膝蓋下脂肪体炎

  • 膝のお皿下がズキッと痛い
  • 膝を伸ばし切ると痛む
  • 膝立ちで前が強く痛む
  • 練習後に膝が腫れやすい
  • 着地やダッシュで悪化する

膝のお皿の下がズキッと痛む、膝を伸ばし切ると強い痛みが出る、膝立ちで前側がつらい、練習後に腫れやすい、着地やダッシュで悪化する、これらは膝蓋下脂肪体炎の典型的なサインです。

柔らかい脂肪体が繰り返し挟み込まれることで炎症が起き、膝の前側に鋭い痛みを感じます。

部活や競技を続ける中高生やアスリートに多く見られ、放置すると慢性化しやすいのが特徴です。

膝蓋下脂肪体炎(膝前側の痛み、伸展や着地で増悪)

結論(30秒でわかる)
  • 膝蓋下脂肪体炎は、膝蓋下脂肪体という柔らかい組織が、膝を伸ばし切る動作や繰り返す着地で挟み込まれることで炎症が起き、膝の前側に鋭い痛みが生じる状態です。
  • 当院では、痛みの鎮静(ひまわり式ハイボルテージなどの電気施術、手技)→ 滑走性改善と可動域回復 → 骨盤と下肢アライメント調整とフォーム最適化の順に、再発しにくい膝づくりを目指します。
  • 危険サイン:痛みが強すぎて膝を伸ばせない、腫れが強い、夜間痛、動かすとしびれや脱力感がある場合は、医療機関での精査をご検討ください。
  • 改善が見られない、慢性化が進んでいる、画像検査で評価が必要な場合は、当院から連携医療機関への紹介状の準備も可能です。
  • セルフケアは、伸ばし切り動作の回避、足首背屈と股関節の可動改善、太ももの前側のストレッチ、練習量と強度の調整が基本です。無理は禁物です。

最終更新日:2025-12-26

横須賀市で膝の評価を行う施術シーン、膝前側の痛みの状態確認

なぜ「膝蓋下脂肪体」が痛むのか?


なぜ「膝蓋下脂肪体」が痛むのか?

膝蓋下脂肪体炎(Hoffa病)は、膝のお皿のすぐ下にある柔らかい脂肪組織「膝蓋下脂肪体」が、屈伸や接触で挟み込まれて炎症を起こし、膝の前側がピンポイントに痛む状態です。

ジャンプ、着地、ダッシュ、膝立ち、伸ばし切りでズキッと痛むのが特徴です。

膝蓋下脂肪体炎の仕組み、膝の終末伸展で脂肪体が挟み込まれる図

なぜ「脂肪体」がズキッと痛むのか?

膝蓋下脂肪体は神経が豊富で、痛みを感じやすい組織です。膝の伸ばし切りや繰り返す着地で、膝蓋腱と大腿骨の間で挟み込みが起きると、圧迫とせん断ストレスが集中して炎症が生じます。

足首背屈の硬さ、股関節機能低下、骨盤前傾、膝過伸展ぐせ、硬い床での反復ジャンプなどがあると、挟み込みが慢性化しやすくなります。

膝蓋下脂肪体炎で痛みが出やすい膝前面、お皿の下の領域を示す図
特にこんな方はご注意
  • バスケ、バレー、サッカー、ダンスなどでジャンプや着地が多い
  • 膝を伸ばし切るクセがある、膝立ちや膝をぶつける場面が多い
  • 足首背屈が硬い、太ももの前(大腿四頭筋)が張りやすい
  • 練習量や強度が急に増えた、硬い床での反復動作が多い

休むだけでは再発する理由


休むだけでは再発する理由

痛む動作の量と強度を一時的に調整する相対的安静は大切ですが、休むだけでは再発しやすいのが膝蓋下脂肪体炎の難しさです。

挟み込みを招く身体の使い方が変わらない限り、復帰後に同じ痛みを繰り返します。

再発を生む「過伸展ぐせ」と「アライメント不良」

太ももの前の過緊張、足首背屈の制限、骨盤前傾、体幹の不安定性があると、着地衝撃を膝正面で受けやすく、脂肪体が挟まりやすくなります。

痛みの鎮静に加えて、滑走性と可動域の回復、フォーム最適化まで行うことで、再発しにくい状態を目指します。

着地で膝に衝撃が集中するフォームと負担を分散するフォームの比較図

注意:ジャンパー膝オスグットとの違い

ジャンパー膝は膝蓋腱そのものの痛み(お皿の下の一点の圧痛)、オスグットは膝下の骨の出っ張りの圧痛が特徴です。

膝蓋下脂肪体炎は、膝を伸ばし切る、膝立ち、お皿の下の両脇を押すことでズキッと痛みが誘発されやすいのがポイントです。部位と誘発動作で見立てが変わるため、自己判断せず一度ご相談ください。

