肩鎖関節損傷

  • 肩の上がズキッと痛む
  • 鎖骨端が出っ張る
  • 横向き寝で痛み増
  • 腕を上げると鋭痛
  • リュックで痛み悪化

「肩の上がズキッと痛む」「鎖骨の端が出っ張って痛い」「横向きで眠れない」。
その症状は

肩鎖関節損傷(AC joint injury、肩鎖関節捻挫)

かもしれません。

肩鎖関節は「肩峰」と「鎖骨」がつながる部分です。
転倒で手や肩をつく、肩を強打する、スポーツでの接触、重い荷物やリュックで負担が続くなどで
靱帯(肩鎖靱帯、烏口鎖骨靱帯)にストレスがかかり
痛み、腫れ、段差感、押すと痛い圧痛、腕を上げる動きでの痛みが出ることがあります。

肩鎖関節損傷の原因例、転倒、接触、重いリュックで肩の上側に負担
転倒、スポーツ接触、荷物負荷などで肩の上側にストレスがかかると発症しやすくなります。

こんなサインがあれば要注意です

  • 鎖骨の端が出っ張って見える、押すと強く痛い
  • 腕を上げる、横に開く、服の着脱でズキッとする
  • 横向きで眠れない、夜間の痛みで目が覚める

当院は痛む部位だけでなく
肩甲骨の可動性、胸郭の柔軟性、姿勢バランス
も同時に整え、再発しにくい肩づくりを目指します。
必要時は整形外科へご紹介し、画像所見を共有しながら保存的な対応を進めます。

関連疾患もあわせて整理できます。
回旋腱板損傷
肩インピンジメント
上腕二頭筋腱損傷

肩鎖関節損傷(肩の上側の痛み、出っ張り)

肩鎖関節の位置を示す図、鎖骨と肩峰の間の肩鎖関節をハイライト
肩鎖関節は「鎖骨」と「肩峰」のつなぎ目。ここに外力が集中すると、痛みや段差感が出ることがあります。

結論(30秒でわかる)
  • 肩鎖関節損傷は転倒や外力、荷重に加え、肩甲帯の安定性低下が重なって起こります。
    まずは痛みの程度と靱帯損傷のグレードを評価することが大切です。
  • 回復の流れは、炎症の鎮静と安静、固定の工夫 →
    可動域回復と胸郭、肩甲骨の柔軟性、姿勢調整 →
    筋力再教育と安定性確保のステップで進めます。
  • 注意サインとして
    鎖骨の突出が強い、腕が動かしづらい、夜間痛が強い、激しい痛みが続く場合は
    整形外科で画像評価をご検討ください。
  • 重度の靱帯断裂や関節変形、改善が乏しい場合は
    当院から紹介状をご用意します。
  • 日常では荷重を避ける、リュックの調整、症状に応じたセルフケア
    (安静、軽いストレッチ、姿勢リセット)が役立ちます。

最終更新日:2025-12-22

肩鎖関節損傷とは?グレード分類と主な症状

肩鎖関節損傷は、肩峰と鎖骨をつなぐ靱帯群(肩鎖靱帯、烏口鎖骨靱帯など)が傷つくことで起こります。
接触や転倒、荷重などの外力で発生しやすく、肩の上側の痛み、腫れ、段差感、押すと痛い圧痛に加え、
腕を上げる動きや腕を横に開く動きで痛みが出ることがあります。

肩鎖関節損傷で痛みが出やすい動作、腕の挙上と水平外転で肩の上側が痛む図
腕を上げる、腕を横に開く、服の着脱や荷物を持つ動きでズキッとする場合は、肩鎖関節への負担が関係していることがあります。

肩鎖関節損傷の重症度分類の比較、軽度〜中等度I〜IIと高度IIIの特徴
痛みの強さや出っ張りの有無で重症度が変わります。突出が強い、夜間痛が続く場合は画像評価を含めた確認が安心です。


軽度〜中等度(I〜II相当)

