横須賀市の交通事故後の吐き気は何科へ?整形外科と脳神経外科の受診目安
2026年09月15日

横須賀市で交通事故後に吐き気がある方へ|救急・脳神経外科・整形外科の受診目安
先に結論:危険サインがあれば当院への来院を待たず、119番へ
交通事故後の吐き気は、首の不調だけで起きていると自宅で決めつけられません。繰り返す嘔吐、強くなる頭痛、意識や受け答えの変化、手足の動かしにくさ、ろれつの回りにくさ、けいれん、左右の瞳の大きさの違いなどがあれば、当院や保険会社への連絡より救急対応を優先してください。ご自身で運転せず、119番へ連絡します。
交通事故のあと、首の違和感より先に「気持ちが悪い」「吐きそう」「食欲が出ない」と感じる方がいます。衝撃を予測できなかった追突事故では、事故直後は緊張で症状に気づきにくく、数時間後や翌日に変化が表れることもあります。
この記事では、事故後の吐き気がある時に、どの状態なら救急対応が必要なのか、脳神経外科と整形外科をどのように考えるのか、受診までに何を記録するのかを整理します。鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院・衣笠院を利用する場合の流れも説明しますが、頭部の問題が疑われる時は医療機関での確認が先です。

この記事が対象となる方
- 追突や衝突のあとに吐き気、頭痛、めまいが出た方
- 頭を打ったか分からず、何科へ行くか迷っている方
- 首や背中も痛く、脳神経外科と整形外科の使い分けを知りたい方
- 医療機関を受診したあと、整骨院との併用方法を確認したい方
- ご家族の様子を見ながら、受診を急ぐ変化を知りたい方

要点30秒でわかる
- 事故後の吐き気を「むちうちのせい」と自己判断しないことが出発点です。
- 繰り返す嘔吐、悪化する頭痛、意識・会話・運動の異常があれば119番を優先します。
- 頭を打った可能性や神経症状があり、緊急サインがない場合も、早い段階で医療機関へ相談します。
- 首・肩・背中の痛みが中心で危険サインがない場合は、整形外科が受診先の候補です。
- 当院は医療機関の検査に代わりません。受診後の情報を確認し、身体の状態に応じた対応を組み立てます。

目次
119番を優先する危険サイン
事故後の吐き気で最初に行うことは、原因を推測することではなく、緊急性を見分けることです。次の変化がある時は、整骨院の予約時間や保険会社の返事を待たずに救急要請を考えてください。
- 何度も吐く、吐き気や嘔吐が強くなっている
- 頭痛が時間とともに強くなる、休んでも治まらない
- 意識を失った、呼びかけへの反応が鈍い、起こしても目を開けにくい
- いつもと違う混乱、落ち着かなさ、受け答えのおかしさがある
- ろれつが回りにくい、言葉が出にくい、歩き方が不安定になった
- 手足のしびれや脱力、動かしにくさ、協調しにくさがある
- けいれんが起きた
- 左右の瞳の大きさが違う、物が二重に見えるなどの視覚変化がある
- 耳や鼻から透明な液や血が出るなど、明らかな異常がある
米国疾病予防管理センターは、軽度の外傷性脳損傷や脳しんとうの症状が直後だけでなく、数時間から数日後に表れることがあると案内しています。吐き気や嘔吐、頭痛、めまい、視覚の問題は症状として挙げられていますが、原因は症状だけでは判定できません。
上記に当てはまる時は、ご本人が「大丈夫」と話していても、家族や同僚が普段との違いを感じたら、その観察も重要です。救急車を呼ぶか迷うほどの変化がある場合は、安全側で判断してください。
同日中の医療相談を考えたい状態
119番を要する明らかな危険サインがなくても、事故後に新しく吐き気が出た時は、早い段階で医療機関へ相談するのが安心です。とくに次の条件がある方は、症状が軽く見えても受診先へ電話し、当日中の評価が必要か確認してください。
- 頭を打った、または打った可能性を否定できない
- 一瞬でも意識が遠のいた、事故前後の記憶がはっきりしない
- 吐き気と一緒に頭痛、めまい、ふらつき、光や音への過敏さがある
- 血液を固まりにくくする薬を飲んでいる、または出血しやすい持病がある
- 高齢の方、過去に脳の手術を受けた方、飲酒などで事故時の記憶が曖昧な方
- いったん落ち着いた症状が再び強くなった
- ご家族から見て、眠り方や会話が普段と違う
服薬中の方は、薬の名前が分かるお薬手帳や一覧を準備します。自己判断で処方薬を中止したり、新しい薬を追加したりせず、医師や薬剤師へ確認してください。受診先へ向かう時も、ご自身で運転しないことが大切です。
迷った時の考え方:「吐いた回数が少ないから大丈夫」ではなく、事故後に新しく出た症状か、悪化しているか、頭部への衝撃があり得るかで考えます。電話で医療機関に相談する際は、交通事故後であることを最初に伝えてください。
