回旋腱板損傷

- 肩を上げると鋭い痛み
- 夜間痛で眠れない
- 投球,ラケットで悪化
- 力が入らず物が持てない
- 服の脱ぎ着がつらい
「腕を挙げる途中で肩がズキッと痛む」「寝返りで目が覚めるほど夜間痛がある」「投球やラケット動作で肩の前外側が鋭く痛む」―それは肩こりではなく回旋腱板損傷(腱板炎, 腱板断裂)の可能性があります。
回旋腱板は棘上筋などの腱の総称で, 肩を安定させながら挙上や回旋をコントロールします。炎症や損傷を放置すると, 可動域制限や夜間痛が長引き, 日常動作やスポーツ復帰が遅れやすくなります。
当院は痛む部位だけでなく, 肩甲骨の可動性, 胸郭の柔軟性, 姿勢バランスを同時に整え, 再発しにくい肩づくりを目指します。まずは状態を正確に評価し, 肩インピンジメントやSLAP損傷など関連疾患も含めて丁寧にご説明します。
要点(30秒でわかる)
- 腱板損傷・腱板断裂は、肩の回旋筋群(棘上筋など)の損傷で挙上しづらい、外旋が弱い、夜間痛が出やすい状態です。加齢変化や使い過ぎ、外傷で生じます。
- まずは痛み管理と負荷調整、肩甲帯と体幹の協調、可動域の回復(痛みゼロ〜微痛の範囲)、段階的な筋機能改善(等尺→スロー・レジスタンス)を行います。
- 腕が上がらないほどの脱力、外傷直後の急激な悪化、夜間痛の持続、二週間以上改善が乏しい等は医療機関で評価(必要時は当院で紹介状を作成)。断裂の大きさや活動度により手術が検討されることがあります。
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回旋腱板損傷とは?腱板炎と断裂の基礎知識

重い物を持ち上げた時に肩へ強い負担がかかり、回旋腱板を損傷するケースも少なくありません。
回旋腱板は, 棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の腱で構成されます。
上腕骨頭と肩峰の間でこすれやすく, オーバーユースや姿勢不良で炎症や損傷が起こりやすいのが特徴です。
代表症状は挙上時痛(ペインフルアーク), 夜間痛, 筋力低下です。
- 腱板炎・腱症: 反復動作やインピンジメントで腱が刺激され炎症が持続。外転60〜120°で痛みが強くなりやすい。
- 腱板断裂(部分〜全層): 加齢変性, 外傷, 炎症の遷延などが要因。断裂の程度により筋力低下や可動域制限が出現。
原因は「肩峰下インピンジメント」と「肩甲骨機能低下」

専門的な評価と施術により、回旋腱板損傷による肩の痛みや可動域制限を改善していきます。
腱板に負担が集中する背景には, 肩峰下での挟み込み(インピンジメント)と, 肩甲上腕リズムの破綻があります。
痛む場所だけでなく, 動きの全体設計を整えることが再発予防の近道です。
⚠️肩峰下インピンジメント
- 猫背・巻き肩, 肩峰形状, 筋バランス不良で腱板と滑液包が挟まれる
- 反復的な摩擦が炎症を助長し, 腱板炎→部分断裂へ進行しやすい
💡肩甲上腕リズムの破綻
- 肩甲骨可動性低下, 胸郭の硬さで肩関節単独に負荷が集中
- 姿勢修正, 肩甲骨の可動性回復, 筋機能の再教育が不可欠
関連ページ:肩インピンジメント症候群
痛みの鎮静と機能回復。ひまわり式3ステップ
当院は, 痛みの除去から正しい動きの再獲得, 再発予防までを段階的にサポートします。
回旋腱板損傷 改善の3ステップ
よくあるご質問
- Q1: 五十肩との違いは?
- A1: 五十肩は肩全体の炎症で全方向の制限が出やすいのに対し, 腱板損傷は挙上中間域の痛み(ペインフルアーク), 夜間痛, 特定筋の筋力低下が特徴です。
- Q2: 手術が必要かどうかは?
- A2: 断裂の程度や機能障害により判断が異なります。まずは整形外科で画像評価をご検討ください。当院では保存的な機能回復, 痛みの鎮静, 再発予防のためのリハビリを支援します。
- Q3: 健康保険は使えますか?
- A3: 「転倒して痛めた」「重い荷物で急に痛くなった」など明確な原因のある急性のケガは保険適用対象です。蓄積性の痛みは自費施術となりますが, 状態に合わせて最適なプランをご提案します。
(本ページは, 国家資格を保有する柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師が臨床経験に基づき監修しています。必要時には当院から整形外科への紹介状をご用意します。直接の来院で大丈夫です。)
横須賀市で, 肩の挙上痛・夜間痛にお悩みなら
年齢や肩こりのせいと諦めず, 根本原因にアプローチしましょう。
鍼灸整骨院ひまわりへお気軽にご相談ください。
似た症状
前方痛, 力こぶ違和感, 投球・持ち上げで悪化。
クリック音, 不安定感, 投球で痛みが増す。
挙上90°前後で挟み込み痛, オーバーヘッド動作で増悪。
把持や持ち上げで肘外側が痛む, 前腕伸筋のオーバーユース。
参考情報(一次情報)
- AAOS OrthoInfo:Rotator Cuff Tears(患者向け)
- NHS:Rotator cuff injury(症状・治療・受診目安)
- BESS(英国肩肘学会):Rotator cuff tears(患者向け)
- NICE CKS:Shoulder pain(評価と保存療法の考え方)
- 日本整形外科学会:一般向け情報(肩の痛み・受診の目安)
※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断、治療は症状と検査所見に基づき、担当者や医療機関の判断を優先してください。危険サインがある場合は速やかに医療機関をご受診ください。