靱帯の伸張や部分損傷が中心です。腫れと圧痛が主体で、荷物を持つ、服の着脱、腕を横に開く動きなどで痛みが増えることがあります。

早期は安静と固定の工夫、炎症のコントロールがポイントです。


高度(III相当)要評価

靱帯損傷が強い場合、鎖骨遠位端の突出や段差感が目立つことがあります。
押すと沈んで戻る「ピアノキーサイン」がみられることもあります。

出っ張りが強い、痛みが強い、夜間痛が続く場合は、整形外科で画像評価をご検討ください。

関連ページ:
回旋腱板損傷
肩インピンジメント
上腕二頭筋腱損傷

原因は「転倒・外力」と「肩甲帯の安定性低下」

原因の全体像

肩鎖関節損傷の背景には、転倒や接触や荷重といった外力だけでなく、肩甲帯の安定性低下や胸郭の硬さ、姿勢の崩れが重なって負担が増えるケースがあります。

痛い部分だけを揉む対応だけでは再発しやすいのは、肩甲上腕リズムや肩甲骨の回旋が乱れたままになりやすいからです。

横須賀市の肩鎖関節損傷 転倒や接触や荷重などの外力と肩甲帯の安定性低下が重なり肩鎖関節に負担が増える仕組みの図解

外力に加えて、肩甲帯の安定性や胸郭の動きが落ちると、肩鎖関節の局所に負担が集まりやすくなります。

外力で起こるパターン
  • 手や肩からの転倒で、肩先を強く打つ
  • スポーツのタックルや衝突で、肩に直接外力が入る
  • 荷物やリュックの負担が続き、痛みが長引く

早い時期は、炎症の鎮静と安静、固定の工夫、荷重の調整が重要になります。

安定性低下が重なると
  • 肩甲骨の上方回旋が不足し、肩先の詰まり感が出やすい
  • 胸郭の硬さや猫背で、肩甲骨が前傾や内旋に偏りやすい
  • 結果として、肩鎖関節にせん断方向の負荷が増えやすい

姿勢の見直し、胸郭と肩甲骨の可動性の回復、筋機能の再教育が再発予防につながります。

横須賀市の肩鎖関節損傷 肩甲上腕リズムがスムーズな状態と肩甲骨の上方回旋不足などで負担が増える状態を比較した図解

肩を上げる動きは、肩甲骨の上方回旋、後傾、外旋が連動するとスムーズです。胸郭の硬さや姿勢の影響で連動が崩れると、肩鎖関節周囲の負担が増えやすくなります。

セルフチェックの目安
  • 腕を上げると肩がすくみやすい
  • 肩先の前側がつまる感じが出る
  • 背中側で肩甲骨の内側が浮く感覚がある

これらがある場合は、肩鎖関節だけでなく、肩甲骨と胸郭の動きも含めて評価すると回復が進みやすくなります。

関連ページ:
回旋腱板損傷
肩インピンジメント
上腕二頭筋腱損傷

痛みの鎮静と安定性回復。ひまわり式3ステップ

当院は、痛みの緩和から正しい動きと安定性の再獲得、再発予防までを段階的にサポートします。

肩鎖関節損傷 回復の3ステップ

急性期の痛みと炎症の鎮静
  • 適切な固定と安静を行い、ひまわり式ハイボルテージ施術で痛みの緩和を集中的にサポートします。
  • 荷重と動作の制限、就寝姿勢やリュックの工夫など、日常での負担を減らすポイントも一緒に整理します。
肩鎖関節損傷の急性期に役立つ固定や日常動作の工夫を示すアイコン

急性期は、固定と負担を減らす工夫が回復を早める鍵になります。

可動域回復と肩甲胸郭の最適化
  • 手技、筋膜リリース、肩甲胸郭モビライゼーションなどで、肩甲骨と胸郭の動きを整えます。
  • 痛みを見ながら、段階的な可動域エクササイズとセルフケアを組み合わせ、動かせる範囲を少しずつ広げます。

肩鎖関節だけでなく、肩甲骨と胸郭の動きが整うと、同じ動作でも負担が軽くなることがあります。

筋機能の再教育と姿勢の安定化
  • 肩甲帯の安定化、腱板と体幹の協調を再学習し、再発しにくい動きへつなげます。
  • トムソンテーブルを用いた安全性に配慮した骨格調整で、土台から姿勢バランスを整えます。
肩鎖関節への負担が増えやすい姿勢と安定性を高めた姿勢の比較イラスト

姿勢と肩甲帯の安定性が整うと、肩鎖関節への負担が増えにくくなります。

横須賀市で、肩の上側の痛みや腫れにお悩みなら

痛みの原因を整理し、回復の段取りを一緒に組み立てましょう。

鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、鍼灸整骨院ひまわり衣笠院へお気軽にご相談ください。

WEB予約へ進む

鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院
鍼灸整骨院ひまわり衣笠院

似た症状

挙上中間域で痛い、夜間痛、筋力低下。
挟み込み痛、服の着脱やリュックで悪化。
肩前方痛、力こぶ違和感、物を持つと増悪。
クリック音、不安定感、投球終盤で痛む。

参考情報(一次情報)

  1. 一般社団法人 日本整形外傷学会「骨折の解説:肩鎖関節脱臼」
    https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip16.html
  2. 日本スポーツ整形外科学会(JSOA)「スポーツ損傷シリーズ:19 肩鎖関節損傷(PDF)」
    https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s19.pdf

