関節リウマチ

2025年09月4日

関節リウマチ(RA)

関節リウマチは自己免疫の異常で関節の滑膜に炎症が起こり,腫れや痛み,こわばりが続く病気です。早期診断と専門医の薬物療法が基本ですが,当院では痛み期の保護と動作指導,機能維持のための運動やハイボルテージ治療など,非薬物的サポートを提供します。

主な症状

  • 手指のMCP,PIP,手首,足の小関節などの腫れ,痛み,熱感
  • 朝のこわばりが30分以上続く
  • 左右対称に似た関節が痛むことが多い
  • 疲労感,微熱など全身症状を伴うことがある

RAの特徴

  • 原因は自己免疫反応による滑膜炎,放置で関節破壊や変形に進むことがある
  • 経過は波状性で,腫れて赤い,熱い時期と落ち着く時期を繰り返す
  • 早期から専門医の薬物療法(DMARDs等)が推奨される

薬の調整は必ず医師が行います。当院は医療機関と連携し,運動療法やサポートで日常生活を支えます。

他の手指疾患との違い

RAはMCP,PIP,手首などに左右対称性に生じやすく,朝のこわばりが長いのが特徴です。以下は鑑別の一例です。

  • ヘバーデン結節:DIP主体。骨性のコブ,変形。炎症は比較的軽いことが多い
  • ブシャール結節:PIP主体。骨性の腫れ
  • 変形性関節症(手):荷重や使用で増悪,左右非対称が多い
  • 痛風:単関節に急激な激痛,発赤,熱感が強い
  • 乾癬性関節炎:爪の変化や指全体の腫れ(ソーセージ指)を伴うことがある

診断の流れ

  • 症状の経過と視診,触診(腫れ,圧痛,可動域,左右対称性の確認)
  • 血液検査(炎症反応,自己抗体など),画像検査(レントゲン,超音波,必要によりMRI)
  • 総合的に評価し,リウマチ専門医での薬物療法を開始

腫れが続く,朝のこわばりが長い,多関節が同時に痛むなどは,早めの医療受診が重要です。当院から専門医への紹介状をご用意できます。

当院でできるサポート

炎症が強い時期は無理を避け,関節保護と疼痛軽減を優先。落ち着いている時期は機能維持と使い方の最適化を図ります。

  • ハイボルテージ治療で痛みの緩和,循環サポート
  • 徒手によるやさしい関節モビリゼーション,手内筋のコンディショニング
  • 温熱は炎症が落ち着いている時に限定,赤く熱い場合は回避
  • スプリントやテーピングで関節負担を軽減(夜間のこわばり対策など)
  • 関節保護の動作指導,道具の工夫(太軸ペン,滑り止め付きオープナー)
  • 家庭で続けられる運動プログラムの個別提案

薬の変更や副作用が疑われる時は,医師の診察を最優先してください。

自宅でできるセルフケア

炎症が強い時

  • 強い握り,つまみ動作を控える,こまめな休憩
  • 患部が赤く熱い時は冷却を短時間で,過度な温熱は避ける
  • 痛みの出ない範囲の軽い可動域運動

落ち着いている時

  1. 腱グライド:まっすぐ→フック→拳→テーブルトップを各5秒×5回
  2. PIP,MCP分離運動:隣接関節を軽く固定し,狙った関節だけ曲げ伸ばし
  3. 等尺ピンチ:親指と示指で紙をはさみ5秒×10回,痛みゼロ〜軽度で

体調により無理せず,痛みが増す場合は中止し,専門家へ相談してください。

早わかり表

  • MCP,PIP,手首に左右対称性の腫れと痛みが出やすい
  • 朝のこわばりが長い,疲労感を伴うことがある
  • 治療の柱は専門医の薬物療法,当院は非薬物的サポートを担当
  • 赤く熱い腫れはアイシング短時間,落ち着いたら温めと運動で機能維持

受診の目安

  • 関節の腫れと痛みが数週間続く,朝のこわばりが30分以上
  • 左右の同じ関節が同時に痛む,多関節に広がる
  • 発熱,倦怠感,体重変化など全身症状を伴う
  • 服薬中の副作用や症状の急な悪化がある

よくある質問

整骨院で治せますか?
RAの根本治療は医師による薬物療法が基本です。当院は痛みの緩和,関節保護,運動指導で日常生活を支えます。
運動はしてもいいですか?
炎症が強い時は安静寄りに,落ち着いている時は軽い有酸素と可動域,手内筋強化が推奨です。無理は禁物です。
温める,冷やすの目安は?
赤く熱い,ズキズキする時は短時間の冷却を,それ以外は温熱で循環を促します。
仕事や家事は続けられますか?
動作の工夫と関節保護具で継続可能なことが多いです。強い負荷は避け,こまめに休憩を取りましょう。

ご相談は鍼灸整骨院ひまわりへ

横須賀市の鍼灸整骨院ひまわりは,柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師が在籍。根岸院(北久里浜駅近く)・衣笠院(衣笠駅近く)で対応します。必要に応じてリウマチ専門医への紹介状も即日ご用意します。

 

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