が傷んで、自力で伸ばせなくなる状態です。もっとも大切なのは連続固定。腱性は8週間、骨性は6週間を目安に、DIP関節を軽い過伸展位で1日中(24時間)保つことが推奨されます。基礎知識はマレットフィンガーとは?徹底解説もご参照ください。

固定期間が終わったら、いきなり外しっぱなしにせず、2〜4週間の夜間・高リスク活動時の保護を足すと再発予防に役立ちます。装具固定の全体像は当院の固定ページマレットフィンガー(槌指|指先が伸びない)でも詳しく解説しています。

装具固定の期間目安(腱性/骨性/やり直し時)

タイプ 連続固定 追加保護 ポイント
腱性マレット 8週間(24時間) 夜間・活動時に2〜4週間 入浴や清拭の間もDIPを曲げない。落として曲がったら延長が必要に。
骨性マレット 6週間(24時間) 夜間・活動時に2週間程度 骨片が大きい/関節面関与/掌側亜脱臼は専門評価。必要時は手外科紹介。
中断・失敗例 曲げてしまった場合はカウントやり直しとなることも 「一瞬でも曲げない」を徹底。交換は段取りとテープ準備で時短。

関連知識は既存記事治療法と注意点マレットフィンガー解説もあわせてどうぞ。

外さず続けるためのコツ(入浴・交換・皮膚トラブル)

  1. 段取り勝負:洗面所で座位→新しいテープを先にカット→タオル・ティッシュ・ドライヤーを手元に。交換時間を最短化します。
  2. DIPは常に伸展:外す瞬間は、反対の手で指先を支え曲がらない姿勢を保持。新しい装具/テープで即固定。
  3. 清潔&乾燥:汗や水分は皮膚トラブルの原因。入浴は短時間、装具内はよく乾かし、薄手の当て布でムレ対策。
  4. 装具のフィット:PIPは自由に動くデザインを選び、DIPだけを軽い過伸展位で固定。痛点や赤みは当て布で保護。
  5. 「違和感=要調整」:ズレや擦れは固定力低下のサイン。気になるときは当院でフィッティングを見直します。

突き指の初期対応や併発リスクは放置NG!突き指の正しい対処法突き指とは?症状と原因も参考になります。

似て非なるケガと鑑別ポイント

  • 末節骨の骨折(DIP周囲):爪近くの骨折を伴うことあり。詳しくは指の骨折(末節骨・DIP周囲)へ。
  • ジャージーフィンガー(深指屈筋腱断裂):指先が曲げられないタイプ。解説はこちら

「ただの突き指」と自己判断せず、マレットの見極め方をチェックしましょう。

当院のサポート(横須賀市の整骨院として)

①評価:受傷機転・変形・圧痛・自動伸展の可否を確認。骨折/掌側亜脱臼の疑いは医療機関へ紹介状を作成します。

②固定指導:装具の角度(軽い過伸展位)・交換手順・皮膚ケアまで実演し、曲げない運用をサポート。

③痛みケア:ハイボルテージ等の物理刺激で痛み・腫れの軽減を図ります(皮膚保護と安全性を重視)。

④復帰リハ:固定解除後はDIP可動域と握りの再学習。仕事/部活ごとに段階復帰プランを提案します。

基礎から学びたい方は固定ページマレットフィンガーもどうぞ。

よくある質問

Q. 固定は何週間必要ですか?
A. 目安は腱性で8週間,骨性で6週間の連続固定です。その後は2〜4週間の部分保護を推奨します。
Q. 入浴・交換のときは外しても大丈夫?
A. 外しても構いませんが、その間もDIPを絶対に曲げないことが大前提です。段取りと手早さが肝心です。
Q. 一度でも曲げてしまったら?
A. 状況により固定期間の延長が必要になります。心配な場合は早めにご相談ください。
Q. いつ手術が必要ですか?
A. 骨片が大きい/関節面関与/掌側亜脱臼/固定困難などは手外科での評価が必要です。当院から適切にご紹介します。

ご予約・ご相談(CTA)

北久里浜院

〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町3丁目1−6 125

☎ 046-854-7352 に電話する

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執筆者情報

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

免許・資格:JSBM会員/機能訓練指導員認定柔道整復師/柔道整復師/はり師/きゅう師/柔道整復師臨床実習指導者/あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師臨床実習指導者

参考文献・一次情報

  1. AAOS OrthoInfo: Mallet Finger(6–8週間の連続固定)
  2. BSSH: Mallet finger injury(腱性8週,骨性6週の目安)
  3. NHS: Mallet finger(装具管理の実際と注意点)
  4. 日本整形外科学会:マレット変形(診断と治療の概要)
  5. Cochrane Review: Interventions for mallet finger(保存療法の根拠)

関連記事:指の骨折(末節骨・DIP周囲)突き指の正しい対処

免責とご注意

本記事は一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。爪側が下がる、痛みや腫れの増悪、しびれや強い変形、固定が守れない等がある場合は早めにご相談ください。

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