    ※PDFが移動した場合は、シリーズ一覧から「19 肩鎖関節損傷」を選択してください:
    https://jsoa.or.jp/pamphlet/sports-injury/
  3. 独立行政法人 国立病院機構 霞ヶ浦医療センター「肩鎖関節脱臼(Q&A)」
    https://kasumigaura.hosp.go.jp/section/seikei_kensakansetudakyu.html

※鎖骨の段差が強い、夜間痛が続く、腕が上がらない、しびれがある場合は、早めに医療機関で画像評価をご検討ください。

よくある質問

鎖骨の出っ張りは元に戻りますか
変位が軽度であれば保存療法で痛みや機能は改善することが多いです。見た目の段差は残る場合もありますが、日常生活への支障が小さいケースもあります。出っ張りが強い、痛みが強い場合は整形外科での画像評価が安心です。
いつから肩を動かしてよいですか
急性期は固定や安静の工夫を優先し、痛みが落ち着いてから段階的に可動域訓練へ移行します。自己判断で一気に動かすより、痛みの反応を確認しながら進めるのが安全です。
テーピングやサポーターは必要ですか
痛みが強い時期は、肩鎖関節にかかる負担を減らす目的でテーピングやサポーターが有効なことがあります。競技種目や生活動作に合わせて選び方が変わるため、状態を見て提案します。
整形外科を受診した方がよい目安はありますか
鎖骨の出っ張りが強い、夜間痛が強い、腕が上がらない、しびれや脱力がある、痛みが悪化している場合は早めの受診がおすすめです。当院でも必要時は紹介状をご用意します。
治るまでの期間、通院の目安はどのくらいですか
軽度は数週で日常動作が楽になるケースがありますが、痛みの強さ、変形の程度、競技内容で変わります。復帰期限がある方は、目標から逆算して段階的な計画を立てます。
健康保険は使えますか
転倒や接触など原因が明確な急性のケガは健康保険の対象になりやすいです。慢性化して原因がはっきりしない痛みは対象外となる場合があります。状態を確認してご案内します。
施術は痛いですか
急性期に強い刺激は避け、痛みの反応を見ながら進めます。痛みを我慢させる施術ではなく、鎮静と回復を優先して段階調整します。

執筆者のご紹介

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

鍼灸整骨院ひまわり 代表 堀江 茂樹

横須賀で20年近く、医師・弁護士も推薦する「ひまわり」代表の想い

痛みの先に、人生そのものを見つめる。それが、私たちの原点です。
私がこの道を志した原点には、若い頃に起こした大きな交通事故の経験があります。自らの未熟さで相手の方に大怪我を負わせてしまった自責の念、そしてリハビリに付き添わせていただく中で目の当たりにした、心と身体の回復を支える医療の尊さ。この経験こそが、「痛みだけでなく、患者様の人生そのものに寄り添う」という、現在の鍼灸整骨院ひまわりの理念の礎です。

その想いが実を結び、今では交通事故案件に詳しい弁護士の先生からも「交通事故による怪我、特にむち打ち等への専門性が高く、被害者の心に寄り添った丁寧なカウンセリングを実践されている」とのお言葉を頂戴するまでになりました。

科学的根拠に基づくアプローチで、つらい症状の根本改善を目指します。
柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得後、整形外科や接骨院にて10年以上にわたる臨床経験を積み、平成20年にここ北久里浜の地で「鍼灸整骨院ひまわり」を開業いたしました。

当院では、その場しのぎのマッサージではなく、痛みの根本原因の改善を目指します。そのために、医師からも「エビデンス(科学的根拠)に基づいており、安心して推薦できる」と評価をいただいている独自の「ひまわり式ハイボルテージ施術」や、身体に負担をかけない「トムソンテーブル」による安全な骨格矯正など、科学的根拠に基づいたアプローチを重視しています。
お一人おひとりの症状に合わせた最適な施術で、皆様を長年の苦しみから解放するお手伝いをいたします。

地域のウェルビーイング(心身の健康)を支える存在として。
施術者として皆様の不調に向き合うだけでなく、現在は一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会の代表理事として、スポーツを通じて地域の皆様が心身ともに豊かな生活を送れる社会づくりにも尽力しています。

この活動は、単に怪我を治すだけでなく、怪我をしない身体づくり、そして生涯にわたる健康(ウェルビーイング)をサポートするという、当院の目指す姿そのものです。スポーツを愛好する学生さんから、健康寿命を延ばしたいと願うご高齢の方まで、すべての世代の皆様の「なりたい姿」を応援します。

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ&
ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整復師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
jsbm会員 柔道整復師免許 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師修了証書 柔道整復師証書 はり師免許証 きゅう師免許証 柔道整復師免許証