気づけば1時間以上、うつむいてスマホを眺めていた…。そんな経験はありませんか？その姿勢が、あなたのつらい肩こりや頭痛の原因、「スマホ首（ストレートネック）」を引き起こしているかもしれません。

横須賀市で、首の痛みや慢性的な肩こりにお悩みの方へ。現代病ともいえるスマホ首の正体と、その治し方について専門家が解説します。

この記事の監修者

堀江 茂樹

鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者

スマホ首（ストレートネック）とは？

本来、私たちの首の骨（頸椎）は、重い頭を支えるために緩やかな前カーブを描いています。しかし、スマホを見るために長時間うつむき姿勢を続けると、このカーブが失われ、首の骨がまっすぐになってしまいます。これが「ストレートネック」、通称「スマホ首」です。

頭の重さは約5kgもありますが、首が前に傾くほど、首の筋肉にかかる負担は増大します。研究によれば、頭部前方姿勢は頸部痛と強く関連することが示されており、これが肩こりの直接的な原因となるのです。

スマホ首が引き起こす様々な不調

• 慢性的な首こり・肩こり
• 緊張型頭痛、めまい、吐き気
• 腕や手のしびれ
• 自律神経の乱れ（不眠、倦怠感）

これらの症状を放置すると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

自分でできる改善・予防法

スマホ首の改善は、日常生活の意識改革から始まります。

1. スマホの持ち方を変える

スマホを持つ腕の肘を、反対側の手で支えてあげるなどして、画面がなるべく目線の高さに来るように工夫しましょう。うつむく角度を浅くすることが、最も重要です。

2. こまめなストレッチと休憩

30分に一度はスマホから目を離し、遠くを見たり、首をゆっくり回したりしましょう。簡単なストレッチを取り入れるのも非常に効果的です。特に、顎を引いて首の後ろを伸ばす「チンタック」運動は、前に出た頭を正しい位置に戻すのに役立ちます。

当院での根本的な治し方

セルフケアで改善しない場合は、すでに骨格の歪みが定着してしまっている可能性があります。その際は、ハイボルテージ施術で深層の筋肉を緩め、骨格矯正で首のカーブを取り戻すアプローチが効果的です。つらい症状を諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

スマホ首は、まさに現代の生活習慣病です。症状が軽いうちに、姿勢の改善やセルフケアを始めることが大切です。そして、もし慢性的な痛みや不調に悩んでいるなら、専門家による根本改善で、健康な首を取り戻しましょう。肩こりに関する包括的な情報は、総まとめ記事をご覧ください。