腰に激痛が走った時、「温めた方が良いのかな?」「少し動かした方が楽になるかも…」と、どうすれば良いか迷いますよね。しかし、ぎっくり腰の直後(急性期)は、良かれと思ってやったことが、かえって症状を悪化させてしまうことが少なくありません。

横須賀市でぎっくり腰にお困りの方へ。この記事では、痛みが強い時に絶対にやってはいけない「NG行動」を4つに絞って専門家が解説します。正しい知識で、回復を遅らせないようにしましょう。

この記事の要点

  • ぎっくり腰の直後は「炎症期」。火事が起きているような状態なので、まずは火を消すことが最優先。
  • 血行を促進する「温める」「マッサージする」といった行動は、炎症を悪化させるため絶対にNG。
  • 痛みを我慢してのストレッチや運動は、傷ついた組織をさらに破壊する行為。
  • 正しい対処は安静と冷却。迷ったら何もしないのが一番。

ぎっくり腰を悪化させる4つのNG行動

発症から2〜3日の炎症が強い時期は、特に以下の行動に注意してください。

  • NG①:湯船に浸かって温める

    腰痛=温める、というイメージがあるかもしれませんが、それは慢性痛の場合です。ぎっくり腰の直後は、腰の内部で炎症、つまり「火事」が起きています。そこへお風呂などで熱を加えるのは、火に油を注ぐのと同じです。血流が良くなりすぎて炎症物質が広がり、翌日さらに強い痛みや腫れを引き起こす可能性があります。痛みが強い数日は、シャワーで済ませるようにしましょう。

  • NG②:痛い場所を強く揉む・マッサージする

    「痛いところをほぐしてもらいたい」と感じるかもしれませんが、これも危険な行動です。炎症を起こして傷ついている筋肉や靭帯を強く揉むと、組織の損傷をさらに広げてしまいます。家族にマッサージを頼んだり、マッサージ店に駆け込んだりするのはやめましょう。

  • NG③:痛みを我慢してストレッチする

    「体を伸ばせば楽になるかも」と、痛みをこらえて無理にストレッチをするのは絶対にNGです。ぎっくり腰の時、体は痛めた箇所を守るために周りの筋肉をガチガチに固めています。この防御反応に逆らって無理に伸ばそうとすると、傷ついた筋繊維をさらに引き裂いてしまう可能性があります。ストレッチは、痛みのピークが過ぎてから、安全な方法で行うべきものです。

  • NG④:無理に動く・体を動かそうとする

    「動けないと仕事に支障が…」と焦る気持ちは分かりますが、無理は禁物です。「動かした方が早く治る」というのは間違いで、急性期に必要なのは安静です。痛みを我慢して動くと、体は治癒に使うべきエネルギーを活動に回してしまい、回復が大幅に遅れます。これが、ぎっくり腰が癖になる大きな原因の一つです。


まとめ

ぎっくり腰の急性期は、「何もしない」のが最善の策であることも多いです。まずは安静にして冷やすことを徹底し、今回ご紹介したNG行動を避けるだけで、回復までの道のりは大きく変わります。痛みが落ち着いたら、なぜぎっくり腰になったのか、その根本的な原因と向き合うことが大切です。ぎっくり腰の全体像については、総まとめ記事で詳しく解説しています。

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NG行動についてよくあるご質問(FAQ)

痛み止めの湿布は貼っても良いですか?

はい、大丈夫です。ただし、必ず消炎鎮痛成分の入った「冷湿布」を選んでください。「温湿布」は、お風呂と同様に炎症を悪化させる可能性があるので、急性期には使用しないでください。

アルコール(お酒)は飲んでも良いですか?

アルコールは血行を促進し、炎症を増強させる作用があるため、痛みが強い急性期には飲まないのが賢明です。痛みが増したり、回復が遅れたりする原因になります。

コルセットを着けて動くのは大丈夫ですか?

痛みが少し和らぎ、どうしても動かなければならない時に、コルセットで腰を安定させるのは有効です。しかし、コルセットは「動くための道具」ではなく、あくまで「腰を保護するための道具」です。コルセットを着けているからといって、無理に動いて良いわけではありません。

執筆者情報

鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整骨師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整骨師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者