冷え性 三陰交
- 足先が冷えて眠れない夜が続いている
- いつも手足が冷たく感じて辛い
- 冷え性で体がだるく感じることが多い
- 冷え性によるむくみが気になっている
- 慢性的な疲れと冷えが取れない

足元の「冷え性」には、東洋医学で重要なツボとされる「三陰交」へのアプローチがおすすめです。ふくらはぎの内側を優しく刺激して、足元から温めましょう。
(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、東洋医学の知見に基づき監修しています。)
はじめに:そのつらい不調、「冷え」が原因かもしれません
「夏なのに、オフィスや電車の冷房で手足はいつも冷え切っている…」
「夕方になると足がパンパンにむくんで、靴がきつく感じる」
「毎月の生理痛がひどくて、痛み止めが手放せない」
横須賀市にお住まいで、このような女性特有ともいえる不調にお悩みではありませんか? その様々な症状の背景には、**「冷え」**という共通の原因が隠れているかもしれません。
東洋医学では、「冷えは万病の元」と言われ、血行不良やエネルギーの滞りが、身体全体のバランスを崩す引き金になると考えられています。
しかし、ご安心ください。私たちの身体には、そんな女性の様々な不調に寄り添い、優しく働きかけてくれる、古くから伝わる万能のツボが存在します。それが、**「三陰交(さんいんこう)」**です。
このページでは、なぜ「三陰交」が女性の頼れる味方と呼ばれるのか、その理由と冷え性への効果、ご自身でできる的確なセルフケア方法、そして根本的な体質改善を目指す当院の専門的なアプローチについて、体系的に解説します。
[東洋医学の視点] なぜ「冷え」は女性の不調につながるのか?

「冷え性の種類」は様々です。「下半身冷え性」や「末端冷え性」など、ご自身の冷えのタイプに合わせたケアが重要です。三陰交などのツボ刺激も有効な場合があります。
[定義] 「冷え性」とは血行不良のサイン
「冷え性」とは、単に寒がりという体質ではなく、血行が悪化し、身体の隅々まで温かい血液が巡らなくなっている状態を指します。特に、心臓から最も遠い手足の末端で起こりやすくなります。 この血行不良は、身体に様々な不調をもたらします。
- 婦人科系のトラブル: 生理痛、生理不順、PMS(月経前症候群)の悪化
- 美容面での悩み: 足のむくみ、肌荒れ、くすみ
- 全身の不調: 慢性的な肩こり・頭痛、疲労感、不眠
[原因] 女性が冷えやすい3つの理由
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筋肉量の少なさ
- 身体の熱を産生する最大の器官は筋肉です。女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、熱を生み出す力が弱く、冷えやすい傾向にあります。
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女性ホルモンの影響
- 月経や妊娠・出産、更年期といったライフステージで、女性ホルモンのバランスは常に変動しています。このホルモンの変動が自律神経の働きに影響を与え、血管の収縮・拡張のコントロールを乱し、血行不良や冷えを招きます。
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皮下脂肪の多さ
- 皮下脂肪は一度冷えるとなかなか温まりにくい性質を持っています。これが、下腹部やお尻周りの冷えの一因となります。
[セルフケア実践] 女性の三宝、万能ツボ「三陰交」

「冷え性」のお悩みには、足の「三陰交」などへのツボ刺激がおすすめです。皮膚に貼るタイプの小さな鍼(置き鍼や円皮鍼)で、持続的にツボを刺激し、足元から温めていきましょう。
[解説] 三陰交(さんいんこう)とは?
三陰交は、数あるツボの中でも**「婦人科系の疾患の要穴」として、古くから非常に重要視されてきたツボです。 その名の通り、内くるぶしから上がってくる3つの「陰」の経絡(脾経・肝経・腎経)が、この場所で交わります。これらの経絡は、それぞれ消化器系(エネルギー生成)**、血液やホルモン、生命エネルギーといった、女性の健康に深く関わる働きを担っています。 そのため、三陰交を一つ刺激するだけで、これら3つのルートに同時に働きかけ、幅広い不調の改善が期待できるのです。
[探し方] 簡単!三陰交の位置と押し方
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場所
- まず、足の内くるぶしの一番高いところに、ご自身の小指を置きます。
- そこから、人差し指・中指・薬指・小指の指4本を揃えた幅の分だけ、すねの骨(脛骨)に沿って上がったところにあります。骨のすぐ後ろの、押すと少しズーンと響くような感覚がある場所が三陰交です。
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押し方
- 親指の腹をツボに当て、息を吐きながら「イタ気持ちいい」と感じる強さで5秒ほどゆっくり圧をかけます。息を吸いながらゆっくり離し、これを数回繰り返しましょう。
[応用] お灸で温めるのが最も効果的
冷え性や生理痛の改善のためには、三陰交を指で押すだけでなく、「お灸」で温めるのが非常に効果的です。 温熱刺激が深部までじっくりと伝わり、足元から全身の血行を促進します。市販の安全なセルフお灸も活用してみましょう。
[注意] 妊娠中の方は刺激を避けて
三陰交は、子宮の収縮に影響を与えることがあるため、妊娠中の方、またはその可能性のある方は、専門家の指導なくこのツボを強く刺激することは避けてください。
[専門施術] セルフケアで改善しない「冷え」は根本から

足元の「冷え性」には、東洋医学の「鍼施術」も有効です。特に「三陰交」のツボにアプローチすることで、体の内側から温め、体質改善を目指します。
なぜ専門家の施術が必要なのか?
三陰交のセルフケアは非常に有効ですが、長年の頑固な冷え性は、より根深い体質のアンバランスが原因です。
私たち専門家は、あなたの冷え性の根本原因が、消化器系の弱さ(脾虚)なのか、生命エネルギーの不足(腎虚)なのか、あるいはストレスによる気の滞り(気滞)なのかを的確に見極め、あなただけのオーダーメイドの施術を行います。
ひまわり式「温活」根本改善プログラム
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鍼灸(しんきゅう)施術
- 「三陰交」はもちろん、お腹や腰、背中にあるツボを鍼やお灸で優しく刺激し、全身の血行を促進させ、自律神経とホルモンのバランスを整えます。内臓の働きも活性化させ、身体が内側から熱を生み出せるように導きます。
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骨盤矯正(トムソンテーブル)
- 骨盤内の血流の滞りは、婦人科系の不調や下半身の冷えに直結します。当院ではトムソンテーブルを用いた優しい骨格調整で骨盤の歪みを整え、内側から温まりやすい身体の土台を作ります。
[FAQ] 冷え性とツボに関するよくあるご質問
- Q1: どのくらいで効果が出ますか?
- A1: セルフケアはその日のうちに温かさを実感できることもあります。根本的な体質改善には、数週間~数ヶ月の継続的なケア(ご自身のセルフケアと専門施術の組み合わせ)が理想的です。
- Q2: 施術に保険は使えますか?
- A2: 「冷え性」という症状だけでは健康保険の適用にはならず、自費施術となります。ただし、それに伴う「神経痛」や「腰痛症」などで医師の同意書があれば、鍼灸施術に保険を適用できる場合があります。
- Q3: 男性でも効果はありますか?
- A3: もちろんです。三陰交は「女性のツボ」として有名ですが、男性の胃腸の不調や、下半身の冷え、むくみ、疲労回復にも大変効果的です。
横須賀市で、長年の冷え性から解放され、心も身体もポカポカな毎日を送りたいと願う方は、ぜひ一度、鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。