子供の膝が痛い!!それってオスグット??

2021年10月2日

どのような痛みなのか?

小学生から中学生くらいでスポーツをしている子供に多く見られます。

・運動中、運動後に膝が痛い

・膝下を触ったりぶつけると痛い

・少し熱を持っている

・歩くだけでも痛みが出てしまう

・正座が出来ない、しゃがめない

など、さまざまな状態で来院されます。

 

どのあたりが痛い?どうすると痛いのか

 

簡単に説明すると、大腿四頭筋がお皿を引っ張る→お皿から膝下の骨につく→この場所が引っ張られる→炎症する→痛い

骨が伸びる(成長)のは意外と早いのに対して、筋や腱は意外と遅いものです。

ですので、常に引っ張るストレスが加えられているところに頑張って運動をすることによって

悪化すると考えられています。

ストレッチをしましょう

大腿四頭筋のストレッチをすることで緩解することがあります。

大腿四頭筋は、4つの筋肉で構成されています。

・大腿直筋

・中間広筋

・内側広筋

・外側広筋

簡単お手軽 大腿四頭筋ストレッチ

倒れないように壁に手をつきながら行いましょう。

壁に手をついた反対の手で足の甲を持ちあげます。

内側・真ん中・外側を意識してそれぞれ行うことを推奨します。

ストレッチングの強さは、患部に痛みが出ないことを条件とします。

心地よく伸ばされているところでキープしてください。

キープする時間は、20秒です。

          

寝ながら 大腿四頭筋ストレッチ

固めのベットや床にうつ伏せになります。

ももの前側にタオルなどを入れてもいいと思います。

ストレッチングする側の足の甲を持ち限界手前でキープさせます。

キープする時間は、20秒です。

ひざの痛みが出ないことを条件とします。

届かない場合は、タオルなどを使って行います。

 

 

 

大腿四頭筋ストレッチだけでは改善しない?!

オスグットの痛みが出てくる子供は、活動的に運動などをしている場合が多いです。

四頭筋ストレッチのみでは、歩いたり走ったりする筋肉を考えると足りません。

大腿四頭筋の作用は、膝の伸展(膝を伸ばすこと)、股関節の屈曲(足を持ち上げる)です。

大腿四頭筋の中の大腿直筋は、同じような足を持ち上げる動きとして、腸腰筋があります。

腸腰筋は、体幹の筋肉でありこの動きの改善も必須となります。

 

 

総合的な施術が必要です

スポーツによって体の動かし方は様々です。

子供は体が出来上がっていないために無理な動きをしてしまったり、

ある一定の負荷をかけ続けてしまうものです。

その子の体の特徴をつかみ施術をすることで再発を防止し、

早く復帰することができます。

 

 

 

 

成長痛の対処法

2021年10月1日

「子供が理由もなく夜中から朝方痛がってるんですけど・・・・」

ひまわりにもたまに来院されます。

転んだわけでもない、激しいスポーツをしたわけでもない、痛い場所が定まらない。

でも、痛がる。

学校に行きたくないのかしら・・・・

いろいろ考えちゃいますよね。

現実にいらっしゃいます。

「成長痛です。」

はっきり言って、よくわかりません。

おそらく、ストレスです。

心のストレスや筋肉のストレス(疲れ)が痛みとして出てくるのではないかと

考えられています。

子供が成長するに当たって、いろいろな感受性が高まっていくのではないでしょうか。

大人でも心のストレスがあるのに子供にはないと言うことはないでしょう。

まず出来ることは、親御様のスキンシップではないでしょうか。

丁寧に心を込めてストレッチしてあげてもいいと思います。

マッサージをしてあげてもいいと思います。

冷やした方が気持ちいいといえばアイスノンで冷やしてみてもいいと思います。

温めた方がいいと言えば一緒にお風呂には行ってあげてもいいと思います。

まずは心のストレスを取り除くことをしてみてください。

筋肉の疲れなどは、当院にいらっしゃっていただければ優しくマッサージします。

子供に与えるストレスは環境であって親御様ではありませんので焦らなくても大丈夫ですよ。

良くなりますから。

 

 

 

成長痛ってなあに?

2021年09月30日

「成長痛」と聞くと子供が成長する際に起こるものと考える方が多いと思います。

幼児から12歳くらいに起こる症状で下肢又は四肢に症状が出るものの総称です。

 

ここで、注意するべきこと1つ目です。

成長痛は、夜間~朝方に痛みを訴え朝には痛みが消失している。

成長痛は、特徴的な患部の所見(腫れている・熱を持っている)がない。

成長痛は、痛みが長時間にわたり持続しない。(数時間以上)

 

注意するべき2つ目です。

成長痛と成長期のスポーツ障害は違います!!

・骨端症

・オスグット

・単純性股関節炎

(それぞれの症状は別でお話しします)

 

注意するべき3つ目です。

病気が潜んでいることがあります。

・ペルテス病

・化膿性股関節炎

・大腿骨頭すべり症

・下肢蜂窩織炎

・アレルギー性紫斑病

・若年性特発性関節炎

・悪性骨腫瘍

これらは、病院での受診が必要になります。

個別の症状は別で記載します。

 

成長痛・・・・・整骨院で対応

成長期のスポーツ障害・・・・・整骨院の得意分野

病気・・・・・病院へ受診

となっています。

 

 

 


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