膝蓋下脂肪体炎 改善の3ステップ


膝蓋下脂肪体炎 改善の3ステップ

鍼灸整骨院ひまわりでは、痛みの鎮静と同時に、挟み込まれにくい膝の使い方へ導き、競技継続と再発予防の両立を目指します。

1
痛みと炎症の鎮静

特殊電気施術器「ひまわり式ハイボルテージ」で痛みの発生源にアプローチし、短期的な疼痛コントロールを図ります。

脂肪体の挟み込みを軽減するテーピングやオフロード用パッドの活用、伸ばし切りを避けた動作指導を行います。

2
滑走性と可動域の回復

膝蓋腱周囲と脂肪体の滑走性を高める手技(あん摩指圧マッサージ、関節モビライゼーション)で、挟み込みを起こしにくくします。

大腿四頭筋、腸腰筋、下腿筋群の柔軟性を改善し、足首背屈と股関節伸展の可動を取り戻します。

3
骨格矯正とフォーム最適化

骨盤を中心に全身アライメントを整える骨格矯正(トムソンテーブルなど)で土台を安定させ、膝正面の負担を分散します。

着地で股関節で受ける、膝を伸ばし切らない、方向転換や片脚着地の再学習など、競技特異的ドリルへ段階的に復帰します。

膝蓋下脂肪体炎のセルフチェック例、触れる位置と伸展、膝立ちでの誘発を示す図

※セルフチェックで強い痛みが出る、腫れが強い、しびれや脱力感がある場合は無理をせず、医療機関での評価をご検討ください。

ご予約、ご相談

症状のご相談や通院のご予約は、各院の電話またはLINEをご利用ください。

受付時間、アクセスは /access/ でご確認ください。

参考情報(一次情報)

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の判断は症状と検査所見に基づき、担当者や医療機関の判断を優先してください。危険サインがある場合は速やかに医療機関をご受診ください。

  1. 日本ペインクリニック学会誌「膝蓋下脂肪体炎により下肢の痛みを生じていた1症例」J-STAGE
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/17/4/17_4_488/_pdf
  2. 理学療法学術大会「膝蓋下脂肪体の動態改善が膝前部痛に有効であった一症例」J-STAGE
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/46S1/0/46S1_H2-159_1/_article/-char/ja/
  3. 運動器理学療法学「変形性膝関節症患者における膝蓋下脂肪体による痛みの評価」J-STAGE(PDF)
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jofmpt/5/1/5_202501E/_pdf
  4. 理学療法学術大会「大腿骨前脂肪体と膝蓋下脂肪体の角度特性による柔軟性評価」J-STAGE
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2014/0/2014_0748/_article/-char/ja/

