睡眠と枕・マットレスの見直し

2025年12月14日

睡眠と枕・マットレスの見直し

要点

夜の痛みや朝のこわばりは、枕の高さと形寝姿勢マットレスの反発、そして就寝前ルーティンで変わります。横向きは膝の間にクッション、仰向けは膝下に薄いクッションを入れて、腰と骨盤のねじれを減らします。詳細は関連ページ冷え・自律神経温め・冷却もご参照ください。

枕の高さと形の目安

仰向けの目安

あごが上がり過ぎず、口が自然に閉じやすい高さにします。首のカーブが保たれ、肩がすくみにくい位置が目安です。

横向きの目安

鼻先と胸の中心が一直線に近づく厚みへ。肩幅分だけ高さを補える枕、またはタオルで微調整します。

沈み込みが大きい素材は寝返りが減ってこわばりやすいことがあります。通気と戻りがよく、高さ調整できる枕が扱いやすいです。

マットレスの硬さと寝返り

柔らかすぎると体が沈み、硬すぎると接触面が痛くなります。肩と骨盤が沈みすぎず、背中の自然なカーブを保てる中程度の反発が目安です。迷うときは、薄いマットやタオルで局所を補助し、朝のこわばりが減るかを一週間単位で観察します。

クッションの当て方 横向きは膝の間、仰向けは膝下に薄いクッションを入れます。骨盤のねじれと腰の反り過ぎを抑え、臀部やもも裏の引きつれを減らします。

就寝前ルーティンで整えます

就寝二時間以内の高温長湯は避け、ぬるめで短時間の入浴にします。上がってから一時間ほどで体が落ち着き、眠りに入りやすくなります。布団に入ったら、四秒で吸って六〜八秒で吐くゆっくり呼吸を三〜五分。肩をすくめて下ろす、肩回しを小さく二〜三回行い、力みを抜きます。夜の整え方は冷え・自律神経の記事も参考になります。

朝つらい日の始め方

朝にこわばりが強い日は、短時間の温めで動きやすくしてから、骨盤の小さな前後揺らぎと座位での軽い膝伸ばしを各一往復。日中は三十分ごとに一分の体位変換を入れます。やり方はデスク姿勢のページが役立ちます。

避けたい習慣

  • 就寝直前の高温長湯と長時間のスマートフォン使用。
  • 厚い枕であごを引き過ぎる、または薄すぎる枕であごが上がる。
  • 沈み込みが強すぎる寝具で寝返りが極端に減る。

受診を急ぐサイン

赤旗サイン しびれや筋力低下が進む、足がもつれる、排尿・排便の異常、会陰部のしびれ、夜間に増悪する強い痛み、発熱や外傷後の増悪などは、セルフケアにこだわらず受診を優先します。判断の流れは受診目安と相談フローをご確認ください。

基本の考え方は原因と整え方の基本へ。温冷の判断は温め・冷却、日中の姿勢はデスク環境、運動面はやさしい筋トレをご覧ください。

参考と引用(一次情報)

  1. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針(二〇一四)」
  2. American Academy of Sleep Medicine「Healthy Sleep Habits」
  3. NHS「Sciatica」一般向け解説(睡眠時の工夫に関する記載を含む)

よくある質問

Q横向きと仰向け、どちらがよいですか。

A楽に呼吸でき、痛みが増えない姿勢が基準です。横向きは膝の間にクッション、仰向けは膝下に薄いクッションを入れると楽になります。

Q枕は高いほうがよいですか、低いほうがよいですか。

A首の自然なカーブが保てる高さが目安です。仰向けはあごが上がり過ぎない高さ、横向きは鼻先と胸の中心が一直線になりやすい厚みを選びます。

Q寝る前の入浴はどのくらいがよいですか。

Aぬるめで短時間から始めます。就寝直前の高温長湯は避け、上がってから一時間ほどで体が落ち着く流れを作ります。

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