ヘバーデン結節|テーピング活用ガイド
2025年10月24日
ヘバーデン結節|テーピング活用ガイド(10/24)
- テーピングは痛みの軽減と関節の安定を狙います。締め過ぎず、皮膚トラブルに注意します。
- 痛みが強い/赤く熱い時期は無理に固定を強くしないのが安全です。装具と使い分けると失敗が減ります。
- 関節の変形そのものを戻す目的ではなく、「痛みの自己管理」が主眼です。経過が長引くときは評価が必要です。
- 鑑別として指の骨折や関節リウマチなどが隠れることがあります。受診の目安を守りましょう。
- 横須賀市の整骨院として、当院は評価→テーピング/装具指導→痛みケア(ハイボルテージ)→生活動作まで伴走します。
ヘバーデン結節とは?(やさしい理解)
ヘバーデン結節は、指先の第1関節(DIP関節)に起こる手指の変形性関節症です。腫れやこぶ状のふくらみ、ズキズキする痛み、物をつまむ動作のしづらさが特徴です。基礎知識は当院の固定ページ「ヘバーデン結節(指先の第1関節の変形・痛み)」もご参照ください。
似た症状として、第二関節(PIP)の「ブシャール結節」があり、区別がつきにくいことがあります。見分けやセルフケアの全体像は「ヘバーデン結節の原因と治療」や「横須賀市でヘバーデン結節にお悩みの方へ」も参考になります。
テーピングの基本方針(安全第一)
- 目的:痛みの軽減, 動作時のぐらつき軽減, 「ぶつけた時の保護」。
- 強さ:「血行を妨げない程度」。指先が白い/冷たい/しびれる→締め過ぎです。
- 時間:日中の作業時中心。就寝中は基本オフ(皮膚休息)。
- 皮膚ケア:入浴後の貼り替え, 下地テープや当て布でかぶれ対策。
- 装具との使い分け:痛みが強い日は装具、軽い日や細かい作業時はテープ、といった切り替えが現実的です。
テーピング手順の一例は、親指のページながら考え方が近い「テーピング完全ガイド」の安全の基準も参考になります(締め過ぎ注意, 皮膚休息など)。
やってみましょう:DIP関節の簡単サポート
- 準備:伸縮テープ(幅12〜15mm目安), 下地テープ, 小さな当て布。
- 姿勢:指先をまっすぐ(軽い伸展位)にしてから開始します。
- 固定①:DIP関節をまたぐように1周、軽く支える程度に貼ります。
- 固定②:DIPの上で「8の字」を意識して1本追加(関節のぐらつきをやさしく抑える)。
- 調整:痛みが減る一方で動きが硬すぎると感じたら本数を減らす/角度を浅くします。
- 終了:赤みやかゆみが出た日はお休み。皮膚が落ち着いてから再開しましょう。
「突き指後から痛みが続く」「ぶつけた後に変形が出てきた」などの経過は、指の骨折(末節骨・DIP周囲)やマレット変形の既往が背景にあることもあります。心当たりがあれば無理をせずご相談ください。
テープと装具の使い分け(迷ったら)
| 状況 | おすすめ | ポイント |
|---|---|---|
| 家事やPCなど軽作業の日 | テーピング | 薄くて操作性◎。締め過ぎない, 皮膚休息をはさむ。 |
| 荷物運搬, 園芸, DIYなど負荷が高い日 | 装具(リングスプリント等) | 安定性重視。サイズや角度のフィットを確認。 |
| 夜間のズキズキが気になる | 装具の就寝用ソフトタイプ | 締め付け弱めで血行を妨げない。 |
装具の考え方は親指基部の資料が充実していますが、考え方は応用できます。症状の全体像は「親指付け根の痛み,CM関節炎?」や「自宅でできる運動」も参考にしてください。
受診の目安(放置しないサイン)
- じっとしていても強い痛み, 赤くて熱い腫れが続く
- 変形やミューカスシストが大きくなってきた
- テーピング/装具でも痛みが引かない, 生活に支障が大きい
- 朝のこわばりが長い, 左右対称の腫れ, 全身症状がある(関節リウマチを疑うサイン)
「ヘバーデンとブシャールの違い」「セルフケアの全体像」は「ヘバーデン結節とブシャール結節」でも整理しています。迷ったら早めにご相談ください。
当院のサポート(横須賀市の整骨院として)
①評価:指の使用状況, 痛みの場所, 変形の程度を丁寧に確認。医療機関が適切なケースは紹介状をご用意します。
②テーピング/装具指導:仕事や家事, 趣味に合わせた現実的な運用をご提案します。
③痛みケア:ハイボルテージ等で痛みの軽減を図り、必要に応じて手技や運動で循環を整えます。
④再発予防:つまみ動作の工夫, 道具の使い分け, 休息の入れ方など、毎日続けられる方法を一緒に作ります。
よくある質問
- Q. テーピングだけで変形は元に戻りますか?
- A. 変形そのものを戻す目的ではなく、痛みの軽減, ぶつけたときの保護, 作業のしやすさ改善が主目的です。
- Q. どのくらいの期間、続ければ良いですか?
- A. 痛みの強い時期は短期集中で、落ち着いたら必要な場面だけ使うが基本です。皮膚休息をはさみましょう。
- Q. テープと装具、どちらが良いですか?
- A. 日々の負荷や作業内容で使い分けます。失敗が少ないのは装具>テープですが、操作性はテープ>装具の場面もあります。
- Q. テープでかゆみが出ます…
- A. 下地テープや当て布を併用し、入浴後の貼り替えで皮膚を守ります。赤みが強い日は無理をせず休みましょう。
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執筆者情報
執筆者:鍼灸整骨院ひまわり 代表施術者 堀江茂樹
株式会社ライフプラス代表取締役/一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事
免許・資格:JSBM会員/機能訓練指導員認定柔道整復師/柔道整復師/はり師/きゅう師/柔道整復師臨床実習指導者/あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師臨床実習指導者
参考文献・一次情報
免責とご注意
本記事は一般的な健康情報であり、個々の症状に対する診断や治療方針の決定を代替するものではありません。強い痛みや腫れ、発赤・熱感、シストの再発や増大、しびれや筋力低下などがある場合は医療機関へご相談ください。