救急・脳神経外科・整形外科の考え方
診療科は「吐き気なら脳神経外科」「首が痛ければ整形外科」と機械的に二分できません。症状の強さ、頭部への衝撃、意識や神経の変化、受診できる時間帯によって適切な窓口が変わります。
救急要請・救急外来
繰り返す嘔吐、悪化する頭痛、意識や会話の異常、けいれん、手足の脱力などがある場合です。診療時間を待たず、119番への連絡を優先します。
脳神経外科
頭を打った可能性、頭痛、吐き気、めまい、記憶の曖昧さなどがあり、状態が安定して外来受診できる場合の候補です。事前に電話して受入状況を確認します。
整形外科
危険サインがなく、首・肩・背中・腰の痛みや動かしにくさが中心の場合の候補です。骨や関節、外傷後の身体所見を確認してもらいます。
吐き気と首の痛みが両方ある方は、脳神経外科で頭部を確認し、整形外科で首などを確認するよう案内されることもあります。最初に受診した医療機関で、ほかの診療科も必要か尋ねると流れが分かりやすくなります。
診療科に迷った時に、当院が電話で状況整理をお手伝いすることはできます。ただし、電話や整骨院内の確認だけで頭蓋内の異常を否定することはできません。緊急性を疑う症状がある時は、当院へ立ち寄らず医療機関へ向かってください。
医療機関へ電話する時に確認したいこと
夜間や休日は、診療科の名称だけで受診先を決めず、交通事故後の吐き気があることを伝えて受入状況を確認します。医療機関によって、対応できる時間、画像検査の体制、初診の受付方法が異なるためです。
- 交通事故後で、吐き気や頭痛がある患者を診察できるか
- 頭を打った可能性があることを伝え、救急外来が適切か
- 受診まで待ってよい状態か、すぐに救急要請すべきか
- 付き添い、保険証、お薬手帳、事故資料などの持ち物
- 到着前に症状が悪化した場合の連絡方法
電話をしている最中でも、反応が鈍くなる、嘔吐を繰り返す、手足が動かしにくくなるなどの変化が出たら、外来の順番を待たず119番へ切り替えます。迷ったまま複数の窓口へ移動すると負担が増えるため、症状を具体的に伝えて案内を受けてください。
事故直後に軽くても油断できない理由
事故直後は、驚きや緊張によって身体の変化を自覚しにくいことがあります。帰宅して落ち着いたあと、頭痛や吐き気、首のこわばりに気づく方もいます。また、脳しんとうを含む頭部外傷の症状には、直後ではなく時間がたってから目立つものがあります。
一方、首の外傷でも、首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどがみられることがあります。日本整形外科学会は、いわゆる「むち打ち損傷」について、骨折や脱臼がないか確認することの重要性を説明しています。
問題は、吐き気だけを見て原因を区別できないことです。「首が張っているから首のせい」「車の傷が小さいから頭は大丈夫」と考えるのは安全ではありません。車両の損傷の見え方、事故速度の自己認識、痛みの強さだけでは、頭部や首の状態を判定できないためです。
家族が見つけやすい変化
- 同じ質問を繰り返す、事故の説明が途中で変わる
- まっすぐ歩きにくい、物にぶつかる
- いつもより極端に眠そう、起こしにくい
- 感情の変化が大きい、落ち着かない
- 食事や水分を取ると吐いてしまう
本人は症状をうまく説明できないことがあります。同席できる家族は、事故前と比べた変化を医療機関へ伝えてください。家族による見守りは受診の代わりではなく、変化を早く見つけるための補助です。
同乗者に症状がなくても別々に確認する
同じ車に乗っていても、座席、姿勢、シートベルト、衝撃の向きによって身体への負担は異なります。同乗者が元気だから運転者も問題ない、車の傷が小さいから頭部外傷はない、とは判断できません。一人ずつ、頭を打った可能性、記憶、吐き気、頭痛、めまい、しびれの有無を確認してください。
子どもや高齢の方は、自分の変化を言葉にしにくい場合があります。食欲、歩き方、眠気、遊び方、会話など、普段との違いをメモし、年齢や持病も受診先へ伝えます。事故現場で症状がなくても、帰宅後に変化が出たら、その時刻を記録して医療機関へ相談します。
受診までにすること・避けること
事故後に吐き気がある時は、身体を整えようとして刺激を加えるより、医療機関へ安全につなぐ準備が先です。待っている間も症状が変わることがあるため、ひとりにならず、可能なら家族や同僚に付き添ってもらいます。
しておきたいこと
- 症状が始まった時刻と変化を記録する
- 頭を打った可能性を確認する
- 服薬一覧やお薬手帳を準備する
- 事故状況を短く説明できるようにする
- 付き添いと移動手段を確保する
