内側上顆炎|ストレッチ再開の合図

2025年10月29日

はり治療って効くの?

結論:症状と目的が合えば「効くことがある」。特に肩こり・首こり緊張型頭痛慢性腰痛肩こりストレートネックの背景がある方に適しています。 ただし過度な期待や即効の断言はNG。根拠と限界、安全性を専門家がやさしく解説します。

公開・更新:2025-10-31

まず要点(効く・効かないの線引き)

  • 効きやすい領域:筋・筋膜由来の痛み/こわばり、 肩こりや首肩の緊張、 ストレートネックの関連症状、緊張型頭痛、慢性腰痛(運動と併用) [1][2][3]
  • 効きにくい/まず医科:突然の激烈頭痛、神経脱力・麻痺、感染徴候、外傷の疑いなどは鍼より先に医療機関へ。
  • 期待値設定:「痛みゼロの即効」をうたうのは不適切。 頻度・強さの低減、動きやすさの向上を段階的に狙います [2][3]

向いている症状とリンク案内(固定ページ優先)

※診断や薬の管理は医科にて。鍼灸は活動性の維持・運動と組み合わせると相乗効果が見込めます [3]

施術の流れ・回数目安

  1. 評価:痛み部位・誘因(姿勢・時間帯)・可動と圧痛をチェック。
  2. 施術:過敏筋・関連部位へ低侵襲のはり+必要時にお灸。刺激量は最小限から。
  3. 再評価:痛み・可動の変化を確認し、刺激量・部位を微調整。
  4. 計画:初期は週1回×3〜4回→落ち着けば間隔延長。 料金・アクセスはこちら。

家でできる対策(相乗効果)

  1. 1時間に1回の姿勢リセット:立ち上がり、肩をすとん→軽くすくめ→後ろ回し。
  2. 胸郭伸展(20〜30秒×2):椅子にもたれて胸を開き、顎は軽く引く(猫背が強い人は 猫背矯正も参照)。
  3. 首のやさしい可動(各5回):前後・左右・回旋をゆっくり、痛みが出る手前で止める。
  4. 睡眠:枕は低〜中で首のカーブ維持。食いしばりに気づいたら上下歯を離す。

安全性・禁忌と注意

  • 衛生:滅菌ディスポ鍼を使用し、皮膚状態を確認してから施術。
  • 禁忌・配慮:発熱、重度の出血傾向、妊娠初期、ペースメーカー等は事前にご相談。
  • 副反応:一時的なだるさ・内出血が出ることがありますが、多くは数日で軽快。
  • 医科連携:赤旗症状(突然の激烈頭痛、麻痺、感染徴候など)は医療機関を優先。

患者さまの体験談

「肩が鉄板…はり+姿勢で軽く」

40代・女性・デスクワーク(4週間)

  • 状況:夕方の肩こりと後頭部の重さ。
  • 行ったこと:僧帽筋周辺に低刺激のはり+自宅で肩甲帯セット。必要時のみ ハイボルテージを短時間。
  • 4週間後:肩の重さが軽減し、頭の重だるさの頻度が減少。 肩こりページのセルフケアも継続。

「夜中に肩が痛む。はりで寝返りが楽に」

50代・男性・サービス業(6週間)

  • 状況:上着の着脱や夜間痛。挙上時痛が強い。
  • 行ったこと: インピンジメント疑いの評価→炎症期は刺激を抑え、はり+温熱、日中は可動域の分散。
  • 6週間後:夜間痛が軽くなり、挙上可動が改善。 猫背矯正で姿勢も調整。

よくある質問(FAQ)

どれくらいで効果を感じますか?

初期は週1回×3〜4回で変化を確認。目的は「痛みの頻度・強さの低減」と「動きやすさ」。即効の断言はせず、段階的に評価します。

肩こり以外にも受ける価値は?

ストレートネック胸郭出口症候群インピンジメントに伴うこわばりにも、症状に応じて併用します。

痛みが強い日はどうすれば?

刺激量を下げて実施/延期の判断をします。自宅では冷温の切替と姿勢リセット。必要時は ハイボルテージで短期鎮痛を補助します。

この記事の執筆者

堀江 茂樹(鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者)

  • 柔道整復師(機能訓練指導員認定)/はり師・きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
  • JSBM会員

最終更新日:2025-10-31

参考・出典(一次情報)

  1. Cochrane: Acupuncture for tension-type headache(緊張型頭痛での有効性シグナル)。
  2. Cochrane: Acupuncture for chronic non-specific low back pain(慢性腰痛での痛み・機能の改善)。
  3. NCCIH: Acupuncture: Effectiveness & Safety(安全性と適応の概説)。

※治療の適応は個別に評価します。重い症状や既往、服薬状況により方法が変わります。医科の判断を優先してください。

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