よくある質問

膝蓋下脂肪体炎はどんな痛みが出ますか。
膝のお皿の下あたりがズキッと痛む、膝を伸ばし切ると痛い、膝立ちがつらい、ジャンプの着地やダッシュで悪化する、練習後に腫れぼったい、という訴えが多いです。横須賀市でスポーツを続けながら膝前側の痛みが長引く場合は、早めにご相談ください。
ジャンパー膝やオスグットとどう違いますか。
ジャンパー膝は膝蓋腱そのものの痛みが中心で、お皿の下の一点が押すと痛いことが多いです。オスグットは膝下の骨の出っ張り周辺が痛むケースが目立ちます。膝蓋下脂肪体炎は、膝を伸ばし切る動作、膝立ち、お皿の下の両脇を押した時に痛みが誘発されやすいのが特徴です。部位と誘発動作で見立てが変わるため、自己判断せず確認するのが安全です。
運動は休まないと治りませんか。
完全に休むよりも、痛みを強める動作を減らしつつ続ける相対的安静が合う場合があります。大切なのは、練習量と強度の調整、膝を伸ばし切る癖の修正、着地の受け方の再学習です。横須賀市の鍼灸整骨院ひまわり北久里浜院、鍼灸整骨院ひまわり衣笠院では、競技継続と回復の両立を前提に段階的な復帰を組み立てます。
どれくらいで良くなりますか。
目安は、初期の痛みの落ち着きに1から3週、動きやすさの回復に4から8週、競技動作の復帰にさらに数週、という流れが多いです。ただし、痛みの期間、練習量、膝の使い方、足首や股関節の硬さで変わります。早期ほど短期で整いやすい傾向があります。
自分でできる対処はありますか。
まずは膝の伸ばし切り、深い膝立ち、痛みが出るジャンプの反復を一時的に減らします。次に、太ももの前の張りを落とすストレッチ、足首背屈の硬さをゆるめるケア、股関節の動きを出す体操が有効です。痛みが増えるやり方は逆効果になりやすいので、痛みが強い時ほど無理をしないのがコツです。
どんな施術をしますか。
痛みが強い時期は、ひまわり式ハイボルテージで痛みの発生源にアプローチし、テーピングやパッドで負担を減らします。次に、膝周囲の滑走性と可動域の回復を目的に手技で動きを整えます。仕上げとして、骨盤から下肢のバランスを整える骨格矯正、着地や切り返しなどのフォーム最適化を行い、再発しにくい状態を目指します。
整形外科に行った方がいいのはどんな時ですか。
痛みが強すぎて膝を伸ばせない、腫れが強い、夜間も痛む、しびれや脱力感がある、転倒や衝突後で不安が大きい場合は、医療機関での確認をおすすめします。必要に応じて当院から紹介状の準備も可能です。横須賀市で膝前側の痛みが続く時は、早めの相談が結果的に近道になります。

執筆者のご紹介

執筆者:鍼灸整骨院ひまわり
代表施術者 堀江茂樹

鍼灸整骨院ひまわり 代表 堀江 茂樹

横須賀で20年近く、医師・弁護士も推薦する「ひまわり」代表の想い

痛みの先に、人生そのものを見つめる。それが、私たちの原点です。
私がこの道を志した原点には、若い頃に起こした大きな交通事故の経験があります。自らの未熟さで相手の方に大怪我を負わせてしまった自責の念、そしてリハビリに付き添わせていただく中で目の当たりにした、心と身体の回復を支える医療の尊さ。この経験こそが、「痛みだけでなく、患者様の人生そのものに寄り添う」という、現在の鍼灸整骨院ひまわりの理念の礎です。

その想いが実を結び、今では交通事故案件に詳しい弁護士の先生からも「交通事故による怪我、特にむち打ち等への専門性が高く、被害者の心に寄り添った丁寧なカウンセリングを実践されている」とのお言葉を頂戴するまでになりました。

科学的根拠に基づくアプローチで、つらい症状の根本改善を目指します。
柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得後、整形外科や接骨院にて10年以上にわたる臨床経験を積み、平成20年にここ北久里浜の地で「鍼灸整骨院ひまわり」を開業いたしました。

当院では、その場しのぎのマッサージではなく、痛みの根本原因の改善を目指します。そのために、医師からも「エビデンス(科学的根拠)に基づいており、安心して推薦できる」と評価をいただいている独自の「ひまわり式ハイボルテージ施術」や、身体に負担をかけない「トムソンテーブル」による安全な骨格矯正など、科学的根拠に基づいたアプローチを重視しています。
お一人おひとりの症状に合わせた最適な施術で、皆様を長年の苦しみから解放するお手伝いをいたします。

地域のウェルビーイング(心身の健康)を支える存在として。
施術者として皆様の不調に向き合うだけでなく、現在は一般社団法人スポーツ&ウェルビーイング推進協会の代表理事として、スポーツを通じて地域の皆様が心身ともに豊かな生活を送れる社会づくりにも尽力しています。

この活動は、単に怪我を治すだけでなく、怪我をしない身体づくり、そして生涯にわたる健康(ウェルビーイング)をサポートするという、当院の目指す姿そのものです。スポーツを愛好する学生さんから、健康寿命を延ばしたいと願うご高齢の方まで、すべての世代の皆様の「なりたい姿」を応援します。

株式会社ライフプラス代表取締役
一般社団法人スポーツ&
ウェルビーイング推進協会代表理事

【免許・資格】

  • JSBM会員
  • 機能訓練指導員認定柔道整復師
  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師
  • 柔道整復師臨床実習指導者
  • あん摩マッサージ師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者
jsbm会員 柔道整復師免許 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師修了証書 柔道整復師証書 はり師免許証 きゅう師免許証 柔道整復師免許証