避けたいこと
- 自分で車やバイクを運転する
- 飲酒する、睡眠薬などを自己判断で追加する
- 首を強く揉む、ひねる、伸ばす
- 長湯や激しい運動で様子を見る
- 保険会社の返事を待って受診を遅らせる
吐いている方に無理に食事や水分を取らせると、さらに吐くことがあります。水分や食事の取り方は、状態を伝えたうえで医療機関の指示を確認してください。処方薬の飲み方についても同様です。
頭部外傷の可能性がある段階で、首への強い手技や電気刺激を先に受けることは避けます。当院でも、吐き気や神経症状を確認した場合は、医療機関での評価を先にご案内します。
医療機関で伝える症状メモ
診察室では緊張して、事故時のことや症状の順番を忘れやすくなります。スマートフォンのメモでも紙でもよいので、次の項目を短く残しておくと説明が具体的になります。
- 事故の日時と状況:追突、側面衝突、転倒、歩行中など
- 頭部への衝撃:頭を打った、ヘッドレストに当たった、記憶がないなど
- 症状の開始:事故直後、帰宅後、翌朝など
- 吐き気・嘔吐:回数、時刻、水分が取れるか、悪化しているか
- 同時にある症状:頭痛、めまい、視覚変化、眠気、しびれ、脱力など
- 首や身体の痛み:部位、動かす方向、日常で困る動作
- 既往歴と服薬:血液を固まりにくくする薬、持病、過去の頭部外傷など
- 周囲が見た変化:会話、歩行、眠気、感情の変化など
伝え方の例
「本日17時ごろ、停止中に後方から追突されました。頭を直接打った記憶はありませんが、事故から2時間後に吐き気が始まり、頭痛とふらつきがあります。嘔吐は1回です。血液を固まりにくくする薬を服用しています」のように、事実と時間を分けて伝えます。
「かなり良い」「少し悪い」だけではなく、回数や時間、できなくなった動作を示すと変化が伝わりやすくなります。保険会社への説明でも、推測ではなく診断内容と実際の症状を落ち着いて伝えることが基本です。
当院で確認する内容と併診の流れ
鍼灸整骨院ひまわりの役割は、救急外来、脳神経外科、整形外科の検査や診断に代わることではありません。緊急性のある状態を先に医療機関へつなぎ、受診後の情報を確認しながら、首・肩・背中・腰などの状態に応じた対応を考えることです。
- 緊急性の確認:吐き気、嘔吐、頭痛、意識、しびれ、脱力、視覚の変化を伺います。
- 医療機関を優先:危険サインがあれば救急対応、頭部の確認が必要なら脳神経外科、身体の外傷は整形外科を候補にします。
- 情報提供書の準備:状態が安定し、必要がある場合は、当院で確認した内容を医療機関へ伝える文書を作成します。当院内で紹介状と呼ぶことがありますが、医師が発行する診療情報提供書とは役割が異なります。
- 所見の確認:受診後に医師の説明、注意事項、検査結果を伺います。
- 評価と説明:痛む部位、動かしにくさ、日常動作を確認し、当院で対応できる範囲を説明します。
- 施術とセルフケア:頭部の緊急性が除外され、医療機関からの注意事項を確認したうえで、刺激量を抑えた方法から検討します。
- 再評価:症状の増減、可動域、仕事や睡眠への影響を確認し、必要なら再受診を促します。
初回無料相談は約30分です。事故状況、受診状況、症状、保険会社との連絡状況を整理します。身体の確認や施術まで行う場合は約1時間を目安にしています。ただし、危険サインがある時は無料相談の予約より医療機関への連絡を優先してください。
併診の考え方は医療機関との併診・転院について、交通事故対応の全体像は交通事故まとめをご覧ください。首の症状はむちうち症の案内でも整理しています。
受診後の経過確認と通院計画
一度受診して異常がないと言われても、その後に症状が増えた場合は再度医療機関へ相談します。検査を受けた日の結果だけで、数日後の変化まで決めつけることはできません。とくに嘔吐、頭痛、意識、しびれ、力の入り方に新しい変化があれば、予定していた整骨院の予約より再受診を優先します。
帰宅後に確認する項目
医療機関から示された注意事項を家族と共有し、吐いた回数、頭痛の強さ、会話、歩行、眠気、視覚、手足の動きを確認します。受診時より悪化した時は、診察した医療機関へ連絡するか、危険サインがあれば119番へ連絡します。「一度診てもらったから朝まで待つ」と決めず、現在の変化で判断してください。
状態が安定したあとの整形外科受診について、当院では2から3週に1回をひとつの目安としてご案内することがあります。これは一律の規則ではありません。医師から受診時期の指示がある場合はその指示を優先し、症状が悪化した時は予定日を待たずに相談します。
当院への来院頻度も、毎日、週何回という固定ではありません。事故からの日数、症状の強さ、生活負担、医師の注意事項、施術後の反応を確認して個別に決めます。間隔が空く予定がある方は、出張や家庭の事情を事前に共有し、身体に無理のない計画を組みます。
