ひまわりが教えるツボを使ったセルフケア
- 長時間のデスクワークで肩こりがひどい
- ストレスが原因で眠りが浅くなっている
- 慢性的な疲れが取れず、体がだるい
- 冷え性やむくみが気になっている
- 腰痛や首の痛みがなかなか改善しない
(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、東洋医学の知見に基づき監修しています。)
はじめに:そのつらい不調、自分の手で和らげてみませんか?
「デスクワークで肩がパンパン、夕方には頭痛が…」
「スマホの見過ぎで目が疲れて、しょぼしょぼする」
「なんだか身体が重くて、スッキリしない日が続いている…」
横須賀市にお住まいで、このような日々のちょっとした不調に悩まされてはいませんか? 薬に頼るほどではないけれど、このつらさを何とかしたい。そう感じている方は、決して少なくありません。
ご安心ください。私たちの身体には、そうした不調を自分で調整するための**「天然のスイッチ」**が、実は無数に備わっています。
それが、東洋医学の知恵の結晶である**「ツボ(経穴)」です。 このページでは、ツボの専門家である私たち横須賀市の鍼灸整骨院ひまわり**が、ツボ押しの基本から、様々な不調に効く『万能ツボ』、そしてセルフケアをより効果的にするための知識まで、体系的に分かりやすく解説します。
[基本のき] ツボって何?セルフケアを始める前に

腕のツボや筋肉にアプローチするセルフケアの様子。日頃の疲れや痛みの緩和に役立ちます。
[定義] ツボとは、身体のエネルギーが流れる「駅」
東洋医学では、私たちの身体には生命活動のエネルギーである「気(き)」と、栄養を運ぶ「血(けつ)」が流れる、目には見えない通り道**「経絡(けいらく)」**があると考えられています。
**「ツボ(経穴)」**とは、この経絡のルート上にある、特に重要なポイントのこと。
電車の路線図に例えるなら、経絡が「線路」、ツボは「駅」です。何らかの原因で気の流れが悪くなると、駅であるツボに反応(痛み、硬さ、くぼみなど)が現れます。
ツボ押しは、この流れが滞った駅(ツボ)を優しく刺激することで、線路(経絡)全体の流れをスムーズにし、身体のバランスを整えるためのスイッチを入れる行為なのです。
[基本技術] 効果を高める正しい押し方
- 強さ: **「イタ気持ちいい」**と感じるくらいの強さが最適です。「痛い!」と感じるほど強く押すと、筋肉が防御反応で硬くなってしまい逆効果です。
- 押し方: 親指の腹など、指の柔らかい部分をツボに当て、息を吐きながら3~5秒ほどかけてゆっくりと圧を加え、息を吸いながらゆっくりと離します。
- 回数: 一つのツボにつき、これを5~10回ほど気持ちよく繰り返しましょう。
[注意点] セルフケアを行う上での約束事
安全に行うために、以下の場合はツボ押しを避けてください。
- 食後すぐ、または飲酒時
- 発熱している時
- 怪我や炎症がある部位、その周辺
- 妊娠中の方(特に、合谷や三陰交など一部のツボは、専門家の指導なく強く押すことは避けてください)
[万能ツボ3選] 専門家が選ぶ、まず覚えたい基本のツボ
数あるツボの中から、まずは様々な症状に効果があり、自分で見つけやすく押しやすい「万能ツボ」を3つ、厳選してご紹介します。
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① 合谷(ごうこく):首から上の万能選手
- 場所: 手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。
- 効果: 頭痛、目の疲れ、歯の痛み、鼻づまり、肩こり、ストレス緩和など、顔や頭部の症状に絶大な効果を発揮します。全身の気の巡りを促進する、最も有名なツボの一つです。
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② 足三里(あしさんり):胃腸と元気の源
- 場所: 膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみから指4本分下がったところ。
- 効果: 胃腸の不調(胃もたれなど)、全身の疲労回復、足の疲れやむくみ、免疫力の向上など。内側からエネルギーを生み出す「元気のツボ」です。
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③ 三陰交(さんいんこう):女性の頼れる味方
- 場所: 内くるぶしの一番高いところから、指4本分上がった、すねの骨の後ろ際。
- 効果: 冷え性、生理痛、むくみなど、婦人科系の不調全般に効果的です。女性ホルモンのバランスを整えるのを助けてくれます。
[応用編] セルフケアの限界と専門家による根本改善

深い呼吸と共に体を伸ばし、心身をリフレッシュ。ひまわり鍼灸整骨院が提案する、日々のセルフケアで健康的な毎日を。
「お灸」で温める、もう一つのセルフケア
ツボを「温める」ことで、さらにセルフケアの効果を高めることができます。 最近では、ドラッグストアなどで誰でも安全に使える**「セルフ用のお灸」**が販売されています。
火を使わないタイプや香りの良いタイプなど種類も豊富です。
温熱刺激が深部までじっくりと伝わり、血行を促進させ、筋肉の緊張を和らげます。特に、足三里や三陰交といった足のツボは、お灸でのケアにぴったりです。
なぜ専門家の施術が必要なのか?
セルフケアは素晴らしい健康法ですが、それだけでは改善しない不調もあります。専門家による施術には、セルフケアにはない大きなメリットがあります。
- 的確な原因分析(見立て): 私たちは、あなたの不調の根本原因がどこにあるのかを、身体全体の状態から的確に見極めます。例えば、あなたの肩こりの原因は、実は骨盤の歪みにあるかもしれません。
- オーダーメイドのツボ選び: 全身に361以上あるツボの中から、今のあなたの体質や症状に最も適したツボの組み合わせを選び出し、施術効果を最大限に高めます。
- 深層へのアプローチ: **鍼(はり)**を使えば、指では届かない身体の深層部にある硬くなった筋肉やツボに、ピンポイントで直接アプローチすることが可能です。
[FAQ] ツボに関するよくあるご質問
- Q1: どのくらいの頻度で押せばいいですか?
- A1: 日々の健康維持のためであれば、朝晩の1~2回、リラックスしている時に行うのがおすすめです。症状が出ている時は、つらいと感じた時に適宜刺激してみてください。
- Q2: 強く押せば押すほど効きますか?
- A2: いいえ、逆効果になることもあります。強すぎる刺激は、筋肉の防御反応を招き、かえって組織を硬くしてしまいます。「イタ気持ちいい」が最適な強さです。
- Q3: 慢性的な症状もセルフケアだけで治りますか?
- A3: セルフケアは、症状の緩和や日々のコンディショニングに非常に有効です。しかし、長年の慢性的な症状は、体質そのものにアプローチする専門家の施術と組み合わせることで、初めて根本的な改善が期待できます。このような体質改善を目的とした施術は、一般的に自費施術となります。
横須賀市で、ご自身の身体と向き合い、根本から健康になりたいと願う方は、ぜひ一度、鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。