足首の捻挫 足首の外側が痛い!!
2022年02月17日
足首の捻挫|応急処置と回復の進め方
30秒で要点
- 直後は保護(Protection)と圧迫・挙上、痛みが強ければ短時間の冷却で腫れ管理
- 受診の目安:体重をかけられない/骨の圧痛/第5中足骨・舟状骨の圧痛はレントゲン適応(オタワ足関節ルール)
- 回復は段階的リハ(可動域→荷重→筋力→バランス)。必要時は紹介状で医療連携
足関節捻挫とは?
外くるぶし側(前距腓・踵腓靱帯)を中心に、ひねりで靱帯が伸びたり切れたりした状態です。ほとんどは保存的に改善しますが、初期の対応と段階的リハが予後を左右します(腫れが強い, 歩けない, 骨の圧痛がある場合は受診)。
まず何をする?(直後〜48/72時間)
- 保護:ぶつけない/ひねらない工夫。必要ならサポーター・松葉杖
- 圧迫・挙上:弾性包帯は指先が紫/しびれない程度に。心臓より高く挙上
- 冷却:痛みが強い時のみ10〜20分を目安にタオル越し。長時間当て続けない
- 鎮痛薬:必要に応じ市販薬を。ただし既往や服薬は医療者へ確認
受診の目安(オタワ足関節ルール)
以下のいずれかに当てはまる場合、レントゲンが推奨されます(医療者が評価)。
- 受傷直後・診察時に4歩体重をかけられない
- くるぶし周囲の骨に限局した圧痛
- 舟状骨/第5中足骨基部の骨圧痛(足部)
骨折除外に有用(高感度)。迷う時は医療機関へ。
回復の進め方(段階的リハの例)
フェーズ1:炎症期(〜数日)
- 痛みの増悪がない範囲で足関節のやさしい可動域(つま先でABCを書く 等)
- 荷重は痛み0〜軽度で許容。増悪すれば戻す
フェーズ2:荷重・筋力(1〜3週)※軽中等度例
- チューブでの背屈/底屈/内外反、かかと上げ 等
- バランス練習:片脚立ち→不安定面
フェーズ3:動作復帰(3〜6週以降)
- ジョグ→方向転換→ジャンプ/着地→競技動作へ段階アップ
- 不安定感が残る/反復受傷は医療機関へ相談
PEACE & LOVE という考え方
急性期はProtect/Elevate/Compress/Educate、回復期はLoad/Optimism/Vascularisation/Exerciseを強調する近年のフレーム。過度な固定・過度な冷却は避け、適切な負荷と段階復帰を重視します。
当院でできること
- 評価:受傷機序, 歩行/可動域/圧痛, 不安定性を確認。必要時は紹介状を作成し整形外科へ
- ケア:腫れ管理(圧迫・挙上), 最適負荷の導入, テーピング, 自宅リハ(可動域・筋力・バランス)の指導
- 復帰設計:競技やお仕事への段階的復帰プランを一緒に調整
北久里浜本院・衣笠院で対応。アクセス・受付時間はこちら。
よくある質問(FAQ)
- Q. いつから動かしてよい?
- A. 痛みが増えない範囲で早期から可動域運動を始め、その後に荷重・筋力・バランスへ進みます(目安は上記フェーズ)。
- Q. 冷やすのは必須?
- A. 痛みの緩和が目的で短時間ならOK。長時間の連続冷却や過度固定は避け、適切負荷の導入が回復を助けます。
関連ページ(院内サイト)
外部リンク(一次情報・公的)
参考文献(一次情報)
- NHS. Sprains and strains. nhs.uk
- AAOS OrthoInfo. Sprained Ankle. orthoinfo.aaos.org
- Bachmann LM, et al. Accuracy of Ottawa ankle rules… BMJ 2003. PMCID: PMC149439
- Dubois B, Esculier JF. Soft-tissue injuries simply need PEACE & LOVE. Br J Sports Med 2020. PDF
- Mass General Hospital. Physical Therapy Guidelines for Lateral Ankle Sprain. PDF

柔道整復師(機能訓練指導員認定)/はり師・きゅう師