セルフケアを中止して医療機関へ相談する基準
- 動いたあとに吐き気、頭痛、めまいが強くなる
- 首を動かすと視界や意識の感覚がおかしい
- 新しいしびれ、脱力、歩きにくさが出る
- 休んでも症状が増える、夜間に急に悪化する
- 医療機関から示された注意事項に当てはまる
医療機関で頭部の問題が否定され、首などへの施術が可能と確認できた場合は、状態に応じた電気療法などを検討します。ひまわり式ハイボルテージ施術も選択肢の一つですが、吐き気が残る急性期に一律で行うものではありません。
保険や手続きは身体の安全を後回しにしない
相手方保険会社への連絡が取れていなくても、緊急性のある受診を遅らせないでください。費用の扱いは、事故状況、契約内容、医療機関、保険会社の確認によって異なります。当院が補償の可否を決めることはできません。
ご自身の自動車保険に人身傷害保険がある方は、契約先へ確認する方法もあります。詳しくは人身傷害保険についてをご覧ください。賠償や過失などの法律判断が必要な場合は、弁護士や公的な相談窓口へ確認します。
参考にした公的情報
- 米国疾病予防管理センター:軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの症状と危険サイン
- 英国国民保健サービス:頭部外傷と脳しんとう
- 日本整形外科学会:外傷性頚部症候群
- 国土交通省:交通事故にあったときには専門家の診察を
- 国土交通省:交通事故発生時の対応
本記事は一般的な受診目安を示すもので、個別の診断を行うものではありません。症状が強い、悪化している、判断に迷う場合は医療機関へ相談してください。
北久里浜院・衣笠院への相談
緊急性がある時は、当院への連絡より119番が先です
医療機関で頭部の状態を確認したあと、首・肩・背中・腰の痛み、併診の進め方、情報提供書について相談したい方は、北久里浜院または衣笠院へご連絡ください。
初めての方は初めての方へもご確認ください。地域の健康づくりでは、一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会の活動にも取り組んでいます。
書籍で深掘り

交通事故のあと、何をどうしたらよいか分からない方へ向けた通院ガイドです。むちうち、医療機関との併用、事故後の記録など、落ち着いて行動するための基本をまとめています。
執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
若い頃の交通事故経験をきっかけに、身体の不調だけでなく、不安や手続きに悩む方にも寄り添う交通事故対応を続けています。
株式会社ライフプラス代表取締役。一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会代表理事として、地域のウェルビーイング活動にも取り組んでいます。
免許・資格
- JSBM会員
- 機能訓練指導員認定柔道整復師
- 柔道整復師
- はり師
- きゅう師
- 柔道整復師臨床実習指導者
- あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
よくある質問
- 交通事故後の吐き気は、いつまで様子見していいですか。
- 頭を打った、嘔吐が続く、強い頭痛やふらつきが増えるなどがあれば様子見はおすすめしません。安全のため早めに医療機関へ相談してください。危険サインがなくても、吐き気が続く場合は受診先の相談だけでも早いほど安心につながります。
- 整形外科と脳神経外科、どちらに行けばいいか迷います。
- 首の痛みや可動域制限が主で吐き気が付随する場合は整形外科が基本です。頭を強く打った、強い頭痛や繰り返す嘔吐、神経症状が疑われる場合は脳神経外科を優先します。迷う場合は当院で症状を整理し、必要に応じて紹介状を複数先に出します。
- ひまわりの無料相談では何をしますか。
- 初回無料相談は約30分です。事故状況、症状、受診先の目安、今後の流れを一緒に整理します。施術まで行う場合は約1時間で、評価と初期対応まで含めて進めます。
- 紹介状は必ず必要ですか。
- 必須ではありませんが、当院では原則全員に紹介状を発行しています。受診先で伝えるべき症状が整理され、検査や所見の確認がスムーズになりやすいからです。
- 整形外科の定期受診が2から3週に1回なのはなぜですか。
- 検査所見と経過観察があると、治療の継続判断がぶれにくくなります。症状が残っているのに終了を急がれるリスクも下がります。目安として1か月は空けないことをおすすめしています。




