吐き気やむかつき 内関
- とにかく気持ちが悪い
- 食後に胸がむかつくことが多い
- 妊娠中のつわりがつらい
- ストレスで胃の不調が続く
- 緊張で気持ち悪くなることがある
(本ページは、国家資格を保有する柔道整復師・鍼灸師が、東洋医学の知見に基づき監修しています。)
はじめに:突然の「吐き気」、どうにもできないと諦めていませんか?
「バスや電車に乗ると、すぐに気分が悪くなってしまう…」
「つわりで、食べ物の匂いだけでも吐き気がこみ上げてくる」
「飲み会の翌朝、ひどい二日酔いで、胃のむかつきが治まらない」
横須賀市にお住まいで、このような様々な原因による「吐き気」や「むかつき」に、急に襲われてお困りではないでしょうか。
この不快な症状は、胃腸の問題だけでなく、三半規管の乱れや、ホルモンバランス、精神的なストレスなど、複雑な要因が絡み合って発生します。
そんな時、あなたの腕に、そのつらい症状を鎮めてくれる心強い味方となるツボがあるのをご存知ですか?
それが、乗り物酔いをはじめとする、あらゆる吐き気の特効ツボとして世界的に知られる**「内関(ないかん)」**です。
このページでは、なぜ「内関」が様々な吐き気に効くのか、その理由とご自身でできる的確なセルフケア方法、そして根本的な体質改善を目指す専門的なアプローチについて詳しくご紹介します。
[万能ツボ] なぜ「内関」は様々な吐き気に効くのか?

胃の不調による「吐き気やむかつき」には、手首の「内関(ないかん)」へのアプローチが有効です。正しいツボの位置を把握して、セルフケアを行いましょう。
[東洋医学の視点] 心と胃をつなぐ重要なツボ
内関は、手首にある「心包経(しんぽうけい)」という経絡に属するツボです。
「心包」とは、心臓を包み、その働きを助ける重要な役割を担っており、精神活動や感情のコントロールと深く関わります。
東洋医学では、精神的なストレスが胃腸の働きを乱す(気滞)と考えられており、内関はこの「心(精神)」と「胃(消化器)」のつながりを調整する要となります。
内関を刺激することで、精神的な緊張が緩和し、胸から腹部にかけての気の流れがスムーズになり、胃の不快な突き上げ(気逆)を鎮めることができます。
[現代医学の視点] 科学的にも注目される効果
内関は、数あるツボの中でも、その効果が科学的に最も研究されているツボの一つです。
内関への刺激が、脳幹にある嘔吐中枢の働きを抑制することや、自律神経のバランスを整えることなどが研究で示唆されており、医療の現場でも、手術後の吐き気や化学療法の副作用の緩和などに、鍼治療や指圧が応用されています。
[実践セルフケア] いつでもどこでも!「内関」の押し方

胃の不調による「吐き気やむかつき」には、手首の「内関(ないかん)」へのセルフケアがおすすめです。日常生活で手軽にツボを刺激し、不快感を和らげましょう。
正確な位置の見つけ方
内関は、手首の内側にあり、誰でも簡単に見つけることができます。
- 手のひらを上に向け、手首の一番太いしわに、反対側の手の人差し指・中指・薬指の3本を揃えて置きます。
- 3本指を置いた、その人差し指のすぐ下に、**2本の太いスジ(腱)**があります。
- その2本のスジの真ん中が「内関」です。押すと少しズーンと響くような感覚があります。
効果的な刺激の仕方
気分が悪くなった時、または乗り物に乗る前などに、以下の方法で刺激してみてください。
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押し方: 反対側の親指の腹をツボに当て、少し「イタ気持ちいい」と感じる程度の強さで、息を吐きながら5秒ほどゆっくり押し込みます。これを数回繰り返しましょう。持続的にゆっくり圧をかけるのがポイントです。
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酔い止めバンドの活用: 市販されている「酔い止めバンド(リストバンド)」は、この内関のツボを継続的に刺激することで効果を発揮する仕組みです。乗り物酔いが心配な方は、予め装着しておくのがおすすめです。
こんな時に押してみよう!内関が効くシーン
- 乗り物酔い(バス、電車、船、車など)
- つわり(悪阻)
- 二日酔いによる吐き気・むかつき
- ストレスや不安、緊張による吐き気
- 食べ過ぎによる胃のむかつき
- 胸のつかえ感、動悸
[根本改善] 繰り返す不調は、身体のバランスを整えるサイン

ストレスが原因で「吐き気やむかつき」を感じることはありませんか?「RELAX」できる時間を持ち、手首の「内関」など、自律神経を整えるツボへのアプローチもおすすめです。
セルフケアと専門施術の違い
内関のツボ押しは、急な吐き気に対する「応急処置」として非常に優れています。
しかし、吐き気やむかつきを慢性的に繰り返している場合、それはあなたの身体が「バランスを崩している」という根本的なサインです。
私たち専門家は、なぜあなたの気の流れが乱れやすいのか、その根本原因(自律神経の乱れ、消化器系の弱り、骨格の歪みなど)を的確に見極め、体質そのものにアプローチすることができます。
ひまわり式「心と胃腸」を整える根本アプローチ
当院では、繰り返す吐き気や胃の不調に対し、その場しのぎではない根本改善を目指します。
- 鍼灸(しんきゅう)施術: 「内関」はもちろん、お腹の「中脘」や足の「足三里」など、あなたの体質に合わせて全身のツボを組み合わせ、気の流れを根本から整えます。特に、自律神経のバランスを整える鍼灸施術は、ストレス性の不調に高い効果を発揮します。
- 骨格調整: 猫背やストレートネックといった姿勢の乱れは、胸郭を圧迫し、呼吸を浅くして自律神経の乱れを助長します。トムソンテーブルを用いた優しい骨格調整で、身体の構造から気の流れやすい環境を整えます。
[FAQ] 吐き気に関するよくあるご質問
- Q1: 胃の不調には「中脘」と「内関」、どちらを使えばいいですか?
- A1: 胃もたれや膨満感など、胃そのものに不快感がある場合は、まずお腹の「中脘」を温めたり押したりするのがおすすめです。乗り物酔いや二日酔い、精神的な要因など、こみ上げてくるような吐き気には、手首の「内関」がより効果的です。両方使うのも大変良い方法です。
- Q2: 施術に保険は使えますか?
- A2: 乗り物酔いや二日酔い、慢性的な吐き気といった症状は、基本的に体質改善を目的とした自費施術となります。まずは一度、ご自身の症状についてお気軽にご相談ください。
横須賀市で、繰り返す吐き気や乗り物酔いなどにお悩みの方は、あきらめる前に、ぜひ一度、鍼灸整骨院ひまわりにご相談ください。