ひとくちに「股関節の痛み」や「足の付け根の痛み」と言っても、その原因は様々です。「これはグロインペイン症候群だろうか?」と自分で判断するのは難しく、不安に感じる方も多いでしょう。
横須賀市で股関節周りの痛みに悩む方へ。この記事では、アスリートに多いグロインペイン症候群と、それ以外のよく似た症状を持つ疾患との見分け方について、専門家がポイントを解説します。
この記事の要点
- グロインペインの痛みは、サッカーのキックなど、特定のスポーツ動作で誘発されることが多い。
- あぐらをかけない、靴下が履きにくいなどの症状は、関節内部の問題である「変形性股関節症」の可能性。
- 足の付け根に「ぽっこりした膨らみ」がある場合は、「鼠径ヘルニア」を疑う。
- 正しい診断が適切な治療の第一歩。自己判断せず、まずは専門家へ相談することが重要。
まずはおさらい「グロインペイン症候群」の症状
見分けるためには、まずグロインペインの典型的な症状を知ることが大切です。詳しくは症状とチェック方法の記事で解説していますが、主な特徴は以下の通りです。
- ボールを蹴る、起き上がる、脚を閉じる、といった特定の動きで痛みが出る。
- 痛みの範囲が広く、下腹部・股関節・内ももなど、場所が特定しにくい。
- 安静にしていると楽になるが、運動を再開すると痛みがぶり返す。
これらの特徴に当てはまらない場合は、他の疾患も考える必要があります。
似ている症状を持つ代表的な疾患
1. 変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで痛みが出る疾患です。中高年に多いですが、若い人でも発症することがあります。グロインペインとの大きな違いは、関節そのものの動きが悪くなることです。
- 見分けるポイント:あぐらをかけない、足の爪が切りにくい、靴下が履きにくい、といった関節の可動域制限が見られる。
詳しくは、日本整形外科学会の解説もご覧ください。
2. 鼠径ヘルニア(脱腸)
足の付け根(鼠径部)から、お腹の中の腸などが飛び出してくる疾患です。痛みよりも、まず「ぽっこりとした膨らみ」で気づくことが多いです。
- 見分けるポイント:立った時やお腹に力を入れた時に、足の付け根に柔らかい膨らみができる(横になると消えることが多い)。
この疾患は、日本医師会も指摘するように、専門医(外科など)の診断が必要です。
まとめ
股関節周りの痛みには、様々な原因が隠されています。もし今回紹介したようなグロインペイン以外の特徴が見られる場合は、まず整形外科などの医療機関を受診し、正確な診断を受けることが重要です。
病院で「骨には異常がない」と言われ、それでも痛みが続く場合は、筋肉や体のバランスの問題であるグロインペイン症候群の可能性が高まります。その際は、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの痛みの本当の原因を見つけ、根本改善への道筋をご提案します。グロインペインに関する包括的な情報は、総まとめ記事をご覧ください。
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痛みの見分け方についてよくあるご質問(FAQ)
病院で「異常なし」と言われたのに痛いのはなぜですか?
レントゲン検査は骨の異常を見るもので、筋肉や腱、体のバランスの問題は映りません。グロインペインは、まさにその「レントゲンには映らない」機能的な問題が原因です。「異常なし」は、骨折など重篤な問題がなかったという意味で、痛みの原因がないわけではありません。
整骨院に行く前に、まず病院に行くべきですか?
今回ご紹介したような、ヘルニアを疑う「膨らみ」がある場合や、関節の動きが極端に悪い場合は、まず整形外科の受診をお勧めします。スポーツ動作での痛みが中心で、それ以外の症状がない場合は、最初から当院のようなスポーツ障害に詳しい整骨院にご相談いただくのがスムーズです。
グロインペインと他の疾患が合併することはありますか?
はい、あり得ます。例えば、股関節の動きが悪くなる変形性股関節症を抱えている方が、無理にサッカーなどを続けることで、二次的にグロインペイン症候群を発症するケースなどです。そのため、痛みの原因を一つと決めつけず、多角的に評価することが重要です。

鍼灸整骨院ひまわり